2019年09月19日更新
PayPal(ペイパル)のレートは高い!為替手数料を安く節約する方法を解説
PayPalは特に海外と取引をしている人にとっては、送金や支払いに便利なWebサービスですが、為替レートの換算手数料が高いという問題があります。この記事ではPayPalの通貨レートの換算手数料を節約する方法について詳しく解説します。
目次
PayPalの通貨レート換算手数料が高い?!
支払いや送金にとても便利なPayPalですが、海外との取引に使うと通貨の為替レートの換算手数料が高くつくといわれています。この記事ではPayPalの通貨換算手数料がどのくらいかかるものなのか、節約する方法は何かないのか、ということについて詳しく見ていきましょう。
ペイパルは海外送金や海外仕入れの決済に便利!
PayPalはインターネット上で決済ができるWebサービスです。インターネットを利用して送金できるサービスとしては老舗に入るもので、1998年にはサービスを開始していました。現在は様々な決済サービスが登場していますが、日本国内では特に海外への送金や、海外仕入れでの支払いに利用するのにとても便利だということで活用している人も多いサービスです。
海外仕入れの支払いや海外送金サービスでは、言葉の壁や商業習慣の違いなどから国内での取引では起こらないような驚くべきトラブルが起こりがちです。しかし、PayPalを決済方法として利用することで、安心に安全に取引を進められることから、現在では国内での取引だけではなく、海外での取引で利用する人が増えています。
為替レートの換算手数料が高すぎる!
海外との取引にとても便利なPayPalですが、一つだけ大きなデメリットがあります。それは為替レートの通貨換算手数料が高すぎるというものです。PayPalでは通貨の種類によって変わりますが、大体3.5%から4%の為替レートの換算手数料が必要になります。
クレジットカードの手数料が1.6%から2.3%なので2倍以上の手数料が必要になるということです。100ドルのものをeBayで購入したら、クレジットカード決済が使えるのなら102ドル前後で済むものを、PayPalで決済したら103ドルから104ドルかかってしまうということです。
個人でたまに購入する分には気にならない価格差かもしれませんが、大量に仕入れをする人にとっては1ドル、2ドルの差が結果的に大きな差になって跳ね返ってきます。この記事でPayPalの為替レートの換算手数料を節約する方法を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
PayPalのレート換算手数料を節約する方法は2つ
PayPalで為替レートの換算手数料を節約する方法には2つの方法があります。まずはどのような方法があるのか解説します。
クレジットカード会社の通貨換算レートを使う
PayPalで支払いをするときには支払いオプションを選ぶことができます。支払いオプションからPayPalの通貨換算レートではなく、決済に利用するクレジットカードの通貨換算レートを選択することで、ペイパルの高い通貨換算レートではなく、もっと安いクレジットカードの通貨換算レートを適用することができます。
PayPalでの決済で手数料を節約したい場合には、こちらの支払いオプションを利用する方法を選ぶことをお勧めします。
手数料の安い送金サービスを使う
ペイパルでの支払いにこだわらないのであれば、手数料の安い送金サービスを選ぶこともおすすめします。送金サービスの中で最も世界的に信用されていて有名なものはPayPalですが、海外への送金や支払いに利用できる送金サービスはほかにもあります。
中にはPayPalよりも安い手数料で決済できる場合もあるので、PayPalにこだわりがないのであれば、ほかの送金サービスの利用も考えましょう。
PayPalのレート換算手数料を節約しよう【クレジットカードを利用】
PayPalの高いレート換算手数料を節約する方法を具体的に見ていきましょう。まずはペイパルでの支払いの支払いオプションでクレジットカードのレート換算手数料を利用する方法について解説します。
手順
具体的な手順についてみていきましょう。今回はeBayでお買い物をした場合の決済方法についてみていきます。
支払い画面で支払いオプションを選ぶ
支払い画面でPayPalを選択します。PayPalが選択できたら支払いオプションのリンクが出てくるのでそちらをクリックします。
クレジットカードの為替レートを選択
決済するときの為替レートが日本円で表示されています。こちらのレートをクリックします。
日本円(JPY)とアメリカドル(USD)を選択できるので「USD」にチェックを入れて「USDで続行する」をクリックします。これで為替レートの換算手数料はペイパルの高いレートではなくて、クレジットカード会社の手数料で換算されます。
注意点
この方法にはいくつか注意点があります。タイミングを間違えると、PayPalの手数料よりも支払いオプションでレートを選んだ場合の方が高い手数料になってしまうこともあり得るので注意しましょう。
ブランドと発行会社の両方の手数料が上乗せされる
クレジットカード会社の手数料というのは、クレジットカード会社の国際ブランドと、クレジットカード会社を発行している会社の両方の手数料が上乗せされます。PayPalの決済では主要なクレジットカードブランドが利用できますが、例えばVisaやMastercardのブランドが付いていても、VisaやMastercardが発行していないクレジットカードもあります。
例えばVisaの付いているYahoo!カードや楽天カードなどです。現在国内で発行されているクレジットカードには、主要な国際ブランドが付いていますが、発行元は違います。この場合にはブランドと発行会社の両方の手数料が上乗せされるので、実際の手数料は2倍近くになります。
両社の手数料が1.6%であった場合には、合計で3.2%でPayPalの手数料よりも安くなります。2.3%だった場合には合計で4.6%になりPayPalの手数料よりもオプションを選ぶと高い手数料になってしまいます。クレジットカードの手数料がどのように計算されるのかは、お手持ちのクレジットカード会社に問い合わせるなどして事前に調べておきましょう。
適用されるレートは支払いをした日のレートではない
支払いオプションでその国の通貨での決済を選択した場合には、為替レートにも気を付けなければいけません。為替レートによっては高い手数料でも日本円での決済の方がお得になる場合もあります。しかし、ここで注意しなくてはいけない点は、適用されるレートはなぜかその日のレートではないという点です。
理由はわかりませんが、2日か3日たってからのレートが適用されます。為替相場がある程度安定している時なら大丈夫でしょうが、乱高下しているときには支払いオプションを利用することで、かえって高い金額を支払わなくてはいけなくなる可能性もあるので注意しましょう。
PayPalのレート換算手数料を節約しよう【ほかのサービスを使う】
PayPalのレート換算手数料を節約する方法では、PayPalではないほかのサービスを利用するという方法もあります。
TransferWiseがおすすめ
eBayでは利用できませんが、海外送金の為替レートの換算手数料を節約したいのなら、TransferWiseという送金サービスがおすすめです。銀行口座を登録できる海外の通販サイトで利用できます。
送金するときの手数料が送金額の1%に抑えられるのがこちらのサービスです。どうしてそのような安い手数料で済ませられるのかというと国内送金を活用するという画期的な仕組みを構築したためです。その死君はこちらの動画でご覧ください。
海外送金の手数料を安くしたいと考えているのであれば、ぜひTransferWiseの活用も検討してみましょう。
PayPalのレート換算手数料はできるだけ節約しよう!
この記事ではPayPalの為替レートの換算手数料がどのくらい高いのかということと、手数料を節約する方法についてみてきました。手数料は1万円程度のお買い物で100円か200円の違いになってきますが、金額が大きくなればなるほどやはりかなり大きな差になってしまいます。
PayPalは確かにほかの決済サービスと比べると安心感があって信頼性の高いサービスです。しかし、少し手間をかけるだけでコンマいくつでも節約できる方法があるのなら、少しでも節約したほうがいいのは言うまでもありません。ぜひご紹介した方法を使って、少しでも安くしていきましょう。