2023年06月16日更新
Amazonカードは不正利用が多いと言われる理由は?対策や対処法も紹介
Amazonカードには不正利用が多いと言われますがその理由はなぜでしょうか。本当に他のカードと比べて不正利用での乗っ取りが多いのでしょうか。この記事では、Amazonカードで不正利用が多いと言われる理由や、実際に不正利用されてしまった時の対処法を解説します。
目次
- 1Amazonカードは不正利用が多い?その理由は?
- ・クレジットカードの不正利用はAmazonカード以外でも起きている
- ・Amazonカードに特に不正利用が多いと評判の理由は?
- 2Amazonカードでよくある不正利用とは?
- ・カード情報の不正利用
- ・自分のAmazonアカウントの乗っ取り
- 3Amazonカードを不正利用された場合の返金のための対処法
- ・Amazonカスタマーサービスへ問い合わせよう!
- 4Amazonカードを不正利用されないために気をつけることは?
- ・フィッシング詐欺に遭わないようにしよう
- ・カードを紛失したら即停止する
- ・不正が疑われるカード利用がないか履歴をこまめに確認する
- ・不正が疑われる場合にはAmazonとカード会社に直ぐに連絡する
- 5Amazonカードの不正利用に気をつけよう!
Amazonカードは不正利用が多い?その理由は?
AmazonカードはAmazonから提供されているクレジットカードです。現在は、非プライム会員対象のAmazon Mastercardと、プライム会員対象のAmazon Prime Mastercardの2種類のAmazonカードが発行されています。
クレジットカードはAmazonカードに限らず、不正利用される事案がたくさん起きているのですが、Amazonカードは他のクレジットカードと比較しても不正利用の件数が多いと噂されています。
実際に、Amazonカードの不正利用が多いのか、Amazonカードの不正利用が多いと言われる理由はなぜか、まずはみていきましょう。
クレジットカードの不正利用はAmazonカード以外でも起きている
クレジットカードの不正利用は、Amazonカード以外にも起きています。それぞれのクレジットカードの発行枚数と不正利用された件数の割合を比較すると、Amazonカードだけが特別多く不正利用が発生しているわけではありません。
実際にAmazonカードにも不正利用の被害は発生していますが、被害の発生割合は他のカードと特に変わりません。
日本でAmazonカードよりも会員数が多いJCBや三井住友カード、楽天カードなどと比較してもAmazonカードだけが特に多いというわけではないので、Amazonカードだけに特に危険性があるとは思わないほうがいいでしょう。
Amazonカードに特に不正利用が多いと評判の理由は?
それでは、他のクレジットカードではそれほど不正利用が多いと騒がれることがないのに、Amazonカードでは不正利用が多いと言われてしまうのでしょうか。
その理由は、Amazonの利用者が多く、Amazonの不正利用やアカウントの乗っ取り被害とAmazonカードの不正利用が混同されてしまっていることが考えられます。
Amazonは詐欺に使われることも多く、Amazonを装ったメールやSMSでアカウント情報を入力させるフィッシング詐欺が多く発生しています。その結果、Amazonのアカウントを乗っ取られてしまったり、Amazonの支払い情報として登録しているクレジットカード情報を不正利用されてしまう被害が後を絶ちません。
この状況が、Amazonカードの不正利用とごちゃまぜになり、また、他のカードへの乗り換えを促すために、Amazonカードに不正利用が多いという話が作られているようです。
Amazonカードでよくある不正利用とは?
とはいえ、実際にAmazonカードが不正利用されてしまう被害も発生しています。Amazonカードを不正利用されてしまう被害にはどのようなものがあるのか、具体的にみていきましょう。
カード情報の不正利用
Amazonカードの被害で最も多いのは、カード情報を不正利用されてしまう被害です。カード番号と名前、有効期限、セキュリティ番号の情報が何らかの理由で第三者に流出してしまい、流出したカード情報を元にネットショッピングなどで不正利用されてしまうのです。
カード情報の流出は、自分で偽サイトなどにカード情報を入力してしまうフィッシング詐欺か、カードの磁気情報をスキャンされてしまうスキミングのどちらかで起こります。
どちらの場合も、Amazonカードは自分の手元にあるので、Amazonカードが支払いに使われるまでカード情報が流出していることに気が付きません。
カードの利用履歴に覚えのない利用がないかどうか、こまめに確認しましょう。
自分のAmazonアカウントの乗っ取り
Amazonカードが不正利用される被害は、Amazonアカウントの乗っ取りでも起こります。Amazonアカウントが第三者に乗っ取られてしまい、アカウントに登録してあったAmazonカードなどのクレジットカード情報や、Amazonギフトカード残高を使われてしまう被害です。
Amazonアカウントの乗っ取りは、フィッシング詐欺に引っかかると起こります。Amazonのアカウントを確認するなどと言って、偽サイトにログイン情報を入力させようとするメールやSMSが届いても、ログイン情報を入力しないように気をつけましょう。
Amazonカードを不正利用された場合の返金のための対処法
もしもAmazonカードを不正利用されてしまったり、Amazonアカウントの乗っ取り被害に遭ってしまったりしたら、どうしたらいいのでしょうか。不正利用されてしまった場合の対処法をお伝えします。
Amazonカスタマーサービスへ問い合わせよう!
