【Android】機種変更でアプリを一括移動する方法を紹介！

Androidを機種変更した時に、アプリを一つずつ新しいスマホにインストールしている方もいるようです。しかし、スマホには数多くのアプリを入れることが多いので、一つずつアプリを探してインストールしていたら、莫大な手間がかかってしまいます。

実は、Androidでは機種変更したときに、古いスマホで使っていたアプリを新しいスマホに一括でインストールできる方法があります。この記事では、Androidを機種変更するときのアプリの一括移行方法について詳しく解説します。

Androidを機種変更したときに、アプリを一括移行する方法は3つあります。3つの方法から選べるので使いやすい方法を見つけましょう。それぞれの方法の詳細については、この記事で後述しますが、どのような方法があるのか、かんたんに説明します。

まず1つ目の方法は、Google Playの機能を使って一括移行する方法です。Androidには、アプリをインストールしたり、音楽や動画を購入したり、サブスクリプションの支払いを管理したりするためのGoogle Playストアアプリが搭載されています。

Google Playストアアプリの機能に、今までAndroidにインストールしたことがあるけれども、現在はインストールされていないアプリを一括でインストール出来る機能があります。

この機能を使えば、古いAndroidでインストールしたことのあるアプリを一括して新しいAndroidへインストールできます。

2つ目の方法は、データ移行やバックアップをするためのアプリを利用してアプリを一括で移行する方法です。1つ目のGoogle Playを使う方法とは異なり、この方法を使えばアプリの一括インストールの他に、連絡先やカレンダーなどのスマホの基本データの移行もできます。

スマホのデータ全体を一括してデータ移行したい場合には、データ移行アプリを利用するのがおすすめです。

格安SIMでは利用できない、大手キャリア携帯電話回線を契約している方限定になりますが、携帯電話会社から提供されているデータ引き継ぎサービスや機種変更サポートを利用する方法もあります。

機種変更時の新しいスマホの設定方法や、Googleアカウントの設定方法がわからない方には、店頭でスタッフがサポートしたり、代わりにデータ移行してくれたりします。店頭サポートでアプリの一括移行についても質問したり、サポートしてもらうことができます。

Androidでアプリを一括で移行する方法を解説する前に、機種変更する前に行って置かなければいけない準備について解説しておきます。この準備をしておかないと、スマホやアプリのデータが失われてしまう可能性もあるので、しっかりと実行してからアプリの移行を始めましょう。

機種変更をする前には、古いスマホのOSと移行するアプリを全て最新の状態にしておきましょう。OSとアプリが最新の状態になっていないと、新しいスマホに移行しても、前のデータの引き継ぎがうまくいかない可能性があります。

機種変更するときのデータ移行では、データ移行時に万が一の事態が起きてスマホ内のデータが全て失われてしまう可能性があります。

AndroidのOSをアップデートする方法はこちらの記事を参考にしてください。

Androidでアプリをアップデートする方法はこちらの記事を参考にしてください。

機種変更するときのデータ移行では、データ移行時に万が一の事態が起きてスマホ内のデータが全て失われてしまう可能性があります。念のためにスマホのデータをバックアップしておきましょう。バックアップ方法はこちら記事を参考にしてください。

機種変更後には、新しいスマホでGoogleアカウントのIDとパスワードの入力が必要になります。また、アプリによってはログイン情報が必要なものもあります。Googleアカウントや、ログインするアプリは、機種変更を始める前にIDとパスワードを控えておくようにしましょう。

アプリによっては、古いスマホで使っていたIDでログインするだけではデータが完全に引き継がれないものもあります。特にゲームやポイントを貯めるアプリなどでは、あらかじめ引き継ぎ設定や引き継ぎコードを控えておく必要のあるものがあります。

どうしてもデータを失いたくないアプリは、機種変更をする前に引き継ぎ設定の必要はないかどうかを確認して、必要な操作があれば必ず行っておきましょう。

おサイフケータイやポイントアプリでも、引き継ぎ設定が必要なものがあります。引き継ぎ設定が必要なのに設定していない場合には、電子マネーやポイントの残高が失効してしまうこともあります。

おサイフケータイやポイントアプリを利用している場合には、機種変更を始める前にアプリごとに引き継ぎ設定の必要はないか確認してみましょう。

Androidを機種変更するときにアプリを一括移動する方法を具体的に見ていきましょう。最初にご紹介したように、Androidでアプリを一括移動する方法は、Google Playを使う方法、データ移行アプリを使う方法、携帯電話会社のデータ移行サービスを利用する方法の3つの方法があります。それぞれのやり方について詳しく見ていきましょう。

まずはGoogle Playの機能を使う方法です。

Google Playの機能を利用する方法を使う場合には、古い端末では特に操作する必要はありません。古いAndroidと同じGoogleアカウントでの端末のセットアップが完了したら、アプリを一括して移行していきましょう。

