アメリカのアマゾン(Amazon.com)の送料が高い!無料・安くする方法を解説!
アメリカのAmazon.comを利用すると、思わぬものが安く購入できる反面、アメリカから日本への送料が高いため総額ではあまり安く購入できないことがあります。そんなAmazon.comの購入で、アメリカからの送料を無料や安く挙げる方法をお教えします。
目次
- 1アメリカのAmazon.comから日本への送料が高い?
- ・日本のプライム購入特典はアメリカでは通用しない
- ・Amazon.comのUSAから海外への基本送料は?
- ・まとめ買いと転送サービスで送料を抑える
- 2Amazon.comの送料無料はUSAの中だけ?
- ・日本への送料無料が見つかっても期間限定がほとんど
- 3アメリカのAmazon.comで送料無料を探す方法はある?
- ・【Amazon Global Store】をチェックしない
- ・高額商品を購入するという方法
- ・Amazon.comの直接販売商品を探すという方法
- ・日本や中国のセラーを探すという方法
- 4アメリカのAmazonで無料表示の送料が無料にならない?
- ・輸入関税等前払金や手数料がかかる場合がある
- 5アメリカのAmazonで送料を無料か安くあげよう
アメリカのAmazon.comから日本への送料が高い?
アメリカのAmazon.comを利用すると、いつも気になるのがUSA発の海外向け送料が高いことです。このUSAから日本への海外向け送料がもう少し安く、できれば無料になれば嬉しいのですが、なかなかそうはいきません。そこで、まずはなぜアメリカのAmazon.comで商品を購入すると送料が高いのか、ということを説明します。
理由はどうでもいいから、早くアメリカのAmazon.comで送料を無料にする方法を教えて欲しい、という方は、目次から「アメリカのAmazon.comで送料無料を探す方法はある?」の章に急いでください。
日本のプライム購入特典はアメリカでは通用しない
アメリカのAmazon.comを利用する人は、ほとんどの場合日本のAmazon.co.jpも利用しています。中には日本でプライム会員になっている人も少なくありません。しかし、日本では送料どころかお急ぎ便も無料になるプライム会員でも、アメリカのAmazon.comで品物を購入すると高い送料を払うことになります。
これは、日本のAmazon.co.jpとアメリカのAmazon.comでアカウントが異なるため、基本的にアメリカのAmazon.comでは日本のプライム会員の権利を利用できないということと、そもそもプライム会員は海外発送に対してなんの権利もないからです。
したがって、アメリカのAmazon.comのプライム会員になったとしても、日本への発送だと高い海外向けの送料が必要ですし、反対に日本のプライム会員だからといってAmazon.co.jpの品物を海外の家族や知人に送る場合でも、やはり海外向け高い送料を支払わなくてはならないのです。
Amazon.comのUSAから海外への基本送料は?
それでは、アメリカのAmazon.comから日本への海外向け送料は、どうやって決められているのかをお教えします。Amazon.comが発送する商品については、Amazon Global(あるいはAmazon International)で定められた送料で支払われ、それ以外のセラー(販売社)のものはおのおのの定める送料で送られてきます。
Amazon Global Storeの送料
Amazon.comにおける、USA→日本の配送方法には、速度によって「Standard」「Expedited」「Priority」の3つのコースがあります。後になるほど速く、その代わり送料が高くなります。また、カメラや靴など精密製品や壊れやすいものはExpedited以上でなければ送れません。以下にStandardの料金表を掲載します。
カテゴリ | 荷物当たりの送料 | 個数当たりの送料 |
本、ビデオ | $4.99 | $2.99 |
CD、DVD、Blu-ray、音楽テープ、レコード | $4.99 | $2.99 |
宝石、時計、服飾品 | $4.99 | $1.99/ポンド |
電気製品、化粧品、スポーツ用品など | $4.99 | $1.99/ポンド |
上記の組み合わせ | 最も高いものを使用 | すべてを合計 |
たとえば本2冊と3ポンドの家庭用品を合わせて発送する場合、送料は、
- $4.99(1荷物の送料)+$2.99×2(本の冊数)+$1.99×3(家庭用品の重さ)=$12.96
となります。
まとめ買いと転送サービスで送料を抑える
上記の表を見るとわかる通り、まとめ買いをすると最初にかかる荷物当たりの送料が平均化されますので、1点当たりの送料は安くなります。具体的に1冊の本と10冊の本でUSA→日本の送料を比べると、1冊の本では$7.98の送料が10冊だと1冊当たり$3.49と半分以下になります。
またUSA→日本とは異なり、USA→USAならAmazon.comの送料はほとんどの場合無料です。そこでアメリカ国内にある転送サービスを利用すると、Amazon.comからの発送だと複数の荷物になるものを、まとめてひとつにして送ってもらうことでコストを削減できます。
もちろん転送サービスを利用した分の手数料はかかりますが、それでも結果的には送料が安く済む場合もあります。また転送サービスは、日本への海外発送をしてくれない品物を個人輸入する際にも便利に使えます。
Amazon.comの送料無料はUSAの中だけ?
