iPhoneでの画像の保存方法まとめ!ブラウザの画像を保存できない対処法も解説!
iPhoneでインターネット上の画像を保存する方法はどんな方法があるのでしょうか。今回はiPhoneのブラウザで画像保存する方法や、画像保存できない対処法をご紹介します。この機会に是非、好きな画像を保存して壁紙に設定したりSNSで共有したりしてみましょう。
目次
iPhoneでブラウザの画像を保存する方法
iPhoneではカメラで撮影した画像のほかに、ブラウザで表示されるインターネット上の画像を保存できます。ブラウザの画像を保存した場合も、撮影した画像と同様に壁紙に設定やメールでの送信、SNSへ投稿などが可能です。
それでは、iPhoneでブラウザの画像を保存する方法はどのような方法なのでしょうか。今回は、iPhoneでブラウザ上の画像を保存する方法や、保存した画像の確認方法、また保存できない場合の対処法などをご紹介します。
画像を長押ししてイメージを保存する
その方法は以外に簡単で、基本的にはブラウザのSafariで表示された画像を”長押し”して「イメージを保存」すればOKです。ここでの「イメージ」とは、ブラウザ上の画像を指します。
まずiPhoneのホーム画面からブラウザアプリの「safari」をタップして起動し、保存したい画像(イメージ)を表示させます。
次に、表示された画像を一定時間”長押し”します。一定時間とは、次のようなメニューが表示されるまで1秒~2秒ほど長押しします。
このようなメニューが表示されたら、「画像を保存」をタップすれば選択した画像をiPhoneに保存できます。iOSのバージョンによっては、「イメージを保存」と表示されるので「イメージを保存」すればOKです。
基本的にはこの方法でブラウザの画像を保存できますが、iPhone 6S以降iPhone XS Maxまで搭載された「3D Touch(タッチ)」という機能が働いてしまい、この「イメージを保存」メニューが表示されない場合があります。
3D Touchとは、iPhoneの画面を押し込む強さによりリンク先のプレビュー画面やアプリのショートカットメニューを表示させるなど、様々な操作を可能にするiPhone独自の機能です。
こちらは、3D Touchのプレビューの例で、LINEのトークを少し強めに押し込むことで、実際に画面を開かずに(LINEでは既読を付けずに)その画面をプレビューできます。iPhoneのブラウザで画像を長押しした際に、この3D Touchが働いてしまいプレビュー画面になった場合は次の方法で保存します。
プレビュー画面になったら、画像を長押ししている指を離さず、そのまま上にスワイプします。次に、表示される「イメージを保存」をタップすれば画像は保存されます。
iPhoneでブラウザの画像を保存できない対処法
しかし、一部の画像はこの方法でも「イメージを保存」メニューが表示されず保存できない場合があります。これは、JavaScriptやCanvasなどで作成された画像は、iPhoneなどスマホで長押しやPCで右クリックしても画像保存などのメニューを表示させない仕様になっているため、そのままでは保存できないことが原因です。
このように、iPhoneでブラウザの画像を保存できない場合の対処法を2つご紹介します。
画像をメモ帳アプリにコピー・ペーストしてから保存する
1つ目の方法は、iPhoneの「メモ帳」アプリのメモ機能を利用します。iPhoneのメモ帳アプリでは、ブラウザ上でコピーしたテキスト(文字)や画像データなどをペースト(貼り付け)できます。この機能を使い、画像をメモ帳にコピー・ペーストしてから保存することで、ブラウザで保存できない画像をiPhoneに保存します。
具体的な手順は、まずその画像を長押ししてから指を離します。
するとこのように「コピー/調べるメニュー」が表示されるため、「コピー」をタップします。
次に、ホーム画面上の「メモ帳」アプリを起動します。
「⊕マーク」から新規メモを立ち上げ、作成画面上を長押しして表示されるメニューで「ペースト」をタップします。
このように先ほどコピーした画像が貼り付けられるため、その画像をタップします。
コピー画像が拡大表示されるため、画像左下にある「共有ボタン」をタップします。
