2019年10月22日更新
「OKGoogle おはよう」で家電などを作動する方法!ルーティンの設定手順を解説!
Googleアシスタントのルーティン機能を活用すれば、Google Homeに「OK Google おはよう」と言うだけで複数のスマートホーム家電を操作することが可能です。「OK Google おはよう」コマンドを使うためのルーティン設定の仕方を解説します。
目次
- 1「OKGoogle おはよう」で日常生活を超便利に!
- ・OKGoogleってそもそも何?
- 2あなたの思い通りに!「OKGoogle おはよう」で出来ることとは
- ・「OKGoogle おはよう」で照明を操作
- ・「OKGoogle おはよう」でスマートフォンを操作
- ・「OKGoogle おはよう」でカーテンやシャッターを操作
- ・「OKGoogle おはよう」でエアコンやテレビを操作
- 3「OKGoogle おはよう」で家電を動かす為の事前設定とは
- ・GoogleHomeのセットアップ
- ・GoogleHomeを設定する上での注意点とは
- 4GoogleHome最大の強み!ルーティン機能のいろは
- ・ルーティン機能の2つの魅力とは
- ・ルーティン機能を使う為に必要な設定とは
- ・デフォルトのルーティン機能を使ってみよう!
- ・ルーティン機能をカスタムしてみよう!
- 5GoogleHomeを起動するためのトリガー設定とは
- ・トリガーを変更するために必要なもの
- ・トリガーを変更するための手順とは
- 6「OKGoogle おはよう」は魔法の言葉!あなたの理想を形に
「OKGoogle おはよう」で日常生活を超便利に!
テレビやインターネットで公開されているGoogle HomeのCMにて、登場人物が「OK Google」とGoogle Homeに話しかけているシーンを見て不思議に思った方もいることでしょう。
なぜ人間が家電に向かって話しかけているのか?そもそも何が「OK」なのか?
ここでは、「OK Google」コマンドについて解説していきます。
OKGoogleってそもそも何?
「OK Google」とは、Google Homeを起動させるために必要なデフォルトウェイクワード(wake word)のことです。
Google Homeをコンセントに接続して電源を入れただけでは、家電として機能しません。「OK Google」とGoogle Homeに話しかけると機器が起動し、その後で「電気つけて」など何らかの指示を伝えるとGoogle Homeが音声コマンドを処理してくれるシステムになっています。
GoogleHomeを起動させる合言葉
ウェイクワードは、Google HomeだけでなくAmazon EchoのAlexa(アレクサ)やiPhoneのSiri(シリ)など様々な音声認識AIアシスタントの起動に必要な合言葉です。
ウェイクワードを省いて「電気つけて」と言っても、Google Homeは無反応のままです。最初に「OK Google」と発声するか、本体のボタンの長押し・ジェスチャー機能でGoogle Homeを起動させないと、音声コマンドを受け付けてくれません。
また、ウェイクワードにはデフォルト以外にもいくつかのパターンがあり、機器によってはユーザーが選択可能です。主なウェイクワードをまとめると、以下のようなものがあります。
家電 | ウェイクワード |
---|---|
Google Home |
|
Amazon Echo |
|
LINE Clova |
|
HomePod | Hey Siri |
Google home mini の真後ろにポテトヘッドを置いていたら、パパとしゃべっているのはコイツか!と思った様で、ポテトヘッドを見かける度に、
— ガチャつく野郎2.0 (@_tamitom) October 1, 2019
『おっけーぐーぐるだぁー』と言うようになってしまった娘2歳。
ウェイクワードを変更させて下さい🙏
基本的に、自分オリジナルのキーワードをウェイクワードに設定することはできません。しかし、特殊なハックソフト・デバイスを使ってウェイクワードを変更する裏技は存在します。
公式ツールではないので本記事では紹介しませんが、興味のある方は自己責任で探してみると良いでしょう。
GoogleHomeとは
Google Homeは、2016年11月(日本では2017年10月)に発売されたGoogle製のスマートスピーカーです。「Googleアシスタント」という音声認識AIが搭載されており、音声コマンドで各種機能を利用することができます。
音楽を再生したりGoogle検索したりするだけでなく、連携設定を行った複数のスマートホーム家電を声で操作することも可能。防犯や節電面で非常に重宝するため、多くの世帯で導入されています。
スタンダードモデルの「Google Home」を筆頭に、「Google Home Mini」・「Google Nest Hub」・「Google Nest Mini(第2世代)」・「Google Nest Hub Max」などのシリーズが公式サイトで販売されています。
興味のある方は、以下のリンクにアクセスしてチェックしてみてください。
あなたの思い通りに!「OKGoogle おはよう」で出来ることとは
