2019年11月13日更新
Windows7のデフラグ方法!ハードディスクの最適化/断片化で高速化する!
Windows7を使っていて、パソコンの動作が遅くなってしまった際には対処方法の1つとして、ハードディスクのデフラグをすることが効果的です。今回はWindows7でのデフラグのやり方に焦点を当てて説明していきます。参考にして快適なWindows7にしましょう。
目次
デフラグとは
Windows7を使っている方に向けてデフラグの説明をしていきます。始めに、デフラグというものがよくわからないという方にデフラグという用語の説明をしていきます。デフラグというのは、Windows7を始めパソコンについているデータの整理機能です。整理機能とはいっても削除を行うような機能というわけではありません。
断片化されたデータをまとめて最適化すること
デフラグという言葉は、「デフラグメンテーション」の略語です。「フラグメント」は断片という意味ですので、この状態を戻すという意味合いを持っています。つまり、断片化したものを最初の状態に整理するということです。デフラグは、各ハードディスク上で行うことができますので、それぞれ断片化したデータ、ファイルを整理できます。
各ハードディスクでデータの読み取りを繰り返していくことで、内部のファイルが断片化していきます。わかりやすい言葉で言うと、データが散らかっていってしまいます。この散らかったファイルを整理して元の状態にリセットしていく作業をデフラグと呼びます。Windows7パソコン内部のデータを最適化してくれる機能の1つということになります。
ディスクのデフラグを行うことで得られるメリットはいくつかあります。一番大きなメリットは、パソコンのパフォーマンスが向上することです。断片化したファイルが大量に存在する散らかった状態のままでパソコンを使用することはあまりお勧めできませんので、定期的にディスクのデフラグを行っていくことが大切です。
Windows7のデフラグ
Windows7ユーザーの方で、デフラグを行う場合も簡単に行うことができます。デフラグのソフトが内蔵されている場合もあれば、ご自身で好きなソフトをインストールして最適化を行うこともできます。Windows7のハイスペックなパソコンであってもデフラグを定期的に行って最適化することで快適な作業をすることができます。
Windows7でハードディスクのデフラグのやり方
ここまで、ハードディスクのデフラグは何なのかについて説明してきました。意味が解ったところで、早速デフラグを実際に行っていきましょう。Windows7でデフラグを行いたい場合はこちらのやり方を参考に進めていってください。ただし、デフラグはファイルデータが断片化している場合もあれば、まったく断片化していない場合もあります。
まずはデフラグを行う前の準備をします。そして手動でデフラグを行う方法と、スケジュールをご自身で設定することで自動でデフラグを行う方法の2通りを説明していきます。参考にして実際に行いましょう。
デフラグの準備
Windows7でデフラグを行う前にやっておくことがあります。それはデフラグ中に邪魔が入らないように環境を整えるということです。デフラグは場合によっては非常に長い時間かかることがあります。その場合、何もせず放置しておくと画面がスリープ状態に入り、一時的にストップしてしまう場合がありますので、スリープ設定を解除しておきます。
次に、ごみ箱に格納されている要らないデータをすべて削除してください。「ごみを空にする」でまとめてきれいにできます。また、この他にもお使いのWindows7に必要のないソフトやデータを削除しておきましょう。デフラグの負担を減らすために、同時進行で起動しているソフトやプログラムがあれば、可能な限り終了させましょう。
手動でのデフラグ方法
デフラグしやすい環境が整えばいよいよデフラグ作業に入ります。お使いのWindows7にはデフラグ専用のツールが搭載されている場合が殆どです。今回はこちらを使用していきましょう。まずは手動でのやり方を説明します。最初にスタート画面を表示させてください。「デフラグ」と検索することでツールを呼び出しすることができます。