Amazon.comで買い物をすると、多くの品物には「FREE Shipping」という文字が踊っています。しかし、それを鵜呑みにしてカートに入れても、注文確定ページに移動した途端に送料が表示されることがほとんどです。これはAmazon.comが基本的にアメリカ国内を対象にしているためです。
「送料無料」「ただし国内に限る」というのは日本のAmazon.co.jpも同様で、これは国ごとにAmazonが存在する以上仕方がありません。
日本への送料無料が見つかっても期間限定がほとんど
それでも、中には日本への送料が無料なものも稀に見つけることができます。しかし、それらはほとんどの場合、セラーが在庫を売り切りたかったり、Amazonでのランクを上げたかったりするための、期間限定のキャンペーンによるため、タイミングを逃すと送料無料で買いそびれてしまいます。
アメリカのAmazon.comで送料無料を探す方法はある?
さて、アメリカのAmazon.comではなかなか見つけることができない、日本への送料無料の品物ですが、見つけるためにいくつかのコツがあります。ただし、アプリからでは利用できませんので、PCからアメリカのAmazon.comにアクセスするか、スマホやタブレットの場合はアプリではなく、ブラウザからアクセスしてください。
【Amazon Global Store】をチェックしない
アメリカでも日本でも、Amazonで検索すると左側ずらりと条件絞り込みの候補が並びます。このとき、「Amazon Global Store」のチェックを外してください。これはAmazonが海外発送できるアイテムという意味なので、日本への発送を確実なものにするには便利ですが、代わりに「Amazon Global Storeの送料」の節で説明した送料が必須となります。
そのため、送料無料のアイテムを探しているのなら、このチェックボックスはかならず空欄にしておかなければなりません。
高額商品を購入するという方法
必ずではありませんが、腕時計などの高額商品は利鞘が大きい上に商圏が広いため、送料が無料になることが少なくありません。時計を買おうとしたけれども送料無料ではなかったしたら、そこまで値引いているのか、高価ではない時計だった可能性があります。
Amazon.comの直接販売商品を探すという方法
ときおりAmazon.comが直接扱う商品が、日本への送料無料で出ている時があります。アメリカのAmazon.comが直接扱う商品には「Ships From and Sold by Amazon.com」と記されています。ただし、最近ではこれらもほとんどがAmazon Global Store経由となり、送料無料のものを見つけるのはなかなか大変なのが実情です。
日本や中国のセラーを探すという方法
日本や中国のセラーの場合、日本への送料が無料になることが少なくありません。「Japan Import」や「Made in Japan」で検索すればそうした商品を見つけられます。とはいえ、日本のものは日本で勝った方が安いことがほとんどなので、送料が無料だからといってあまり喜べないのも事実です。
また、こうして日本への送料無料のセラーを見つけたら、逆に、そのセラーが扱っているほかの商品で自分の興味を惹くものがないかを調べるのもひとつの方法です。同じセラーなら、ほかの商品も日本への送料が無料である確率が高いからです。
中華サイトなら送料無料で安い?
日本のAmazon.co.jpでも中国のセラーが増えていますが、であればいっそのことAliExpressなどの中華サイトで同じ品物を探すのもひとつの手です。AliExpressなら、受け取って中身を確認するまでセラーに代金が落ちないので、不良率・詐欺率は想像するよりも低めです。もちろんリスクはありますから、PayPalを使うなどの自衛策は必要です。
アメリカのAmazonで無料表示の送料が無料にならない?
こうした苦労の果てに、アメリカのAmazon.comで送料無料のアイテムを見つけたとしても、それ以外に代金を支払わなければならない場合があります。
輸入関税等前払金や手数料がかかる場合がある
アメリカのAmazon.comで購入直前まで進むと、上図のように品物の代金(Items)と送料&手数料(Shipping & handling)、税金処理前の小計(Total before tax)、そして関税の前払金(Estimated tax to be collected)が表示されます。このとき、一般的には本体価格が1万6666円を超えると関税がかかります。
関税は、商品のカテゴリなどによって複雑なので、場合によるのですが、関税やその他の手数料などで想定外の出費が増えることもあります。
前払金とは別に輸入関税がかかることも
アメリカのAmazon.comでは関税が掛からないことになっていても、稀に税関で別途関税が掛かる場合があります。荷物が届いて配達員に関税を請求されても驚かないように心構えをして、アメリカから荷物が届くのを待ってください。
アメリカのAmazonで送料を無料か安くあげよう
以上、お伝えしたように、Amazon.comで送料無料の品物を探すのはけっこう大変です。それだけに、送料無料のアイテムを見つけると嬉しくなります。そんなときは、その品物を扱うセラーをチェックしておいて、次からもそのセラーの出品物を確認することがおすすめです。本記事を参考に、Amazon.comで個人輸入をお得に利用してください。