2019年09月22日更新
iPhoneでモバイルデータ通信ができない対処法!設定など原因を確認して解決!
iPhoneがキャリア登録されている場合はモバイルデータ通信が可能となりますが、これができない場合があります。Wi-Fi環境も限られているためiPhoneでモバイルデータ通信ができない状態は早急に解消すべきです。その方法をご紹介します。
目次
iPhoneでモバイルデータ通信ができない原因
iPhoneでモバイルデータ通信ができない場合はいくつかのケースが考えられます。そもそもモバイル通信はキャリアによる通信であるため、そのキャリアによってモバイルデータ通信通信ができない範囲というものがあります。そのため一概にはこの原因に対してはこの対処方法で良いということが難しい所があります。
今回はその点も含めてiPhoneでモバイルデータ通信ができない場合の対処法についてご紹介するものです。iPhoneにはSIMカードが入っていますが、後付けのSDカードが無い分データ容量も大きく、シンプルに使うだけでも相当量のアプリやコンテンツが使えます。そんなiPhoneでもモバイルデータ通信をはじめ通信ができないという状態は起こり得るためあらかじめ対処法を身につけておきましょう。
通信が一時的に不安定
iPhoneでモバイルデータ通信ができない場合の原因としてはiPhoneの調子が悪い、iPhoneの設定に問題がある、ネットワーク不良の3つの原因が考えられます。中でも、ネットワーク不良のためにモバイルデータ通信ができないケースという原因が多いです。残念ながら、この原因でiPhoneでモバイルデータ通信ができないのであればユーザー側ではどうすることもできません。
この原因というのはiPhoneやユーザー設定に問題があるわけではなく、キャリア側がメンテナンスをしていたり、通信障害が発生しているために通信できない状態ですので復旧するのを待つしかありません。もし、モバイルデータ通信以外で、例えばWi-Fiなどが使えるのであればdocomoやauなどのキャリアのページにアクセスし原因となる通信障害の状態を確かめてみるといいでしょう。
エリア圏外に居る
もちろん通信のエリア圏外にiPhoneがある場合もモバイルデータ通信ができない状態となります。通信可能な場所に移動してiPhoneを使うことが唯一の対処法となります。このケースは日本国内で起こるケースが十分に考えられます。例えば地下に居る時や遠方に旅行をした際にはエリア圏外になっていないかを確認しましょう。
また、海外旅行をする人は良くご存知かと思いますが、これもエリア圏外となりモバイルデータ通信ができないことになります。キャリア側で対処方法の1つに国際ローミング機能を提案するケースがありますが、これは多くの場合で高額請求につながるため、大人しく海外用のWi-Fiを利用することをおすすめします。こうした契約をしていないかを確認することも重要です。
ICカードに問題がある
iPhoneにはICカードが埋め込まれており、ICカードに不具合があるとモバイルデータ通信ができないことがあります。この場合はICカード自体に問題があるわけですからユーザーが直すことができません。メーカーに問い合わせてICの修理もしくは代替品の用意を請求しましょう。簡単に言えばICカードを取り換えるだけで修復できる場合もあるということです。
機内モードになっている
iPhoneにも機内モードを設定できるようになっています。オプション画面から簡単に操作できるため、気づかないうちに機内モードにしてい待っているケースも多いです。機内モードにしてしまうとモバイルデータ通信ができない状態となり、利用することができなくなってしまいます。機内モード下で利用できるのはオフライン環境で使えるコンテンツのみとなります。
機内モードにしているからモバイルデータ通信ができないということであれば、機内モードを解除すれば通信可能な状態となります。そのためこの原因が一番対処しやすく特に問題はなく、唯一ユーザー側の設定に問題があっただけということになります。そのため通信ができない時には機内モードになっていないかの確認を優先すべきでしょう。
LTE通信設定が切られている
ユーザー設定の問題であればLTE通信がOFFになっていないのかも確認しておくべきでしょう。LTE通信もしくはLTE NET for DATAがOFFになっていると通信ができなくなってしまいます。こちらも単なる設定ミスですのでiPhoneの設定アプリから設定し直すことで通信可能な状態へ復元できます。今一度、通信設定に問題がないか確認してみましょう。
iOSのアップデート後はつながりにくいこともある
iPhoneで通信設定にミスがある場合はユーザー側が故意に行っている場合とそうではない場合が考えられます。ユーザーとして困るのは故意に設定を変えていない場合です。このときは確認する以前になぜ通信できないのかという反応になります。そう言った時にこそ原因の確認をしていただきたいと思います。
実施にiPhoneのiOSをアップデートした後には通信設定が勝手にOFFになってしまうケースがあります。また4G環境がつながらないままiPhoneのアップデートを実行した場合、アップデート後に処理する容量が大きいため通信がつながりづらくなることもあります。よってアップデート後は通信環境と状況の確認が必要となります。
iPhoneでモバイルデータ通信ができない時の対処法
さて、iPhoneでモバイルデータ通信ができない時について原因をご紹介しましたので、今度はその対処法についてご紹介します。原因究明をした後に対処方法を考えることはごく自然のことです。幸い、iPhoneでモバイルデータ通信ができない場合の対処法はそこまで難しくありません。カスタマーセンター等に連絡をすることが苦手な方でもすぐに実践できます。