「ディスクデフラグツール」や「ドライブのデフラグと最適化」などのアプリ名で表示されますので、起動させてください。起動後にWindows7に内蔵されてるハードディスク、もしくは外付けハードディスクなどのドライブが一覧で表示されます。ディスク内が断片化している場合は「〇%が断片化しています」の数値が大きくなります。
0%の場合は、最適化をしなくても良い状態ですのでデフラグは終了しても大丈夫です。「未実行」の場合は1度最適化を行ってください。この際時間がかかる場合が殆どです。就寝前に最適化を行っておくと時間の有効活用ができますのでお勧めです。Windows7で行っている、すべての作業を終えた後で、最適化を行ってください。
デフラグを実行したい場合のやり方は簡単です。デフラグを行いたいディスクを選択し「ディスクの最適化」をクリックするだけで、最適化の作業が開始されます。あとは、断片化したファイルがもとに戻るまで作業が続けられますので、Windows7を終了せずに待つようにしてください。
自動でのデフラグ方法
手動で毎回最適化を行っていくことは大切ですが、少し手間に感じてしまうこともあります。その場合は、自動で最適化を行う方法があります。効率よくデータの最適化をしたい方はこの機能を使ってください。自動でデフラグを行うには、「スケジュールの有効化」をクリックすることで細かいスケジュールを設定することができます。
自動デフラグのやり方も非常に簡単です。スケジュールは「毎日」「毎週」「毎月」などの頻度を設定できますのでご自身が希望するスケジュール設定をするだけです。この他は自動で行ってくれますので、特に作業は必要ありません。自動デフラグのやり方は以上になります。またこのやり方は、Windows7以降のOSであれば同じように設定できます。
Windows7でデフラグができない場合
Windows7上でデフラグが不可能な場合は、ディスクデフラグツールを無効化してしまって起動できない状態にあることが考えられます。タスクマネージャーを起動しましょう。「サービス」タブを見て、「Disk Defragmenter」を探します。この部分が停止状態になっていましたら、右クリックして「開始」しましょう。
Windows7のおすすめデフラグツール
Windows7に搭載されているデフラグツールでも最適化が行えますが、それ以外の方法でデフラグが行えるソフトを紹介していきます。少し違ったソフトを試すことで、使いやすいデフラグツールが発見できます。Windows7対応のお勧めソフトを2つ紹介します。
すっきり!!デフラグ
まずは「すっきり!!デフラグ」というソフトです。操作も難しくはありませんので簡単にデフラグができます。このソフトは、同時に起動されているソフトなどをすべて終了させた上で実行してくれるのでデフラグの環境を整えながら最適化します。スケジュール機能もさらに充実しているので、お好きなタイミングで自動最適化ができます。
Windows7内蔵のデフラグツールと違って、「すっきり!!デフラグ」はソフト内で解説が細かく記載されています。デフラグを行ったことがない方や、Windows7初心者の方に非常に優しいデフラグソフトになっています。ビギナーでも安心して最適化ができるソフトなのは間違いありません。ソフト名のようにPCも「すっきり!!」させてください。
Auslogics Disk Defrag
もう1つデフラグソフトをご紹介します。「Auslogics Disk Defrag」というソフトです。上記のソフトよりは少し応用型のものになります。このソフトの特徴は、断片化状態のものから最適化されるまでを目視でとらえることができます。色が変わっていく仕組みで、最適化がわかります。ビジュアル的にも洗練されたものになっています。
Windows7のデフラグから、より発展的な設定を行いたいというユーザーはこちらのソフトを試してください。無料でインストールできますので、使い心地を確かめてから使うかを判断しても結構です。このソフトでは、デフラグの結果も詳細で表示されます。細かいデータを確認しておきたいユーザーには非常にありがたいソフトでもあります。
デフラグをしてWindows7を快適に使おう!
ここまでデフラグの意味とWindows7でのデフラグ方法、そしてデフラグできない場合の対処法、最後におすすめのデフラグソフトまで紹介してきました。デフラグで最適化し、パフォーマンスの向上した状態のWindows7で快適なブラウジング、作業を実現させてください。