ネットワークを経由して複数の家電を操作できるIoT(Internet of Things)システムは、多くの新築住宅に採用されています。スマートフォンやスマートスピーカーで各家電を制御できるスマートホームは、まさに次世代の住居と言えるでしょう。
IoT対応のスマート家電を購入してGoogle Homeとの連携設定を行えば、賃貸物件でもある程度のスマートホーム化は可能です。
Google Homeには一つの音声コマンドで複数のタスクをこなしてくれる「ルーティン」機能があり、「OK Google おはよう」と呼びかけるだけで様々な家電を一括操作できます。
ここでは、「OK Google おはよう」コマンドで実現可能な機能について見ていきましょう。
「OKGoogle おはよう」で照明を操作
「OK Google おはよう」とGoogle Homeに呼びかけるだけで、連携設定している照明の電気をつけることができます。複数の照明も一括で点けられるため、起きたばかりで頭がボーっとしている時に重宝します。
「OKGoogle おはよう」でスマートフォンを操作
「OK Google おはよう」と呼びかけるだけで、スマートフォンのマナーモード設定を解除することができます。寝る前にオンにしたマナーモードをそのままにして外出してしまうリスクを回避できる魅力があります。
「OKGoogle おはよう」でカーテンやシャッターを操作
「OK Google おはよう」とGoogle Homeに呼びかけるだけで、連携設定している電動タイプのカーテンやシャッターを開けることができます。一度にすべて開放できるため、特に広い家では非常に重宝することでしょう。
「OKGoogle おはよう」でエアコンやテレビを操作
「OK Google おはよう」とGoogle Homeに呼びかけるだけで、連携設定しているエアコンやテレビの電気をつけることができます。夏や冬には室温を調整しつつ、テレビで今日のニュース等を確認しながら新しい一日を始められます。
「OKGoogle おはよう」で家電を動かす為の事前設定とは
購入したばかりのGoogle Homeは、電源を入れただけでは機能しません。セットアップと呼ばれる初期設定作業を行わなければ、複数のスマートホーム家電をコントロールするどころかGoogle Homeすら満足に動いてくれないでしょう。
ここでは、「OK Google おはよう」コマンドで複数のスマートホーム家電を動かすために必要なGoogle Homeの初期設定手順について解説していきます。
GoogleHomeのセットアップ
Google Homeの初期設定作業は、画面の指示に従ってWi-Fiアクセスポイントや自分の声などを登録するだけなので初心者でも簡単に行えます。
Google Homeをコンセントに接続して電源を入れたら、スマホ(またはタブレット)で以下のリンクにアクセスして「Google Home」アプリをダウンロード・インストールしてください。
Google Homeアプリを起動し、画面右下の「使ってみる」をタップします。
Google Homeで利用するGoogleアカウントを選択して「OK」をタップします。
「自宅」を選択して「次へ」をタップします。
デバイスの検出画面でGoogle Homeが検出されたら「次へ」をタップします。Google Homeから音が鳴ったら「はい」をタップしてください。
Google Homeを設置する場所を選択して「次へ」をタップします。Wi-Fi接続のネットワーク名(SSID)やパスワードを設定して「接続」をタップします。
「Googleアシスタントの設定」画面が表示されたら、「次へ」をタップします。
「同意する」をタップし、画面の指示に従って「OK Google」と何度か発声します。
あとは必要に応じてメディアサービスの追加などを行い、初期設定を完了させればOKです。
スマートホームデバイスがキーワード
セットアップが完了すれば、「OK Google」コマンドでGoogle Homeを操作できるようになります。しかし家電を音声コマンドで操作するためには、他にも事前準備が必要です。
ここで気を付けなければならないのは、Google Homeで制御できる家電はスマートホーム対応デバイスのみだということです。
例えば赤外線リモコンタイプの照明家電やテレビをGoogle Homeでコントロールするためには、別途スマートリモコンを購入して「スマートリモコン ー 各家電」・「スマートリモコン - Google Home」という2つの連携設定を行わなければなりません。
また、非リモコンタイプの家電を操作する場合は、ロボットアーム付きのボタン押しロボットやスマートプラグ等のスマートホームデバイスを購入して、初期設定およびGoogle Homeとの連携設定を行う必要があります。
スマートホームデバイスとGoogleHomeの接続が必要
スマートリモコンなどの各種スマートホーム対応デバイスの初期設定を行うためには、各メーカーが提供している専用アプリをスマホにダウンロード・インストールする必要があります。
初期設定完了後、Google Homeアプリを起動して各スマートホーム対応デバイスとの連携設定を行えば、ようやく「OK Google おはよう」コマンドで複数の家電を操作できるようになります。
