2019年06月10日更新
iPhoneの音が出ない・鳴らない・聞こえない原因と9つの対処法を解説!
ある日iPhoneスマートフォンから音が出ないことに気が付き、慌てたことありますか?電話着信やメール着信に気づかないということは現代人では大変なことです。本記事でiPhoneの音が出ない原因と対処法について理解を深めましょう。
目次
iPhoneの音が出ない時は設定を確認しよう
長年スマートフォンを使用して、iPhoneの音が鳴らないで失敗した経験は、どなたも一度や二度はあると思われます。”スマホから音が出ない、聞こえない、原因を探る”本記事では音が出ない状況に悩まされるスマホ初心者を対象に、簡単な設定から、「iPhoneの初期化」まで詳しく解説します。
音量の設定
スマートフォンを日頃、使用して音が出ない、音量が足りない、聞こえない、と感じるときは、ままあります。しかし、多くの場合、音量ボタンを元に戻さなかったままであることが多いようです。音が出ないと感じたら、まず落ち着いて音量スイッチを調節してみましょう。
iPhoneで音が出ない時、まず確かめておきたいのが、音量ボタンです。本体左上のふちにあり、一番上は「マナーモード」用のサイレントスイッチで、下のふたつが音量増減用ボタンです。交互に押してみて音が出ないか、確かめてください。
これで音が出ないときは、指でボタンが押せるか、埋没していないか、がたがたしていないか注意深く点検します。音が出ない場合でも、ボタン自体に物理的異常がないようでしたら、音量ボタンに関する「設定」を見直します。
- 音量ボタンに関連する「サウンド」の設定をチェックします。
iPhoneの「ホーム画面」から「設定」をタップします。
- 「サウンド」を選択タップします。
上記の図を注目してください。ボリュームのスライダが「小」「ボタンで変更」がOFFになっており、音量ボタンで音量を調節できないようになっています。つぎのように設定を変えてください。
「ボタンで変更」を「ON」にします。これでスライダをスライドするか音量ボタンの操作で音が出るようになります。
マナーモード・おやすみモードの設定
音が出ない、聞こえない原因として次にチェックしていただきたいのが「マナーモード」です、ついうっかり解除し忘れ、という方が多くいらっしゃいます。
「マナーモード」スイッチは音量ボタンの上にあり、下に押し下げてあると、奥にオレンジ色の表示が見えるようになっていて、「マナーモード」になっていて音が出ないようになります。このスイッチはポケットやバッグに入っているときに、スイッチが入ってしまうことがあります。
「おやすみモード」が設定されていると電話着信音、メール着信音、が鳴らない設定です。解除し忘れていないかチェックしてみます、
おやすみモードの設定がそのままになっていませんか、「お休みモード」が「有効」になったままですと着信音も通知音もなりません。
Bluetoothの接続
きのうまで音がでない、聞こえない、ことなんてなかった、という場合にありがちなのはBluetooth機器でのワイヤレスイヤホンの使用です。使用中はいいのですが、使用後に接続状態だとスマホのスピーカーは鳴らない状態です。
Bluetooth機器を頻繁に使うという方は、一度Bluetoothの設定をOFFにして、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチの接続を切ってみることをお勧めします。
ワイヤレスイヤホンが離れた場所に置いてあればiPhoneが認識せず、スピーカーから音がでますが、ポケットに入れたりしていますと、スマホのスピーカーからは音が出ないですし、イヤホンの音量は小さいのでなぜ鳴らないのか、気づきにくいです。
iPhoneの音が出ない・聞こえない原因と対処法
スーマートフォンもしばらく使っていますと、入力と設定の繰り返しやインストールアンインストールのごみファイルの蓄積などOS,アプリに”歪”が生じてきます。これは「再起動」でリフレッシュすることができます。
再起動する
iPhoneのスマートフォンもモデルの違いによってスリープボタンの位置が違っていたり、手順が若干変更があります。下に図解と共に再起動の手順を記載します。
矢印の部分を長押しすることで再起動することができます。
iPhoneX以降のモデルでは、左右両側のボタンを長押ししますと再起動することができます。
OSのアップデート
バックアップからの復元
初期化の手順については次の見出しで解説しています。ここでは初期化が済んだものとしてバックアップを保存してある、iCloudからの復元になります。
iPhoneの電源がはいりました。
言語を選択します。
Wi-Fiの設定で最寄り(自宅)のSSIDとパスワード(key)を入力します。ルーターの背面に記載されています。
