2023年05月04日更新
【iOS16】iPhoneでの写真/画像の切り抜き方法!おすすめコラージュアプリも紹介
iOS16に写真から被写体の画像だけを切り抜きできる新機能が搭載されました。写真の切り抜き方法はどうすればいいのでしょうか。この記事では、iOS16にアップデートしたiPhoneで写真の切り抜きをする方法と、画像を背景とコラージュできるアプリを紹介します。
目次
iOS16のiPhoneで写真の切り抜きが簡単にできる!
iOS16にはさまざまな新機能が搭載されています。写真を加工することが多い方にとって、嬉しいiOS16の新機能が切り抜き機能です。今まで、写真から人物や動物、花などの被写体だけを切り抜きしたいときには、切り抜きができる画像加工アプリを使う必要がありました。
しかし、iOS16では写真から特定の被写体だけを簡単に切り抜きできる機能が追加されています。この記事では、iOS16での写真の切り抜き機能の使い方や、iOS16のiPhoneなのに切り抜きできないときの原因について、iOS16で切り抜きした画像を背景画像や他の切り抜き画像とコラージュするためのおすすめアプリを紹介します。
iOS16のiPhoneで写真の切り抜きをする方法
写真アプリで切り抜きたい画像がある写真を選択します。
切り取る被写体を指で長押しします。今回は猫の部分を指で長押しします。
しばらく指で長押ししていると、被写体の部分が光り、切り抜かない背景部分が暗くなります。同時に「コピー/共有」のボタンが写真の上に表示されます。クリップボードに切り抜きした被写体を保存する場合は「コピー」を、アプリに直接貼り付けたい場合には「共有」をタップします。
コピーでクリップボードに保存した画像を、例えばメールに貼り付けると上記の画像のようになります。
切り抜いた画像の保存方法
iOS16の写真アプリで切り抜きした画像を保存するのにはどうしたらいいのでしょうか。切り抜いた画像は他のアプリに貼り付けたり、切り抜いた画像だけ保存することもできます。いくつかの保存方法を紹介します。
メモなどの別のアプリに貼り付ける方法
iOS16の写真アプリでメモなどの別のアプリに貼り付ける方法です。別のアプリに貼り付ける方法には、「共有」から貼り付ける方法と、クリップボードにコピーしてから貼り付ける方法があります。それぞれの方法を見ていきましょう。
まずは「共有」から貼り付ける方法です。
切り抜きする被写体を指で長押しして表示される「共有」をタップします。
切り抜きする被写体を指で長押しして表示される「共有」をタップします。
するとコピーされた画像を共有できるアプリが表示されます。今回は「メモ」を選択してみましょう。
iPhoneのメモアプリが開きます。「共有」からなので切り抜きした画像がすでに貼り付けられています。
「共有」をタップしても表示されないアプリに画像を貼り付けたいときには、いったんクリップボードにコピーしてから貼り付けます。
iOS16の写真アプリで切り抜きする被写体を指で長押ししてから「コピー」をタップします。すると画像がiPhoneのクリップボードに保存されます。
画像を貼り付けるアプリを開き、貼り付ける場所を指で長押しします。「ペースト」をタップします。
するとコピーした画像を貼り付けることができます。後は、それぞれのアプリの方法で加工したり保存したりしましょう。
LINEで送信する方法
iOS16の写真アプリで切り抜きした画像を最も使うのがLINEで送信する方法でしょう。LINEで送信する方法は次のとおりです。iOS16の写真アプリで被写体を指で長押ししたら「共有」をタップします。
画像を共有できるアプリが表示されるので「LINE」を選択する。するとLINEの友だちが表示されます。画像を送信する友だちやグループを選んで、必要ならメッセージも入力して送信しましょう。
切り抜いた画像だけを保存する方法
iOS16の写真の切り抜き機能では、切り抜いた画像だけを写真アプリに保存するともできます。切り抜いた画像だけを保存する方法もみておきましょう。
「画像を保存」をタップします。
写真アプリに切り抜きした画像だけが保存されます。
写真の切り抜きができないときには?
iOS16に新搭載されたはずの写真の切り抜きができない場合があります。写真の切り抜きができないときの原因について解説します。
iOS16にiPhoneをアップデートしていない
iPhoneの写真アプリで写真の切り抜きが利用できるのはiOS16のiPhoneだけです。iOS16にアップデートしていないiPhoneではこの機能は利用できません。
iOS16は不具合が多いなどの理由で、アップデートできるのにアップデートしない方も多いようですが、写真アプリで写真を指で長押しして画像を切り抜きする機能はアップデートしないと利用できません。
写真の切り抜き機能を利用したいのなら、早めにiOS16にアップデートしましょう。
iPhone8/8Plusを使っている
iOS16にアップデートしたのに写真アプリで被写体を指で長押ししても切り抜きできな場合があります。その場合には、使っているiPhoneの機種を確認してみましょう。
写真の切り抜き機能が利用できるのは、A12 Bionic以降のチップを搭載しているiPhoneのみとなります。実は、iOS16の対象機種でもiPhone8シリーズはA11 Bionicチップが搭載されているので、この機能は利用できません。
iPhone8もしくはiPhone8Plusを利用している方は、iOS16にアップデートしていてもiPhoneの写真アプリでの画像の切り抜き機能は利用できないので注意しましょう。
切り抜きたい画像が不鮮明
iOS16でiPhone8ではないのに、iPhoneの写真アプリで被写体を指で長押ししても画像の切り取りができない場合があります。その場合には、切り取りしたい被写体と背景との境界線が不鮮明で、切り取りするところを認識できない可能性があります。
激しく手ブレをしている写真や被写体がぼんやりとしている場合には、切り抜き出来ないことがあります。被写体がはっきりしている写真での切り抜きに問題がない場合には、その写真の問題でしょう。なお、人の後ろ姿は切り抜きしにくい場合があるようです。
iOS16で切り抜いた写真をコラージュしてみよう!おすすめアプリを紹介!
