2019年10月05日更新
Amazon GOがすごい!レジなし無人コンビニの仕組み・AI技術や利用方法について解説
日本で「無人コンビニ」とも呼ばれる、レジ無しで買い物ができる「Amazon GO」の仕組みや利用方法を解説します。使われているAIのすごい技術や今後の日本での展開についてもご案内しますので、Amazon GOについて今はまだよく知らない人も参考にしてください。
目次
- 1Amazon GOがすごい!レジなし無人コンビニとは?
- ・Amazon GOは無人コンビニでなはい?
- ・Amazon GOの狙いとは?
- 2Amazon GOの仕組みを解説!
- ・AmazonGOの利用方法
- ・アプリをインストールする
- ・AmazonGOのルールとは?
- 3Amazon GOのAI技術を解説!
- ・来店客の動きを把握するすごい仕組みとは?
- ・Amazon GOのメリットは?
- ・ファミリーマートの【ファミマミライ】とは?
- 4日本版Amazon GOはどうなっているのか
- ・Amazon GOの店舗展開は?
- 5開発が進む日本版Amazon GO!
- ・日本版Amazon GOはいつ実現する?
- 6Amazon GOに次世代テクノロジーを期待する!
Amazon GOがすごい!レジなし無人コンビニとは?
「Amazon GO」というすごいお店が、2018年にアメリカのシアトルにオープンして話題となったのを一度は耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、Amazon GOが一体どんなお店であるかは知らないという人が多いのではないでしょうか。
まず、Amazon GOはレジが無いというのが最大の特徴です。Amazon GOの店舗で買い物をする際にはレジで会計をする必要が無いというのがすごいところです。仕組みや使われている技術について詳しくはこの後、解説していきます。
Amazon GOは無人コンビニでなはい?
日本では、Amazon GOの事を「無人コンビニ」という風に表現する人も多いのですが、正しく表現するとすれば、Amazon GOの店舗は無人コンビニというのとは少し異なります。
というのも、実際のAmazon GOの店舗ではたくさんの従業員がいるので、あくまでもレジが無くレジ従業員と接する瞬間が無いというだけで店舗そのものが無人というわけではないのです。
Amazon GOの狙いとは?
Amazon GOの店舗を作る1番の狙いとは買い物を簡略化することです。日本でも、セルフレジが導入されている店も増えつつありますが、この場合、無人化の1番の狙いはレジに割く人的労力や人件費を割くことで、言うなれば店舗側の環境改善や人件費の削減という側面があります。
一方、Amazon GOの狙いは、レジを無くすことで消費者のレジ待ち時間を無くして、スムーズかつ快適に買い物をできることを目指しています。その証拠とも言えるのが、店舗で働いている従業員の数で、かなりの数の人が働いています。
Amazon GOの公式サイトで「会計の列に並ぶ必要が無い」「待つ必要が無い」ということを何度も強調していることからも、会計を無くして買い物を簡単にできるということを最大の売りにしていることが窺えます。
Amazon GOの仕組みを解説!
ここからは気になるAmazon GOの仕組み・利用方法について解説していきます。
AmazonGOの利用方法
Amazon GOの利用方法の条件となるのが、Amazonアカウントを取得することとAmazon GOのアプリをダウンロードすることです。これらを事前に行っておけば、Amazon GOの店舗で簡単に買い物ができます。
アプリをインストールする
Amazon GOのアプリはiPhoneのApp StoreまたはAndroidのGoogle PlayまたはAmazon Appstoreからインストールできますのでご自身の端末に合わせた方法でアプリをインストールしましょう。
Amazon GOアプリを開くと簡単なチュートリアルが表示され、Amazonアカウントでのログイン画面になりますので、ご自身のAmazonアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインしておきましょう。
また、Amazonアカウントを持っていない場合はアプリの「Sign-In」からも登録ができますが、英語が苦手な人は日本のAmazonサイトから登録する方が分かりやすいです。
AmazonGOのルールとは?
では、実際にAmazon GOを使う方法とルールについて、入店から決済までの流れの中で詳しく解説していきます。
店舗に行く前にAmazon GOアプリのダウンロードとAmazonアカウントでのログインは済ませておき、すぐにQRコードが出せる状態にしておきましょう。
入店から決済までの流れをみる!