古いAndroidと同じGoogleアカウントでログインしていることを確認したら、「Playストア」のアプリを開きます。

Playストアの画面の右上にある「アカウント」アイコンをタップします。

「アプリとデバイスの管理」をタップします。

「管理」のタブをタップします。「インストール済み」をタップします。

「未インストール」をタップします。

すると、古い端末で同じGoogleアカウントでログインしていたときにインストールしたことがあるアプリが表示されます。

新しいAndroidにインストールするものにチェックを入れて、画面上部のダウンロードボタンをタップします。

すると選択したアプリの一括インストールが開始します。

次に、データ移行やバックアップに便利なアプリを使ってアプリの一括移動をする方法を見ていきましょう。Androidのデータ移行やバックアップに使えるアプリにはいろいろなものがありますが、今回はJSバックアップでアプリ移行する方法を解説します。

JSバックアップはスマホのデータ移行やバックアップを簡単にできるアプリです。クラウドやパソコンにバックアップを作成して、機種変更した新しい端末へのデータ移行や、データを損失した場合の復元ができます。

クラウドやパソコンに作成したバックアップからのデータ移行や復元なら完全無料で利用できます。JSバックアップならアプリのデータだけでなく、連絡先や通話履歴、パソコンなら画像や音楽などのファイルデータの移行も簡単にできます。

機種変更時のデータ移行全般に利用できるので、ぜひ活用してみましょう。

まずはJSバックアップでSDカードを使ってアプリを移行する方法を解説します。Androidを利用している方の多くが、スマホにSDカードを挿入して使っていることでしょう。SDカードを使えば、パソコンを使わなくても機種変更時のデータ移行ができます。

ただし、JSバックアップでは、パソコンを使ったデータ移行と比べるとSDカードの方が時間がかかる点に注意しましょう。

それでは、SDカードを使ったアプリのデータ移行の手順を解説します。まずは、以下のリンクから、古いAndroidとセットアップが完了した新しいAndroidにそれぞれJSバックアップのアプリをインストールしておきましょう。

JSバックアップのインストールが完了したら、古いAndroidで起動します。

「バックアップ&復元」をタップします。機種変更時に通常使うのは「データ移行」ですが、「データ移行」ではSDカードではなくクラウドへデータが保存されます。音楽や画像などのファイルはバックアップできないので「バックアップ&復元」を選択します。

「バックアップする」をタップします。

バックアップ先で「SDカード」を選択して「OK」をタップします。

バックアップ先とバックアップするデータを確認します。機種変更のためのバックアップなので「今後も自動でバックアップする」からはチェックを外しておきましょう。「バックアップスタート」をタップします。

するとSDカードへのバックアップが始まります。

バックアップの完了画面が表示されます。古いスマホと新しいスマホの電源を切って、SDカードを古いスマホから新しいスマホへ入れ替えます。

次は、新しいスマホでSDカードからバックアップデータを復元しましょう。古いスマホでバックアップを保存したSDカードを入れた新しいスマホの電源を入れて、JSバックアップを起動します。

「バックアップ&復元」をタップします。

「復元する」をタップします。

バックアップ先が「SDカード」になっているか、復元するバックアップファイル名が、古いAndroidで作成したものか確認します。復元するバックアップデータに間違いがなければ「復元スタート」をタップします。

なお、「復元するデータ」にアプリデータは表示されていませんが、「標準」データの中にインストールされていたアプリの一覧が入っています。

「OK」をタップします。

復元が始まりました。
 

完了画面が表示されたら復元完了です。ここまでの作業で復元できたアプリデータは、古いスマホで利用していたアプリの一覧だけです。まだ、新しいスマホにインストールされているわけではありません。アプリのインストールを始めましょう。

「アプリの復元へ」をタップします。次の画面でアプリの一覧が表示されます。この中から新しいスマホにインストールするアプリを選択して「OK」をタップします。すると、選択したアプリの一括インストールが始まります。

JSバックアップを使えば、パソコン経由で機種変更した新しいAndroidにデータ移行することもできます。もちろん、アプリの一括移行も可能です。パソコンを使ってJSバックアップでアプリの一括移行をする方法もみておきましょう。

古いAndroidと新しいAndroidにJSバックアップのアプリをインストールしておきましょう。

また、パソコン版のJSバックアップアプリもインストールしておきましょう。こちらのリンクから入手できます。

「PC App」をクリックするとWindows版をダウンロードできます。Mac版はありません。パソコン版JSバックアップをインストールできたら起動します。

機種変更前の古いスマホでもJSバックアップを起動します。「バックアップ&復元」をタップします。

「PCを使ったバックアップ・復元・同期」をタップします。

「次へ」をタップします。

スマホの画面にIPアドレスが表示されていることを確認したら、パソコン版のJSバックアップを表示します。

「スマホ・タブレットをPCに接続」をクリックします。

スマホ版JSバックアップの画面に表示されているIPアドレスをパソコン版の画面へ入力して「接続する」をクリックします。

スマホの名前を登録します。

スマホの画面が「接続中」に変わるのを確認します。パソコン版の画面で機種変更前のスマホの名前をクリックします。「接続完了」と表示されたら「このデバイスからバックアップ」をクリックします。