モバイルデータ通信の設定がONかを確認
まずはモバイルデータ通信がONになっているかを確認しましょう。iPhoneの”設定”アプリを起動し、”モバイル通信”をタップしてください。開いた画面の一番上に”モバイルデータ通信”という項目があるのでONになっているかを確認しましょう。すでにONになっている場合でも一度OFFにしてから、再度ONにすることで改善することもあります。
Wi-Fi機能とモバイルデータ通信が同時にONになっている場合はWi-Fi機能が優先されるため、Wi-Fi機能を切ってから試してみることをおすすめします。iOSが11以降の場合はコントロールセンターからでもモバイルデータ通信機能の設定を変えることができます。その場合はアンテナのアイコンが緑色に点灯しているかを確認しましょう。
機内モードの確認
機内モードになっているとモバイルデータ通信ができないので、iPhoneで”設定”アプリを開いた後にOFFになっているかを確認してみてください。仮に機内モードがOFFになっている場合でも一度ONにしてから、再度OFFにすることで状況が改善することがあります。
端末を再起動する
iPhoneを長時間起動した状態にしておくと、iPhone内でタスクが溜まってしまい上手く処理できないケースがあります。そのため一度iPhoneを再起動することで状況が改善することがあります。iPhoneを再起動するためにはiPhoneの側面にある電源ボタンを長押してください。出てくる表示の中に”再起動”があるのでタップすれば再起動が開始されます。
SIMカードをつけ直す
iPhoneにもSIMカードが入っていますが、このSIMカードが上手く認証できないために通信できないことがあります。そのため一度SIMカードに以上が無いかを確認してみましょう。SIMカードを取り出すとiPhoneは電源が落ちてしまいデータ破損につながるので、SIMカードのつけ直しの際にはあらかじめiPhoneの電源を切っておきましょう。
iPhoneの電源を切ったら側面にある小さな穴に専用のピンを挿し込みSIMカードを取り出します。SIMカードに問題がないことを確認したら正しい方向にトレーへ差し込みます。iPhoneを再起動して通信状態に問題がないこと確認しましょう。
アップデートをする
通信できないケースに処理をするためのソフトウェアが揃っておらず、つまりiPhone内でデータの消化不良が起こっている場合があります。その状態を改善するためにアップデートをする必要があります。アップデートは”設定”アプリにあるアップデートを選択すれば開始します。また、アップデート後はiPhoneをリフレッシュさせるために再起動させてください。
APN設定
SIMロックフリーのiPhoneの場合はAPN設定がしっかりできていない可能性があります。このAPN設定をすることで通信環境を固定化させることができますので、APN設定が不完全だと通信情報を定めることができずにiPhoneが認識できなくなります。そのためAPN設定を行う必要がありますが、SIMロックされている場合はこの手順が不要となります。
プロファイルを使ったAPN設定方法
iPhoneでAPN設定をする場合はWi-Fi環境下でプロファイルの操作を行う必要があります。iPhoneで「”設定”、”一般”、”プロファイル”」の順に開いていきます。表示されたプロファイルをタップし削除してください。パスコードを求める場合がありますが、通常通りに打ち込んでください。次にプロファイルを再インストールしますが、Safariで契約先キャリアのwebサイトへアクセスする必要があります。
ここで構成プロファイルをダウンロードします。プロファイルのインストールまでが完了したら再度APN設定が正常であるかを確認するためにWi-Fi設定をOFFにしてモバイルデータ通信が可能か確認します。構成プロファイルはダウンロードとインストールをセットで行わない場合もあるので必ずプロファイルのインストールまでができているのかを確認してください。
iPhoneでモバイルデータ通信が改善できない場合
ここまでの対処法でiPhoneのモバイルデータ通信が改善できないこともあります。そう言った場合でもまだ手段が残っています。その方法を最後にご紹介していきましょう。
ネットワーク設定のリセット
iPhoneで「”設定”、”一般”、”リセット”、”ネットワーク設定をリセット”」の順にタップしていきます。その後はパスコードを入力すれば、これまでの通信設定が初期化されます。Wi-Fiやモバイルデータ通信がOFFになっていますので再設定をしましょう。
キャリアへ連絡
モバイルデータ通信ができない状態としてキャリア側に問題があることもあります。システムメンテナンスや通信障害の発生などがあり得ます。あるいはエリア圏外になっていないかを確認しましょう。
Appleのサポートデスクへ連絡
Appleには公式のお問い合わせページがあります。このページにアクセスし原因の究明あるいは修理を申し込むことができます。電話はもちろん、チャットでも対応してくれますので申請する際に選択しておきましょう。
iPhoneでモバイルデータ通信ができない時こそ冷静に
iPhoneでモバイルデータ通信ができない時、iPhone本体に問題があると考えるのは原因を探ってからにしましょう。早とちりをして高額な出費が発生したり、そうでなくともデータが消えてしまうリスクもあるため冷静な対応が求められます。