2019年10月20日更新
iPhoneのLive Photos(ライブフォト)の撮影・編集方法!メリットや簡単な加工方法を解説!
今回はiPhoneのLive Photosの撮影・編集方法についてご説明していきます。また、Live Photosを利用するメリットやデメリット、画像の加工方法についてご説明していきます。是非、この記事を参考にLive Photosを利用してみてください。
目次
- 1iPhoneのLive Photos(ライブフォト)とは
- ・Live Photosとは
- ・特徴
- 2Live Photosの撮影方法
- ・撮影手順
- ・撮影した写真を確認する
- 3Live Photosの編集機能の使い方
- ・キー写真を別のコマにする
- ・色味を自動補正する
- ・回転・トリミング・画像サイズを変更する
- ・色調を変更する
- ・明るさ・コントラストを変更する
- ・手書き入力する
- ・静止画で保存する
- ・音声を解除する
- ・エフェクトを加える
- ・壁紙に設定する
- 4Live Photosのメリット・デメリット
- ・メリット
- ・デメリット
- 5Live Photosをさらに使いこなすためのポイント
- ・データ容量の節約方法
- ・共有する方法
- 6Live Photosで撮影してみよう!
iPhoneのLive Photos(ライブフォト)とは
今回はiPhoneのLive Photos(ライブフォト)についてご紹介していきます。Live PhotosとはApple独自の機能となっており、iPhoneやiPad、MacbookなどのAppleの製品で利用出来ます。
Live Photosとは
Live Photosとは通常のカメラとは違い、iPhoneのシャッターを切った前後1.5秒を映像として記録する機能です。通常の写真では静止画を残すことしかできませんが、Live Photosを有効にしているとカメラのシャッターを切る前後のしぐさや音声が記録され、その時の雰囲気を残せます。
Live Photosを撮影できる端末
Live Photosに対応している端末をご紹介します。
iPhoneのバージョン |
iPhone XS/XS Max |
iPhone XR |
iPhone X |
iPhone 8/8 Plus |
iPhone 7/7 Plus |
iPhone 6s/6s Plus |
iPhone SE |
これらのiPhoneのバージョンがLive Photosを撮影できる端末となっています。
特徴
iPhoneのLive Photosの特徴についていくつかご紹介していきます。
映像と音声が保存される
Live Photosの一つ目の特徴はシャッターを切る前後1.5秒の合計3秒間の映像と音声を保存出来ます。Live Photosの撮影は通常の写真の撮影方法と同じでシャッターボタンを押すだけで撮影出来ます。但し、Live Photosは映像として記録されるのでシャッターボタンを押すときはしっかりiPhoneを固定しておく必要があります。
壁紙設定できる
Live Photosの二つ目の特徴はLive Photosで撮影した写真をiPhoneの壁紙として設定出来ます。Live Photosの写真を設定した場合、ロック画面などで写真をタップすると壁紙が動きます。
共有ができる
Live Photosの三つ目の特徴は他の端末で共有出来る点です。iOS9/OSX El Capitan以降の端末であると共有出来ます。iMessageやiCloud共有、AirDropなどを利用することで共有できます。iPadやMacなどでも再生出来ます。
Live Photosの撮影方法
ここからLive Photosの撮影方法をご紹介していきます。Live Photosの撮影方法は至って簡単です。
撮影手順
Live Photosで撮影するための手順は以下になります。まずはカメラアプリを起動してください。
起動したカメラアプリが「写真」モードになっていることを確認してください。そして画面上部に配置されている◎が黄色になっていることを確認してください。黄色になっていればタップして有効にしてください。
その状態でシャッターを切ると、撮影を行ってくれます。通常の写真を撮影するときの音より音声が小さくなっているので、あまり音が響くことはありません。Live Photosではなく通常の写真を撮影する場合には、画面上部の◎をタップしてLive Photosを無効にしてください。
撮影した写真を確認する
Live Photosで撮影した写真の確認方法は次のようになります。まずは写真アプリを開いて写真タブを選択して下さい。Live Photosで撮影した写真を選択して、画面を強めに長押しすると写真が動き出します。
Live Photosの編集機能の使い方
ここからはLive Photosの編集機能の使い方についてご紹介していきます。Live Photosには編集するための様々な機能を持っています。それぞれの使い方をご紹介していきます。
キー写真を別のコマにする
一つ目の編集機能はキー写真を別のコマにすることです。写真アプリを開いた時に表示される「キー写真」をLive Photosのお気に入りのコマに変更出来ます。
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 右上に配置されている「編集」をタップしてください
- 写真のスライダーバーから変更したい一コマを選択してください
- 「キー写真に設定」をタップしてください