最後に、表示されたメニューから「画像を保存」をタップすれば、選択した画像がiPhoneに保存されます。このように、いったんメモ帳にコピーした画像を貼り付けてしまえば、画像データとしてiPhone上で操作可能になるため、メモ帳を介して保存する方法です。
スクリーンショット機能で画像を保存する
2つ目の方法は、iPhoneの「スクリーンショット」機能を使い画像を保存する方法です。1つ目のメモ帳へコピー・ペーストする方法より、操作も簡単で手順も少ないため分かりやすいですが、場合によっては、スクリーンショットをトリミングして画像以外の不要部分を省く必要があります。
iPhoneのスクリーンショットの撮り方は、「ホームボタン」がある機種とない機種で多少違います。ホームボタンがあるiPhoneの場合は、「電源/スリープボタン」と「ホームボタン」を同時に押すと、表示された画面がキャプチャーされスクリーンショットとして保存されます。
iPhone XなどホームボタンがないiPhoneの場合は、側面の「サイドボタン」と「音量ボタン」を同時に押すと、画面がキャプチャーされスクリーンショットとして保存されます。保存したい画像にリンクが無く画像のみを拡大表示できない場合は、保存されたスクリーンショットを必要に応じてトリミングします。
これらの方法でもなお画像が保存できない場合は、iPhoneの「プライバシー設定」でsafariがアクセスの許可をされていないか、端末の容量が足りないなど、原因は別にあります。
safariを初めて起動した時に、「写真へのアクセスを許可する」か確認メッセージが表示された際に「いいえ」を選んだ場合、safariで表示された画像を保存しようとしてもエラーになり「アクセスの許可が必要です」と表示されます。その場合は、safariが「写真」にアクセスする許可が足りないため、プライバシー設定を変更します。
iPhoneの「設定」→「プライバシー」→「写真」と進み、「safari」のボタンをONにすればOKです。端末の容量が足りない場合は、端末から不要なデータを削除するか、クラウドサービスなどに端末内のデータを保存してから端末内のデータを削除するなどして容量を確保します。
具体的なiPhoneの容量不足の解消法については、下記リンク先の記事を参照ください。
iPhoneで保存した画像の場所は?
それでは、iPhoneで保存した画像の場所(保存先)はどこなのでしょうか。通常、iPhoneのカメラで撮影した画像の保存先は「カメラロール」になります。カメラロールとは、iPhoneなどiOS端末で撮影した画像を保存する領域のことを指し、保存された画像は日時順に整理されています。
カメラロールで保存した画像を確認する
iPhoneでブラウザの画像を保存した場合も、撮影した画像と同様にカメラロールに保存されます。早速、iPhoneのカメラロールで保存した画像を確認してみましょう。
まずiPhoneのホーム画面から「写真アプリ」を起動します。
次に、下の「アルバム」タブから「カメラロール」を開きます。
カメラロールを開くと、iPhoneで撮影/保存した画像や動画が一覧表示され、ブラウザから保存した画像を確認できます。「写真」タブではiPhoneで保存した全ての画像を確認でき、写真タブ内の画像は撮影・保存した日時順で表示されます。当然、カメラロール内の画像は写真タブにも表示されます。
アルバムタブの画像は、任意の名前のアルバムを作りまとめるなど、ある程度自由に整理できる点が写真タブとの違いです。上図はiOS11ですが、iOS12以降のiPhoneでは「写真アプリ」が機能アップし、「写真」タブが「iCloud写真(フォトライブラリ)」※と共有されより便利になりました。※iCloud写真については後述します。
カメラロールで確認した画像を選択し、右上の「編集」からトリミングや色調整など画像加工が、左下の「共有ボタン」からメールに送信・壁紙へ設定・SNSへ投稿など様々な操作が出来ます。
iPhoneのカメラロール以外に画像を保存する方法
次に、iPhoneのカメラロール以外に画像を保存する方法をご紹介します。カメラロールはiPhone本体の保存領域ですが、端末本体の容量を使いたくない時や特定ユーザーと共有する時など、本体ではなくクラウドストレージに保存する方法があります。
クラウドストレージとは、インターネット上の保存領域のことで、iOS端末ユーザーであればiCloud Drive(アイクラウド・ドライブ)やGoogle Drive、Drop Boxなどが有名です。
