Handoff機能の使い方！デバイス間の連携共有が簡単にできる！

皆さんはiPhoneやMacに搭載されているHandoff機能の使い方をご存じでしょうか。Handoff機能を使うことでデバイス間の連携共有が簡単にできるようになります。普段MacやiPhoneなどのApple製品を使っている方は必見です。

Handoff機能とは、例えばiPhoneで見ていたサイトを瞬時にMacの方で開けたり、iPhoneでコピーした文章などをMacでペーストすると、それが反映されるものです。メールを作成していたりする際に非常に意味のある機能です。iOSデバイスならHandoffは設定可能ですので今回はその設定方法もご紹介します。

まずHandoff機能を使うに当たって、必要なものをご紹介します。それはOS X Yosemite（ヨセミテ）です。このOS X Yosemiteというのは2014年にAppleが開発した、オペレーティングシステムです。簡単に言うとiOSのバージョンの名前です。OS X Yosemiteにアップグレードすることはオススメします。

なぜなら今回ご紹介しているHandoff機能もOS X Yosemiteをインストールされていないと使えないからです。OS X YosemiteではPCとiPhoneやiPadのデバイスの連携をよれ強めたアップデートになっています。なのでまだOS X Yosemiteをインストールしていない人はインストールしましょう。

余談ですが、このOS X Yosemite（ヨセミテ）の意味と由来についてお話します。ヨセミテとはアメリカ、カリフォルニア州のヨセミテ国立公園のことです。

このヨセミテ国立公園は世界自然遺産にもなっており、とても有名なスポットです。意味という意味はありません。なせなら、Appleはよくカリフォルニアにちなんだ名前を使うので、今回は偶々ヨセミテ国立公園が選ばれただけだからです。

このHandoff機能を有効にすればiOS端末やMacユーザーなら作業を共有化できます。どういうことかと言いますと、オフィスで行っていた作業を移動中や帰り道で、iPhoneを使って継続できるということです。具体的にどういう作業を共有できるかと言いますと、以下のようなものになります。
 

• メール
• Safari
• マップ
• メッセージ
• リマインダー
• カレンダー
• 連絡先 

このHandoff機能はPCとiPhoneやiPadのデバイス間だけでなく、iPhoneとiPadのデバイス間同士でも使えます。Handoff機能を使いたいデバイスを同じAppleIDでiCloudにログインして、設定をオンにすれば簡単に作業を引き継げます。

これまではHandoff機能やOS X Yosemite（ヨセミテ）の意味を説明をしました。次に
Handoffの使い方についてご紹介します。Mac-iPhone間の連携の手順を一つずつ追って確認していきましょう。

まずはMacの設定方法です。Handoff機能を使うためにはBluetoothを有効にする必要があります。まずはBluetoothをオンにしましょう。PC画面左上のAppleマークから「システム環境設定」をクリックしてください。

次に「システム環境設定」から「Bluetooth」をクリックして、Bluetoothを有効にしてください。これでHandoff機能を使う準備は整いました。それではHandoff機能を有効にしていきましょう。

Handoff機能を有効にするには、「システム環境設定」に戻り「一般」をクリックしてください。

「一般」の設定の中に色々ありますが、チェックするには画面下にある「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」だけです。他の設定はいじらなくて結構です。以上がMacのHandoffの設定方法です。

次にiPhoneの設定方法をご紹介します。基本的な流れはMacと同じです。まずはBluetoothを有効にします。有効の仕方は画面を上にスワイプして、Bluetoothマークをタップしてください。青く光れば有効になっている証拠です。

次にHandoff機能をオンにします。設定の「一般」から「Handoff」をタップしてください。

あとはHandoffをオンにして完了です。非常に簡単な設定方法です。

それでは次にMacからiOSデバイスへの送信方法をご紹介します。このHandoff機能を使うことでPCの作業を簡単にiPhoneで引き継ぐことができます。まずはMacでSafariを開いてください。その状態のまま、iOSのデバイスでマルチタスク状態にしてください。マルチタスクにするにはホームボタンをダブルタップです。

すると画面下にSafariのポップが出てきます。それをタップすることで、PCで検索していた状態が引き継げます。このようにとても簡単にHandoff機能は利用できます。

次は先ほどの逆でiOSデバイスからPCへの送信方法を紹介します。ここではメールを例にとってお話します。まずはiOSデバイスで新規メールを作成してください。

PCでメールを見ると、アイコンの横にiPhoneのマークが表示されます。これがHandoff機能が有効になっている証拠です。

あとはこれをタップすると、iOSデバイスで作業していたメールの文章が引き継げます。以上がiOSデバイスからMacへの送信方法でした。

ここまではHandoffの使い方をお話しました。次にHandoffで引き継げる作業一覧とテクニックについてご紹介します。

具体的にどういう作業を共有できるかと言いますと、以下のようなものになります。
 

• メール
• Safari
• マップ
• メッセージ
• リマインダー
• カレンダー
• 連絡先 

もちろんiPhone同士で使えるFaceTimeや通常の電話もHandoffで受発信が可能です。

Handoffを使うと、iPhoneで撮った写真がMacに自動保存されます。これによって、いちいちバックアップを取る意味がなくなります。Wi-Fiの環境下のみ自動保存されるのでキャリアの通信量がかかる心配もありません。

これは一番驚くかもじれませんが、コピーアンドペーストもデバイス間で共有できます。テキスト、URLはもちろんですが画像まで共有できます。

画像や動画をAirDropを使えばで一瞬でファイル共有できます。ちなみにこのAirDropは約9mというかなり長距離でも利用できます。クラウドやメールを使うより遙かに楽です。

Macで何かのサイトにパスワードを入力してログインした際に、iOSデバイスでもそのサイトを開くとパスワードが自動入力されます。これによってわざわざログインする手間を省けます。

先ほどはHandoffで引き継げる作業一覧とテクニックについてお話しました。それでは最後にHandoff機能が使えない時の対処法についてご紹介します。

もしもHandoff機能が使えなくなった場合が両方のデバイスを再起動してください。この方法が一番シンプルで楽です。これでも直らない場合はこれから紹介する方法を試してください。

これは少し手間がかかりますが、一番直る可能性が高いです。1度Bluetoothをオフにした後、iCloudからサインアウト・再サインインしてみてください。その後にBluetoothをオンにしてHandoff機能が直ったか確認してください。再起動かiCloudからサインアウト・再サインインで大概のケースは改善されます。

そもそも連動したいものがHandoff対応アプリか確認してください。Apple製品のアプリなら問題ありませんが、他者のアプリですと上手くいかない場合があります。

今回はiPhoneやMacに搭載されているHandoff機能の使い方、また余談でしたがOS X Yosemiteの意味もご紹介しました。是非今回のを参考にMacユーザーならHandoffを使って時短してください。