Amazonカードの不正利用や、Amazonで覚えのない購入履歴に気がついた場合には、まずはAmazonカスタマーサービスへ問い合わせましょう。Amazonアカウントを持っている場合には、「アカウントサービス」内の「カスタマーサービスに連絡」から連絡します。
もしも、Amazonアカウントを持っていないのにカードの利用履歴にAmazonでの購入履歴がある場合には、フリーダイヤル「0120-899-543」へ電話をします。
その後、Amazonアカウントの確認やカード会社への連絡などを指示されるので、指示通りに動きます。
Amazonカードは三井住友カードが運営しているので、Amazonカードの停止などは三井住友カードの窓口へ連絡します。
Amazonや三井住友カードのカスタマーサービスの指示通りにすれば、多くの場合問題は解決します。
Amazonカードを不正利用されないために気をつけることは?
Amazonカードを不正利用されたり、Amazonアカウントの乗っ取り被害に合わないようにするためには、普段からいろいろと気をつけるべきことがあります。特に次の4つの点にはよく気をつけましょう。
フィッシング詐欺に遭わないようにしよう
フィッシング詐欺は、クレジットカード情報やECサイトのログイン情報を不正に盗み取って不正利用する詐欺です。
クレジットカード情報やログイン情報は、そのカードやECサイトのアカウントを持っている本人が、偽サイトに誘導されて直接自分で入力している場合がほとんどです。
Amazonやその他のECサイトやショッピングアプリで、メールやSMSで「お支払情報に問題があります」「ログイン情報が確認できません」などと、ログイン画面に誘導する物が届いたら、フィッシング詐欺の可能性があります。
絶対に、偽サイトに自分のクレジットカード情報やログイン情報を入力しないように気をつけましょう。
カードを紛失したら即停止する
クレジットカードを紛失したらすぐに停止しましょう。クレジットカード会社ごとに、24時間365日、カードを紛失した場合の連絡先窓口を設けています。すぐに窓口に電話をして、カードを使えないように停止してもらいましょう。カードを停止することで、その後にカードが不正利用される心配はなくなります。
また、警察へも届け出ましょう。警察へも届け出ていれば、万が一不正利用されてもカード会社からの保証を受けられる可能性があります。
不正が疑われるカード利用がないか履歴をこまめに確認する
もしも、カード情報だけが流出していたら、自分の手元にクレジットカードはあるのに、どこかで勝手に自分のカード情報が支払いに使われてしまう可能性もあります。
不正利用が疑われるカード利用がないかどうかは、カードの利用履歴をこまめに確認して、日頃からチェックしましょう。
カード情報を抜き出して不正利用する場合には、大きな買い物をすることは殆どありません。数千円単位でこまめに気が付かれない程度に利用します。全ての利用明細を確認して、自分が使った履歴か確認しましょう。
不正が疑われる場合にはAmazonとカード会社に直ぐに連絡する
身に覚えがない利用履歴があった場合には、家族が自分のカードを使った可能性や、実際に使ったお店とクレジットカードの利用明細に記載されている名前が違う可能性を確認してみましょう。カードへの請求は本社が行うなど、利用したお店と違う名前で請求されていることもよくあります。
どちらも可能性がない場合には、クレジットカード会社の紛失・盗難窓口へ連絡して、カードの利用を停止します。また、身に覚えのない請求についてECサイトに問い合わせます。Amazonで購入されている場合には、Amazonに連絡を入れます。
不正利用だとカード会社によって判断された場合には、被害がカード会社から保証されます。また、Amazonからも返金してもらえます。
Amazonカードの不正利用に気をつけよう!
Amazonカードに限らず、クレジットカードには不正利用される危険性があります。不正利用の保証期間が60日間なので、早めの対処が必要です。普段から不正利用されないように気をつけることと、万が一不正利用された場合には、早めに対処しないと返金してもらえなくなるので注意しましょう。