ルーターのパスワード(上記)
iCloudにアクセスします。
アカウント入力
規約に同意します。
待機します。
バックアップ日時なるべく新しいひづけを選択します。これでバックアップが復元されます。
iPhoneの初期化
iPhoneの初期化について、説明します。「ホーム画面」より「設定」をタップして開き、「一般」を選択します。
「一般」から「リセット」をタップします。
「すべてのコンテンツと設定を消去」(工場出荷状態にします)をタップします。パスコードを設定している場合入力を求められます。
iPhoneを初期化ここでは上の図で示すように、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択しますが、その上の「すべての設定をリセット」で初期化する順もあります。後で解説します。
「iPhoneを消去」をタップします。「iPhoneを探す」をONに設定している場合「Appule ID」と対のパスワードの入力を求められます。
本当に続けますか?と確認を求められます。再度「iPhoneを消去」をタップします。
初期化されました。このあとバックアップからの復元になります。
もう一つの初期化手順「すべての設定をリセット」
つぎにもうひとつの初期化の方法の「すべての設定をリセット」の説明をします。上記の「すべてのコンテンツと設定を消去」と違い、ユーザーデータは消去されません。「発着信履歴」「インターネットお気に入り」「SNSアカウント情報」「保存している写真、動画、音楽」「インストールアプリ」等のユーザー登録情報は消去されませんから、初期化前の状態に戻すのも使用しつつできます。
急を要する設定は「Wi-Fi設定」と「Bluetooth」くらいでしょう。しかしこの手順を採用する場合でも、念のためバックアップはとるようにしてください。
「ホーム画面」⇒「設定」⇒「一般」⇒「リセット」と辿って、「すべての設定をリセット」をタップします。
”本当に続けますか?すべての設定をリセットします。データやメディアは削除されません”と確認のメッセージが出ますので、再度「すべての設定をリセット」タップします。これで初期化は終了です、初期化でなお音が出ないようでしたら、上記の完全初期化をします。
iPhoneのスピーカーが原因で音が出ない可能性も
ケースでスピーカーが塞がれていないか
音が出ない、音量が小さいという原因に物理的な要因が関係していることもあります。上記の図ではケースが古い型で、スピーカーを塞いでいます。ケースの買い替えが必要でしょう。
ほこりでスピーカーが塞がれていないか
上の図では、ホコリがスピーカーに付着して塞いでいます。このようにスピーカーをホコリが塞いでしまい、音が聞こえないということも、バッグにいれっぱなしが多い方には起こりがちなトラブルです。
それでもまだiPhoneで音が出ない・鳴らない場合は故障が原因
いままで、音量ボタン、「サウンド」と音量ボタン関連設定、マナーモード、お休みモード、「Bluetooth」機器及び設定、再起動、そして初期化~復元等、対処法を尽くしてきましたが、それでもまだiPhoneで音が出ない、鳴らない場合は、故障が原因と思われます。修理に出すことも検討しましょう。
下にApple製品の正規修理のリンクを記載します。サイトでの手順も参考までに記載しました。
- まず修理を依頼する対象デバイスを選択します。
- 問題点の選択で「修理と物理的な損傷」をクリックします。
- 「レシーバーまたはスピーカーから音が聞こえない」をクリックします。
”音が出ない”トラブルの原因ではやはり、上記の図でのマナーモードの解除し忘れが多いということでしょう。これは「いいえ」をクリックして次の場面へ移動します。
このページでは大体の修理代金と故障デバイスを、持っていくか、配送にするか、選択できます。ここでは「持ち込み修理」を選択して次に行きます。
サインインでアップルID、パスワード入力します。すると「2ファクタ認証」で6桁の数字コードが送られてきます。入力欄に打ち込みサインインして案内通り進みます。
サインインしたことによりユーザーの住所に近いサポート店が選択できます。上記の図で最寄りの修理サポートを選べます
iPhoneで音が出ない原因を探ろう!
iPhoneのスピーカーが音が出ない、聞こえない原因について、項目別に対処法を検討してきましたが、落としたり、強くぶつけたり、しない限りボタン類の故障は考えられません。大方の原因はボタンの調整ミスや設定忘れが多く、一つ一つ順にチェックしていけば解決できます。
初期化復元については上記にある本記事を参考にしてください。また修理サポートについても正規の修理サポート店の検索ができるよう解説を記載してあります。