まず、Amazon GOの店舗入り口でコード読み取り機にAmazon GOアプリのQRコードをスキャンして入店します。
ご家族などと一緒に来店した場合、別々に会計する場合はそれぞれのAmazon GOアプリで入店する必要がありますが、会計が同じでよければ1つのQRコードで入店して構いません。1度スキャンした後に1人が入店し、その後またスキャンしてからもう1人が入店してください。3人以上での来店の場合も同様です。
入店後は、もうQRコードやスマホは必要ありませんので、気軽に買い物を楽しみましょう。好きな商品を棚から手にとった後は、手に持ったままでも良いですし、店内のショッピングバッグに入れたり、自分の鞄に入れたりしても構いません。そのままお店の外に出れば自動的に会計が行われます。
Amazon GO店舗から退店後、しばらくすると購入した商品のレシートがアプリに送信され、自動的にAmazonアカウントに料金が請求されます。なお、今後現金も使えるようになるということが発表されています。
Amazon GOの店舗内で禁止されているのは、他のユーザーに直接商品を手渡すこと、たったそれだけです。
Amazon GOのAI技術を解説!
では、ここからはAmazon GOに使われているAI技術とは一体どれだけすごい技術なのかということを解説していきます。
来店客の動きを把握するすごい仕組みとは?
Amazon GOの店舗内に複数設置されているカメラとマイクが来店客の動きを把握する仕組みとして役立っています。ディープラーニング(深層学習)というAI技術によって人の動きをトラッキングして商品を手に取ったり棚に戻したりする動作も正確に把握できるようになっています。
Amazon GOのメリットは?
Amazon GOの最大のメリットであり、もっともすごいと評価されるのは、やはりレジで待つ時間が無くなるということです。AI技術を取り入れ、レジ無しの店舗を実現させたことで買い物が快適になり、経営側もレジに割く人件費の削減を叶えられるようになったと言えます。
ファミリーマートの【ファミマミライ】とは?
日本の大手コンビニエンスストアであるファミリーマートも2017年6月に「ファミマミライ」という技術コンセプトを発表しています。ファミマミライもAI技術を取り入れた「AIコンビニ」として、商品情報及び割引情報を商品棚のディスプレイから読み取ったり、在庫管理を自動で行ったりできることを目指しています。
日本版Amazon GOはどうなっているのか
これだけ便利なAmazon GOの仕組みや使い方を知ると、日本でもAmazon GOの店舗を作って欲しいと思う人も多いと存じます。実際に日本版Amazon GOの店舗展開についての状況はどうなっているのか見ていきましょう。
Amazon GOの店舗展開は?
現在、Amazon GOの店舗展開は、シカゴ、シアトル、ニューヨーク、サンフランシスコと、アメリカ国内で行われており、現在店舗展開されている州以外も含め、今後もAmazon GOの店舗は増えていく予定になっています。具体的な予定こそ無いものの、今後、日本でAmazon GOの店舗展開が行われることも可能性としては十分にあります。
開発が進む日本版Amazon GO!
国内でも、日本版Amazon GOとも言える技術・店舗サービスの開発が進んでいます。主に「無人コンビニ」の店舗で、既にJR赤羽店での試験的オープンをしたり、CEATEC JAPANに出店したローソンもRFIDという技術を使ったサービス内容を公開したりしており、実現に向けて動いています。
日本版Amazon GOはいつ実現する?
これまで発表された無人コンビニの技術・サービスを見てみると、それぞれにまだまだ改善すべき点があり改良の余地がありますので、これに関しても具体的にいつ実現するかというのは分かりません。しかし、各社が開発に力を入れていることは間違いありませんので、早い段階で無人コンビニの導入にも期待が持てます。
Amazon GOに次世代テクノロジーを期待する!
ここまで、Amazon GOの使い方や仕組み、使われている高度なAI技術について解説してきました。日本でもAmazon GOの店舗展開が期待されていますが、日本独自の無人コンビニの開発も進んでいます。次世代テクノロジーにますます期待が寄せられており、今後のAI技術の進歩によって私たちの生活はより便利で豊かになるでしょう。