iOS16の写真の切り抜き機能で切り抜いた画像はiPhoneで簡単に他の画像と合成してコラージュすることができます。iPhone向けのコラージュアプリもいろいろとありますが、今回は無料で簡単に他の画像と合成するコラージュを作成する方法を解説します。
背景画像を簡単に合成できるInstagram
iOS16の写真の切り抜き機能で切り取りした画像を背景画像と合成したコラージュを作成したいのなら、Instagramアプリを使うのがおすすめです。Instagramのストーリーズの作成機能で簡単に背景画像と合成したコラージュを作成することができます。
作成した画像はInstagramに投稿しなくても、iPhoneに保存だけできるので、Instagramを利用している方はぜひ活用してみましょう。
iOS16の写真の切り取り機能を使って、写真アプリに画像を保存しておきます。また、写真アプリに背景として使う画像も保存しておきましょう。
Instagramのアプリを開き、画面上の「ストーリーズ」をタップします。「ストーリーズに追加」の画面で背景に使う画像を選択します。
背景画像がストーリーズの作成画面に開いたら、次に写真アプリを開きます。
写真アプリでの画像一覧の画面で、背景と合成する写真を指で長押しします。するとメニューが表示されるので「コピー」をタップします。
Instagramに戻ります。ストーリーズの作成画面上で「Aa」をタップします。
テキスト入力欄を指で長押しして「ペースト」をタップします。
すると先程コピーした画像を背景の上に貼り付けることができます。貼り付ける位置を変更できるので、位置を調整します。
ストーリーズに投稿せずに保存だけする場合には、画面右上の「…」をタップします。「保存」をタップすると写真アプリに合成した画像が保存されます。
合成した画像の大きさを簡単に変えられるKeynote
Instagramを使う方法では、切抜した画像を背景画像と簡単に合成したコラージュを作成できます。しかし、この方法では切り抜きした画像の位置を変更することはできても、大きさを変更できません。
切抜した画像の大きさを変更したいときには、iPhoneに標準搭載されているPagesかKeynoteを使うのが便利です。
pagesはiPhoneやMacに標準搭載されているワープロアプリです。KeynoteはiPhoneやMacに標準搭載されているプレゼンテーションアプリです。どちらのアプリにも画像を貼り付けられる機能があります。
さらに、貼り付けた画像をレイヤーで重ねたり、大きさを変更したりできます。ぜひ、複数の画像を重ねたり、大きさを変えたりしたいときにはPagesやKyenoteを使ってみましょう。
Keynoteを使って画像をコラージュする方法です。iPhoneからアンインストールしてしまっている場合はこちらからダウンロードしておきましょう。
Keynoteでプレゼンテーション作成画面を開きましょう。
作成画面の上部にある「+」をタップします。
「写真またはビデオ」を選択します。切り取りした画像を選択します。
Keynoteに貼り付けられた画像の周囲の点を指でドラッグします。
するとこのように画像の大きさを変更できます。画像を指でドラッグすると位置を変更することもできます。同じ手順で他の画像も貼り付けてみましょう。
複数の画像を貼り付けて、大きさや位置を変更したり、重ねてコラージュにすることができます。
作成したコラージュを画像として保存してみましょう。
画面の右上の「…」をタップします。
「書き出し」をタップします。
「イメージ」を選択します。
JPEGやPNGなどの画像のファイル形式で保存できます。
その他のおすすめコラージュアプリ
InstagramやKeynote以外にも、iPhone向けの使いやすいコラージュアプリが色々とあります。iOS16の機能で切り取りした画像を使って簡単にコラージュできる無料のおすすめアプリをいくつかご紹介します。
まずiPhone向けでおすすめのコラージュアプリはMixooです。
このアプリは無料で使えるフィルターやスタンプなどの機能がとても多く、使い方も簡単です。テンプレートはプライベートの日常や子育てからビジネスまで幅広い種類が用意されているので、いつでもどこでも使えるでしょう。
写真のコラージュが始めての方でも使いやすいアプリなのでぜひiOS16で切り取りしたアプリのコラージュに活用してみましょう。
もう一つ、iOS16で切り取りした画像のコラージュにおすすめなのがBeautyPlusです。
BeautyPlusはカメラアプリですが、画像の編集機能も豊富に搭載されています。画像の編集機能のひとつとしてコラージュ機能もあります。使い方も簡単で、コラージュ以外の使い方もできるので、幅広く編集ができるカメラアプリを使ってみたい方にはBeautyPlusがいいでしょう。
また、iPhoneでも使えるおすすめのコラージュアプリをこちらの記事で紹介しています。こちらの記事も参考にしてみてください。
iOS16の便利な写真の切り抜き機能を使いこなしてみよう!
今まで、写真の編集に苦労していた方にとっては、iPhoneの写真アプリで簡単に切り抜きができるiOS16の機能はとても便利なものでしょう。ぜひ、この切り抜き機能を活用して、色々と楽しいコラージュをたくさん作成してみましょう。