なお、初期設定や連携設定の具体的なやり方は各デバイスによって異なります。詳細な手順は製品に同梱されているマニュアル等を参照してください。
GoogleHomeを設定する上での注意点とは
Google Homeや各種スマートホーム対応デバイスの初期設定・連携設定を行う際には、二つのことに注意してください。
一つ目は、設定作業を日中に行うことです。Google Homeのようなスマートスピーカーのセットアップ時には発声が必要であり、夜中に行うと近所迷惑になる恐れがあります。
二つ目は、スマホのOSです。iPhoneやiPadの場合はiOS 11.0以降、Androidスマホの場合はAndroid 5.0以上でなければ、Google HomeアプリやGoogleアシスタント機能を使用できません。
もしも長期間OSをアップデートしていない方は、スマホの「設定」アプリを起動して事前にOSを更新しておきましょう。
GoogleHome最大の強み!ルーティン機能のいろは
「OK Google おはよう」と話しかけるだけで複数の家電を一括操作できるのは、Google Homeに搭載されている「ルーティン」機能のおかげです。
ここでは、Google Homeのルーティン機能の特徴や具体的な使い方について解説していきます。
ルーティン機能の2つの魅力とは
Google Homeのルーティン機能を使えば、通常の音声コマンドではできない様々な操作を実現できるメリットがあります。
ルーティン機能独自の利点を2つご紹介しましょう。
1つのコマンドで複数動作が可能に
ルーティン機能の最大の魅力は、一つの音声コマンドで複数のタスクを一気に実行できる点にあります。
「OK Google 電気をつけて」、「OK Google テレビをつけて」、「OK Google エアコンをつけて」と各家電を一つ一つ音声で制御していると、リモコン操作より手間がかかって疲れます。
その点、ルーティン機能を活用すれば、「OK Google おはよう」と一声かけただけで複数の家電を一括コントロールすることが可能です。時間と労力の節約に重宝することでしょう。
掛け声や起動順序をあなた好みにカスタマイズ
また、ルーティン機能にはカスタマイズ性に長けているという特長もあります。Google Home(Googleアシスタント)に呼びかける音声コマンドや複数の家電を起動させる順序などを自分で変更可能です。
自宅の環境に合わせて最適なルーティンを組むと良いでしょう。
ルーティン機能を使う為に必要な設定とは
ルーティン機能を利用する際には、Google Home等の初期設定・連携設定とは別にルーティンのカスタマイズ設定が必要になる場合があります。
正確に言えば、Google Homeを使用するユーザーが「一人」の場合と「複数」の場合で設定の仕方が異なります。
Google Homeを使用するユーザーが 一人だけの場合 |
Google Homeを使用するユーザーが 複数いる場合 |
|
---|---|---|
ルーティン機能の設定手順 |
|
|
デフォルトのルーティン機能を使ってみよう!
ルーティン機能のカスタマイズ設定が完了したら、実際にGoogle Homeのルーティン機能を使ってみましょう。
Google Homeにはデフォルトで6種類のルーティン機能が用意されており、Google Homeのアプリ上でルーティンのデフォルト動作を設定することができます。
デフォルトのルーティン機能の設定手順
Google Homeのアプリ上でルーティンのデフォルト操作を設定する手順は以下の通りです。
- スマホ(またはタブレット)とGoogle HomeをWi-Fiで接続する
- Google Homeアプリを起動する
- ホーム画面の右下にあるアカウントアイコンをタップする
- 「その他の設定」をタップする
- 「アシスタント」タブを選択し、「ルーティン」をタップする
- デフォルトで用意されている6種類のルーティンの中から任意のルーティンをタップする
- 「Googleアシスタントによる操作…」の中から、実行したいデフォルト操作のチェックボックスをオンにする
- 「保存」をタップすれば、ルーティンのデフォルト操作の設定完了
デフォルトのルーティン機能で出来ること
Google Homeアプリにデフォルトで用意されている6種類のルーティンには、以下の表のような機能がデフォルトで設定されています。なお、スマートホーム対応家電の操作を追加するためには、事前に連携設定を行っておく必要があります。
デフォルトで用意されているルーティン | 音声コマンド | 設定可能な操作 |
---|---|---|
おはよう | OK Google おはよう |
|
寝る時間 | OK Google おやすみ |
|
外出前 | OK Google 行ってきます | 照明、プラグ、サーモスタットなどの操作 |
ただいま | OK Google ただいま |
|
出勤 (iOSまたはAndroidのGoogleアシスタントのみ対応) |
OK Google 仕事に行くよ |
|
帰宅中 (iOSまたはAndroidのGoogleアシスタントのみ対応) |
OK Google 今日の予定は? |
|
ルーティン機能をカスタムしてみよう!