バックアップする内容が表示されます。確認できたら「この内容でバックアップする」をクリックします。バックアップが始まったら完了するまで待ちましょう。

バックアップが完了したら、機種変更する新しいAndroidでJSバックアップを開きます。「バックアップ&復元」＞「PCを使ったバックアップ・復元・同期」＞「次へ」と進みます。

パソコン版JSバックアップで「デバイス新規接続」をクリックして、新しいAndroidに表示されているIPアドレスを入力します。新しいAndroidのJSバックアップでの名前を付けて接続します。

新しいAndroidを選択して「このデバイスに復元」をクリックします。

復元する端末を確認します。

復元するバックアップデータを選択します。復元するデータの種類も選択します。アプリのデータは「標準」データに含まれています。アプリの一括移行が目的なら必ず「標準」を選択しましょう。復元する内容が決まったら「この内容で復元する」をクリックします。

パソコン側で復元の完了が表示されたらスマホを確認します。

スマホ側で画面の指示に従って操作すると復元が始まります。

復元が完了したら、「アプリの復元へ」をタップします。

すると古いAndroidで利用していたアプリの一覧が表示されます。機種変更後の新しいAndroidにインストールするものにチェックを入れて「OK」をタップします。すると、アプリを一括インストールできます。

大手キャリアの携帯電話回線を利用している場合には、携帯電話会社によるデータ移行サービスを利用できます。各社のデータ移行サービスの利用方法は次のとおりです。

ドコモではかんたんな操作でスマホの機種変更ができる無料アプリを提供しています。しかし、この無料アプリでは写真や動画などのデータ移行はできますが、アプリの移行はサポートしていません。

ドコモでアプリ移行のサポートを受けたい場合には、ドコモショップの店頭サポートで有料でお願いする必要があります。以下のリンクからお近くのショップを探して、来店予約を取ってから店頭でアプリ移行のサポートを受けたい旨をご相談ください。

auでも店頭の有料サポートでデータ移行サポートを受けることができます。アプリ移行は店頭サポートの内容には入っていませんが、Googleアカウントの設定はサポートしてもらえます。どうしても自分ではGoogleアカウントの設定から難しい場合には、auの店頭サポートを依頼してみるといいでしょう。詳細はこちらのリンクからご確認ください。

ソフトバンクでは機種変更時に簡単にデータ移行出来るアプリを用意しています。しかし、このアプリではアプリ移行はできません。ソフトバンクでアプリ移行について相談したい場合には、店頭の有料サポートを利用するといいでしょう。

アカウント設定などをサポートしてもらえるので、Googleアカウントの設定から困っている方におすすめです。ソフトバンクの店頭サポートについてはこちらのリンクからご確認ください。

楽天モバイルでも店頭での有料のデータ移行サポートのサービスを行っています。家電量販店と郵便局以外の楽天モバイルショップでサポートしてもらえます。Googleアカウントの設定サポートをしてもらえるので、Google Playストアからのアプリの一括移行も相談してみるといいでしょう。

楽天モバイルでの店頭サポートについてはこちらのリンクから詳細をご確認ください。

Androidを機種変更してアプリを一括移動する時にはいくつか注意点があります。注意点について見ていきましょう。

機種変更に伴って携帯電話会社も変更する場合には、キャリアメールの利用料が有料になります。キャリアメールとは、ドコモやau、ソフトバンクのドメインを使ったメールアドレスのことです。以前は、携帯電話会社を変更すると使えなくなってしまったのですが、現在では有料で利用できます。

携帯電話会社引き続き同じアドレスの携帯メールを利用し続けたいという場合には、メールアドレスの利用料金が発生する点に注意しましょう。

機種変更前に引き継ぎ設定が必要なアプリで引き継ぎ設定を行わずに、新しいスマホでログインしてしまうと、古いスマホで蓄積したデータが消えてしまう場合があるので注意しましょう。

例えば、LINEは前のスマホでトーク履歴をバックアップしていない場合には、新しいスマホでログインしてしまうと前のスマホのデータが完全に消去されてしまい、トーク履歴を一切見られなくなります。

引き継ぎ設定が必要なアプリは、機種変更前に必ず引き継ぎをしておくようにしましょう。

Androidの設定アプリからバックアップできるGoogleバックアップでは、バックアップされるデータの種類がアプリによって異なります。機種変更やバックアップを取る前に、消えたら困るデータがあるアプリは、データをどのように保存したらいいのかよく確認しておきましょう。

Androidを機種変更したときに、手動で一つ一つアプリを移行していた方もいることでしょう。使っているアプリの数が少ないのなら、この方法も問題ありません。しかし、アプリの数が多いと、一つずつGoogle Playストアでアプリを検索してインストールするのはとても大変な手間がかかります。

この記事でご紹介したように、Androidではアプリを一括移行出来る機能やアプリが用意されています。Google Playの一括移行機能や、データ移行アプリを利用して効率的に一括移行してみましょう。