上記の手順でキー写真を別のコマに変更出来ます。キー写真を別のコマにする編集機能の使い方は以上です。
色味を自動補正する
二つ目の編集機能は自動補正機能です。自動補正機能はLive Photosの色味をiPhoneが自動的にきれいになるように調整してくれる機能です。
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 右上に配置されている「編集」をタップしてください
- 右上に配置されている「自動補正」のアイコンをタップしてください
「自動補正」をタップするだけで簡単に自動補正が出来ます。細かな調整はすることはできませんが、1タップで補正してくれるので便利な機能となっています。色味を自動補正する編集機能の使い方は以上です。
回転・トリミング・画像サイズを変更する
三つ目の編集機能は回転やトリミング、サイズの変更です。画像編集の基本的な操作になります。
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 右上に配置されている「編集」をタップしてください
- 下部に配置されている四角形の回転しているアイコンをタップしてください
ここからそれぞれで手順が少し変わります。
- トリミング
- 回転
- サイズの変更
回転・トリミング・画像サイズを変更する編集機能の使い方は以上です。
色調を変更する
四つ目の編集機能は色調の変更です。フィルターを用いることで色調を変更出来ます。
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 下部に配置されている丸が三角形の形をしているアイコンをタップしてください
フィルター一覧 |
ビビッド |
ビビッド(暖かい) |
ビビッド(冷たい) |
ドラマチック |
ドラマチック(暖かい) |
ドラマチック(冷たい) |
モノ |
シルバートーン |
ノアール |
色調を変更する編集機能の使い方は以上です。
明るさ・コントラストを変更する
五つ目の編集機能は明るさやコントラストの変更です。画像の色彩を細かく設定したい場合には明るさやコントラストを調整します。
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 下部に配置されている太陽のアイコンをタップしてください
調整できる項目一覧 | |
ライト | ブリリアンス |
露出 | |
ハイライト | |
シャドウ | |
明るさ | |
コントラスト | |
ブラックポイント | |
カラー | 彩度 |
コントラスト | |
キャスト | |
白黒 | 強度 |
中間 | |
諧調 | |
グレイン |
明るさ・コントラストを変更する編集機能の使い方は以上です。
手書き入力する
六つ目の編集機能は手書き入力です。マークアップと呼ばれ、画像にペンで書き込みができる機能です。但し、この機能を使うとLive Photosがオフになるので注意してください。
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 下部に配置されている「...」のアイコンをタップしてください
- 「マークアップはLive Photosをオフにします」と注意表示されるのでOKしてください
様々な種類のペンが用意されているので、気に入ったペンで書き込みをしてみてください。書き込みが終わると「完了」ボタンで終了出来ます。手書き入力する編集機能の使い方は以上です。
静止画で保存する
七つ目はLive Photosを静止画に変更する編集です。Live Photosのエフェクトを解除して静止画として保存できます。
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 右上に配置されている「編集」をタップしてください
- 画像の上部に配置された「◎」アイコンをタップしてください
「◎」のアイコンがオフの表示になっていれば、静止画になっています。元々のLive Photosに戻したい場合は再度、アイコンをタップするとLive Photosに戻ります。静止画で保存する方法は以上です。
音声を解除する
八つ目はLive Photosの音声を解除する編集です。動きは残しつつ音声のみを解除する機能となります。
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 右上に配置されている「編集」をタップしてください
- 左上に配置されているスピーカーのアイコンをタップしてください
最後にチェックマークをタップして完了です。元々の音声付きのLive Photosに戻す場合には、同じ手順でスピーカーのアイコンをタップして保存してください。音声を解除する編集機能の使い方は以上です。
エフェクトを加える
九つ目はLive Photosの画像にエフェクトを追加する機能です。エフェクトは次の3種類が用意されています。
エフェクト種類 | 説明 |
ループ | 繰り返し再生する |
バウンス | 再生と逆再生を繰り返す |
長時間露光 | 撮影中に動いているものの軌跡を残す |
- 写真アプリから変更したいLive Photosを表示します
- 画像を上にスワイプして下さい
- エフェクト欄から「ループ」「バウンス」「長時間露光」から選択して下さい
エフェクトを追加する編集機能の使い方は以上です。
壁紙に設定する
最後はLive Photosの画像を壁紙にする機能です。Live Photosは静止画と同様に壁紙に設定ができて、壁紙でも再生出来ます。