デフォルトで用意されているルーティンだけでは物足りない場合、自分オリジナルのルーティンを作成することができます。
ルーティン機能をカスタマイズする手順を見ていきましょう。
ルーティン機能をカスタムするための設定手順
カスタムルーティンを作成する手順は以下の通りです。
- スマホ(またはタブレット)とGoogle HomeをWi-Fiで接続する
- Google Homeアプリを起動する
- ホーム画面の右下にあるアカウントアイコンをタップする
- 「その他の設定」をタップする
- 「アシスタント」タブを選択し、「ルーティン」画面右下の「+」アイコンをタップする
- 「コマンドを追加」を選択し、カスタムルーティンを作動させる音声コマンド(フレーズ)を設定する
- 「操作を追加」を選択し、Googleアシスタントに実行させたい動作を設定して保存する
カスタムルーティンのスケジュール変更手順
なお、カスタムルーティンを設定する際、「日時を設定」をタップすればカスタムルーティンをGoogle Home上で自動的に作動させるスケジュールを登録することができます。
Google Homeアプリ上で、カスタムルーティンの開始時間・曜日などを設定可能です。帰宅時間がほぼ決まっている場合は、スケジュール機能を使って家電をコントロールすると良いでしょう。
GoogleHomeを起動するためのトリガー設定とは
Google Homeのユーザーボイスを聞き取る精度は非常に優秀です。しかし、Google Homeを音声で操作するためには、「OK Google テレビ見せて」といった具合に正確な音声コマンド(トリガー)を覚えなければならないというデメリットがあります。
「Google Homeに何て言えば良いのか分からない」という困った事態にならないように、頻繁に使う機能のトリガー設定は自己流にアレンジしておくことをおすすめします。
トリガーを変更するために必要なもの
Google Homeのトリガー設定を変更する際には、初期設定時に使用したものを全て準備しておきましょう。具体的には、以下のデバイスが必要です。
- Google Home
- Wi-Fiルーター
- Google Homeアプリをインストールしたスマホ(またはタブレット)
トリガーを変更するための手順とは
Google Homeのトリガー設定を変更する手順は以下の通りです。
- スマホ(またはタブレット)とGoogle HomeをWi-Fiで接続する
- Google Homeアプリを起動する
- ホーム画面の右下にあるアカウントアイコンをタップする
- 「その他の設定」をタップする
- 「アシスタント」タブを選択し、「ルーティン」をタップする
- トリガー設定を変更したいルーティンをタップする(新規作成してもOK)
- 「こう言ったとき…」欄に任意の言葉を登録して保存する
「OKGoogle おはよう」は魔法の言葉!あなたの理想を形に
今回は、「OK Google おはよう」コマンドで複数の家電を操作する設定方法やルーティン機能をカスタマイズするやり方などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- Google Homeには、一つの音声コマンドで複数の機能を一括作動させられる「ルーティン」という機能がある
- ルーティン機能を活用すれば、「OK Google おはよう」と呼びかけるだけで複数の家電をまとめて操作できる
- デフォルトで用意されている6種類のルーティンの他に、自作したオリジナルルーティンも設定できる
- ルーティンのトリガー設定を変更すれば、デフォルトの音声コマンドを自己流の呼び方に変更できる
- ルーティン機能で家電を操作するためには、スマートホーム対応デバイスを用意して連携設定まで済ませておく必要がある
Google Home(Googleアシスタント)を活用すれば、わざわざIoT対応のスマートホームに引っ越さなくても簡単に自宅をスマートホーム化することが可能です。
外出時の家電の消し忘れなどを避けたい方は、ぜひ本記事を参考にしてGoogle Homeのルーティン機能を使いこなせるようになってください。