2019年11月12日更新
【Mac】ゴミ箱の使い方!ファイルの取り出し/空にする/Finderのサイドバーへの設置は?
Macのゴミ箱の使い方をご紹介します。ゴミ箱を不要になったデスクトップ上のデータやファイルを捨てる場所以外で使用したことはありますか?Macのゴミ箱には他にも便利な機能がたくさんあります。作業効率UPにもなりますので、使い方を知って活用していきましょう。
目次
不要なデータをMacのゴミ箱に捨てよう
Macをお使いの方はご存知かもしれませんが、まずはMacのゴミ箱の使い方を紹介します。不要なデータやファイルを捨てる場所以外にもゴミ箱に捨てることでデスクトップ上やフォルダ内のデータを整理できます。他にも圧迫しているストレージを減らし、Macの動作が軽くなるので定期的に削除していきましょう。
データをドラッグ&ドロップでゴミ箱に捨てる方法
データをドラッグ&ドロップでゴミ箱に捨てる方法を説明します。Mac上で削除したい対象データを選択し、ドラッグ&ドロップしながらMacのゴミ箱のアイコンまで持っていくことで削除できます。(▲上画像)
他にも右クリックでゴミ箱に捨てる方法があります。削除したいデータを選択し、右クリックします。(▲上画像)次に「ゴミ箱に入れる」をクリックするとゴミ箱に捨てることができます。
またショートカット機能でゴミ箱に捨てる方法がとても簡単です。ショートカット機能を使うには、Macの場合「コマンド」キーを使用します。ショートカットして削除するには対象データを選択し、「コマンド」キー+「Delate」キーを同時に押します。「コマンド」キーを使うことでマウスやトラックパッドなどのMacの入力デバイスを使用せず、操作をショートカットできます。
Macのゴミ箱からファイルを取り出す(復活させる)方法とは?
Mac上でデータを誤って削除した場合、ゴミ箱から取り出す(復活させる)ことで元に戻すことができます。その方法を今からご紹介します。
ゴミ箱からファイルを取り出す(復活させる)方法を説明します。まずはゴミ箱を開きます。対象ファイルを右クリックし、「戻す」を選択することでファイルを取り出す(復活させる)ことができます。また他にもドラッグ&ドロップで元のフォルダを復活させる(▲上画像)、歯車アイコンをクリックし「戻す」を選択することでファイルを取り出す(復活させる)ことができます。
他にも直前に削除されたファイルを簡単にゴミ箱から取り出す(復活させる)方法もあります。まずファイルを削除する場合、「コマンド」キーと「Delete」キーを同時に押す、もしくはコンテキストメニューから「ゴミ箱に入れる」を選択します。
削除した直後であれば、ショートカットキーを使うことで削除フォルダの復活が可能です。その場合、「コマンド」キーを押しながら「Z」キーを押すことで直前の操作を取り消し、フォルダを取り出す(復活させる)ことができます。
Macのゴミ箱を空にする方法とは?
不要なデータを削除することでゴミ箱内に不要データが蓄積していきます。ゴミ箱を空にすることも忘れずにやっていきましょう。「Dock」「ショートカットキー」「Finder」を使ったMacのゴミ箱を空にする3つの方法と空にできない場合の対処方法をご紹介します。
一つめは「Dock」を使ったゴミ箱を空にする方法です。「Dock」上にあるゴミ箱アイコンにカーソルを合わせ右クリックします。「ゴミ箱を空にする」を選択します。(▲上画像)「ゴミ箱にある項目を完全に消去してもよろしいですか?」と表示されるので「ゴミ箱を空にする」を選択すれば完了です。
二つ目は「ショートカットキー」を使ったゴミ箱を空にする方法です。ショートカットキー「コマンド」 + 「shift」 + 「delete」キーを押します。「ゴミ箱にある項目を完全に消去してもよろしいですか?」と表示されるので「ゴミ箱を空にする」を選択すれば完了です。
三つめに「Finder」を使ったゴミ箱を空にする方法があります。Finderを起動させFinderメニューを開きます。「ゴミ箱を空にする」を選択します。(▲上画像)「ゴミ箱にある項目を完全に消去してもよろしいですか?」と表示されるので「ゴミ箱を空にする」を選択すれば完了です。
ゴミ箱を空にした後ではデータの復活は難しい
「ゴミ箱を空にする」操作をした後はユーザーからはデータが見えなくなっています。ゴミ箱に入れただけであれば取り出すことで復活できますが、「ゴミ箱を空にする」操作後のデータ復活は容易ではありません。
しかしパソコン上から完全に削除されている訳でないので、復活したい場合は専用ソフトや専門業者に依頼する必要があります。Macでもよく起きるトラブルの1つとして、データの誤削除がありますから注意しましょう。
空にしようとしても様々な原因から空にできない場合があります。原因としては削除対象ファイルが他の場所で使用されている、ログイン項目がファイルを使用中などが考えられます。ここではその際の対処方法について紹介します。大きく二つの方法があります。
一つ目のセーフモードで起動する方法を説明します。Macの電源 + 「shift」キーでセーフモードが起動できます。起動したら「ゴミ箱を空にする」を選択し、再起動します。これで操作完了です。
二つめは「ファイルが使用中です」とメッセージが表示され、空にできない場合の対処法です。その際は削除対象ファイルが他の場所で使用されている可能性があるので、起動中のアプリやフォルダを全て閉じましょう。
この方法でも空にできない場合は、Appのバックグラウンドプロセスが削除対象のファイルを使用している可能性があります。再起動して「空にする」操作を行いましょう。
それでも削除できない理由がわからない場合上記の方法を試しても空にできない場合、ディスクの一部に不具合が生じている可能性があります。その際の対処法としては「MacOSを復元」から起動する方法があります。MacOSを復元で起動→「コマンド」 + 「R」キーを押しMacを起動します。「macOSユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」→「続ける」をクリックします。
ディスクユーティリティで、削除対象ファイルが入っているディスクを選択します。最後に「First Aid」機能でディスクを修復しましょう。ディスクユーティリティを終了し、Mac を再起動してからゴミ箱を空にすれば操作は完了です。ゴミ箱を空にできましたか?