iCloud Driveに保存する方法
今回は、iOS端末ユーザーがおさえておきたいiCloud Driveに保存する方法をお伝えします。iCloud Driveとは、Appleが提供するクラウドストレージのことで、無料で5GBまでストレージを利用できます。あらかじめiPhoneでiCloud Driveを有効にし、同じApple IDでiCloudにサインインすれば、全てのiOS端末やPCからアクセス可能です。
画像データの容量は比較的大きいため、無料の5GBで足りない場合は50GBで月額130円、200GBで月額400円、2TBで月額1,300円(全て税込)でアップグレードも可能です。
iOS8では「iCloud Drive」というアプリが必要でしたが、iOS11以降はiCloud DriveがiCloud機能に統合されて強化され、「ファイル」アプリでクラウドストレージも直接アクセス・操作可能になりました。
iCloud Driveへ画像を保存する手順ですが、まず保存したい画像を表示させ、長押しして共有メニューを表示させます。
iOS11以降であれば、表示メニューの「ファイルに保存」をタップし、ファイルが表示されたら「iCloud Drive」を選び右上の「追加」をタップすれば保存されます。iOS8~iOS10までであれば「ファイル/画像を保存」をタップします。
iOS10までの場合、次にiCloud Driveの画面になるため、「この場所に書き出す」をタップすればiCloud Driveに画像が保存されます。
iCloud Driveに保存した画像を確認するには、iOS10までであればホーム画面上のiCloud Driveを起動して確認します。iOS11以降であれば、「ファイル」アプリを起動して「ブラウズ」から「iCloud Drive」を開き確認します。
iPhoneは、Androidと違い古い機種であってもiOSのアップグレードは可能なため、端末の容量などが許せばiOSを最新版にバージョンアップして、最新の「ファイル」アプリでiCloud Driveを利用することをオススメします。
現在のiCloudには、iCloud Driveとは別に、「iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)」というiPhone内の画像や動画データを一括で保存・同期できる画期的なサービスがあります。このサービスを使えば、iCloud Driveのストレージを使わずに無料で端末内の画像・動画を保存でき、機種変更や端末紛失など万一の際にもとても有効です。
このiCloud写真を利用するためにも、iOSを最新版にアップグレードすることを推奨します。iCloud写真については、詳細は下記リンク先の記事を参照ください。
iCloud Driveがホーム画面に見当たらない場合
iCloud Driveがホーム画面やファイルアプリに見当たらない場合は、iPhoneの「設定」からiCloud Driveを有効にする必要があります。
iPhoneの「設定」→「[ユーザー名]」→「iCloud」と進み、表示された一覧から「iCloud Drive」横のボタンをタップしてONにすればiCloud Driveが有効になります。
iOS8までのiPhoneであれば、さらに「iCloud Drive」から「ホーム画面に表示」をONにするとホーム画面上にiCloud Driveが表示されるようになります。
iCloud Driveの有効な使い方として、iCloud Driveに保存したファイルを他のユーザーと「共有」する方法があります。相手がiOS端末ユーザーであれば、同僚や友人と共通のデータを共有し、いつでもどこにいてもそのデータを操作可能です。
iCloud Drive内の特定のフォルダやファイルを長押し→「共有」→「人を追加」と進みます。
「人を追加」画面で、共有方法と相手を選択すればOKです。
iPhoneでの画像の保存方法を覚えておこう!
今回は、iPhoneでブラウザの画像の保存方法や保存した画像の確認方法、また画像保存できない場合の対処法やカメラロール以外に保存する方法などをご紹介しました。ブラウザの画像を保存できると、さらにiPhoneの機能を有効活用でき、楽しめるサービスも増えます。
是非、この機会にiPhoneでの画像の保存方法を覚えておきましょう。