- 設定 > 壁紙 > 壁紙を選択 > Live Photos と選択して下さい
- 壁紙に設定するLive Photosを選択して、「設定」をタップして下さい
- 「ロック中の画面に設定」を選択して下さい
Live Photosのメリット・デメリット
ここからはLive Photosのメリット、デメリットをご紹介していきます。
メリット
カメラのシャッター音が小さい
一つ目のメリットはライブフォトで写真を撮影する時のシャッター音が小さくなることです。日本で取り扱われているiPhoneは音量を消音にしてカメラを撮影しても、必ず音が鳴るように設定されています。海外のiPhoneであれば、音はなりませんが日本のものは鳴るようになっています。
しかし、ライブフォトを有効にすると通常のシャッター音が「ポコッ」といった控えめな小さな音になります。
撮影前後の動画になっている
二つ目のメリットはライブフォトを有効にすると、シャッターを押した前後1.5秒間を動画として撮影していることです。動いているものを撮影しているとき、上手く撮影したつもりでもタイミングが少しずれてしまったり、ピントがずれるといったことが起こります。しかし、ライブフォトならば、よりいい写真が取れている可能性が高くなるのが良い点です。
Live Photos画像を待ち受け画面にできる
三つ目のメリットはライブフォトの画像を待ち受け画面に設定できる点です。ライブフォトを待ち受け画面にすると画面に表示されたライブフォトをタップするとライブフォトの動画が再生されます。ライブフォトの待ち受けにすることによって動きのある楽しい待ち受け画面となります。
デメリット
続いては、Live Photosのデメリットをご紹介していきます。
通常の倍の容量を消費する
ライブフォトで撮影をすると、静止画としてファイルが保存されると共に、MOV形式の動画も同時に保存されます。つまりiPhoneの容量を通常の倍消費していることになります。
32GBや64GB等の容量であれば、ライブフォトで撮影をしているとすぐにiPhoneの容量が無くなってしまう可能性があるので注意してください。
連写機能と同時に使えない
通常のカメラアプリだとシャッターボタンを長押しすることで写真が何枚も撮影される連射機能が有効になります。ライブフォトでは連射機能との併用が出来ずに、ライブフォトを有効のままシャッターボタンを長押しすると、連射機能が優先されてライブフォトが無効となってしまうので、注意してください。
動画だけで保存できない
ライブフォトはあくまでカメラ機能であるために、静止画は不要だから静止画のみを削除したいと思っても静止画のみを削除することはできません。ですので、何にでもライブフォトで撮影するのではなく、場合によっては動画機能を用いて撮影した方が良いこともありますので、注意してください。
静止画からLive動画にできない
ライブフォトから静止画を抜き出すことは出来ますが、静止画からライブフォトにすることはできないので注意してください。これは元々がライブフォトの写真であっても同様です。元ファイルであるライブフォトが削除されている場合は、動画を再生出来なくなるので、復元できません。ライブフォトで削除する場合には注意してください。
Live Photosをさらに使いこなすためのポイント
ここからはLive Photosをより使いこなすための使い方をご紹介していきます。
データ容量の節約方法
デメリットでも挙げましたが、Live Photosで撮影するとシャッター前後の映像を保存するために通常の静止画よりもデータの容量を消費してしまいます。そこでデータの容量を節約する方法をご説明します。
静止画として切り出す
一つ目はLive Photosを静止画として保存する事です。静止画として保存する事で通常の静止画のデータ容量で消費を抑えられます。
カメラ起動時はLive Photosをオフにしておく
二つ目はカメラ起動時のLive Photosはオフにしておくことです。iPhone6s以降はカメラ起動時の初期設定は有効に設定されています。しかし、Live Photosを使いたいときだけ有効にして、普段は通常のカメラで撮影といった切替えが出来ます。
共有する方法
綺麗に撮影できたLive Photosは友達など周りの人たちに見せたくなるのではないでしょうか。Live Photosも以下の二つの方法で共有する事が出来ます。但し、どちらの方法を用いても受け手がLive Photosを再生できるApple製品であることが前提ですので注意してください。
iMesssageで共有する
一つ目はiMesssageを使って共有する方法です。iMesssageとは電話番号を用いたメッセージアプリです。SMSが利用できる端末であれば送信する事が出来ます。但し、Live Photosは送信先がiPhoneでなければ再生ができないので注意してください。Androidの場合だと通常の静止画となってしまいます。
AirDropで共有する
二つ目はAirDropを使って共有する方法です。AirDropとはApple製品間で、ファイルを送受信出来る機能です。AirDropは無線での通信を行うために、それぞれの端末が近くにある状態で共有する必要があります。
Live Photosで撮影してみよう!
Live Photosの撮影方法や編集方法及びメリット・デメリットについてご紹介してきました。Live Photosは通常のカメラで撮影するのと比べ、映像として残せるので、撮影時の雰囲気などが感じることができるのがとても良いところです。Live Photosで撮影してどんどん思い出を残していきましょう。