主に上記で説明した方法で解決できる場合が多いですが、それでも空にできない場合もあります。システムに何らかのエラーが出ている可能性が考えられます。その場合、Appleのサポートセンターに問い合わせをするか初期化を検討してみましょう。
Macのゴミ箱の場所はどこ?Finderで表示させる方法とは?
Macではファイルやフォルダを整理・管理する場所として「Finder」があります。Macのゴミ箱をFinder上のサイドバーに設定しておくことで作業が大変便利になります。作業中にキーボードとマウスやトラックパッドを行ったり来たりしなくてよくなるだけでも楽です。それではFinderのサイドバーについてとサイドバーへの設定方法を二つ説明します。
まずはFinderのサイドバーへの設定方法の一つめです。
まずFinderを起動します。(▲上画像)FinderとはMac内のファイルやフォルダを整理・管理するアプリです。Finderのサイドバーには「よく使う項目」と表示された場所があります。ここにMacでよく使う機能やお気に入りの機能を追加したり削除することで自分好みにカスタマイズできます。
メニューを選択し「移動」→「フォルダへ移動」(▲上画像)[ショートカットキー「コマンド」 + 「Shift」 + 「G」キーで同様の操作が可能]
フォルダの場所に「~/.Trash」と入力し「移動」ボタンをクリックします。(▲上画像)「~/.Trash」に移動しましょう。(.Trashは「ゴミ箱」と表示されています)サイドバーに表示された「.Trash」をよく使う項目へドラッグ&ドロップします。これでサイドバーに登録完了です。
「.Trash」は「ごみ箱」と同じように使うことができます。また、ごみ箱の中のアイコンを選択すると「空にする」を表示・選択することができます。【注意】「.Trash」という名称は変更できません。
二つめのFinderのサイドバーへの設定方法を説明します。
まずFinderを起動します。(▲上画像)
ショートカットキー「コマンド」 + 「shift」 + 「.(ピリオド) 」を押します。すると見えなかったファイルやフォルダが見えるようになります。(▲上画像)「ゴミ箱」は実際見えないフォルダとしてホームにあるので、この後は通常ゴミ箱へ削除するようにドラッグ&ドロップします。この操作でデータを削除することができます。
ショートカットキー「コマンド + shift + .(ピリオド) 」は[見える/見えない]を切り替える指示になります。一度押し、見えた状態でもう一度押せば見えない状態に戻ります。覚えておくと便利ですよ。
「ゴミ箱」の警告メッセージが表示されないようにするには?
「ゴミ箱」の警告メッセージが表示されないようにする方法を紹介します。毎回操作が必要な方法と常に適用される方法の2つの方法があります。
毎回必要-Finderの「環境設定」から設定する方法
「Finder」を起動します。上部メニュー「Finder」→「環境設定」→「詳細」を選択します。「ゴミ箱を空にする前に警告を表示」の左にあるチェックを外せば完了です。(▲上画像)
常に適用-ショートカットキー「コマンド」で入力する方法
次の方法で警告なしで空にすることができます。ショートカットキー「コマンド」 + 「shift」 + 「option」 + 「Delete」キーを押せば完了です。
「30日後にゴミ箱から自動的に削除する設定」が便利
毎回手動で作業するのは大変です。定期的に空にできれば作業が格段に楽になるはずです。「ゴミ箱を空にする」を自動で行う方法を紹介します。
「Finder」を起動します。上部メニュー「Finder」→「環境設定」→「詳細」を選択します。「30日後にゴミ箱から項目を削除」の左にあるチェックを外せば完了です。(▲上画像)
Macのゴミ箱の使い方を覚えて定期的に不要データを捨てよう
この記事ではMacのゴミ箱について紹介してきました。捨てる場所というだけでなく整理・動作の改善など多くのメリットがあります。Macのゴミ箱の使い方を覚えて定期的に不要データを捨てていきましょう。