2019年11月04日更新
ヤフオク!で偽物が届いた時の対処法と買わないための見分け方を解説!
ヤフオクでブランド品を購入したら偽物が届いた時の対処法を解説していきます。偽物を買わないために覚えておくべきことや注意点などもお伝えしていきますので、すでにお困りの方はもちろん、これからヤフオクでブランド品を買いたいと考えている方も参考にしてください。
目次
- 1ヤフオク!の偽物商品へのYahooの対応について
- ・偽物出品を検出するAIシステムを導入
- ・精度はまだ不完全
- 2ヤフオク!で偽物商品が届いたときの対処法
- ・ストア出品の場合はトラブル安心サポート
- ・個人出品の場合は補償制度がない
- 3ヤフオク!で偽物商品を買わないための見分け方
- ・出品者に本物かどうかを確認する
- ・返品や返金に対応できるかを事前に確認する
- ・万が一に備えてストア出品者から購入する
- ・出品者について評価の数や内容を事前に確認する
- ・輸入品や商品説明が不十分なものを避ける
- ・ヤフオク!内で購入されたものを避ける
- ・ブランド名やIDの記載があるかを確認する
- ・あまりに掲載写真が少ない物は避ける
- ・過去の落札相場よりも著しく安いものは避ける
- 4ヤフオク!で個人出品の偽物商品を買ってしまった場合
- ・偽物商品を販売した場合の危険性について
- ・偽物商品を買ってしまった場合の交渉について
- ・被害届を出した場合について
- 5ヤフオク!の偽物商品に注意しよう
ヤフオク!の偽物商品へのYahooの対応について
ヤフオク!で商品を落札する際に気になる偽物問題ですが、ヤフオク!で出品される偽物商品に対してのYahoo!側の対応はどのようになっているのでしょうか。ここでは、まず、ヤフオクでの偽物商品への対応から解説していきます。
偽物出品を検出するAIシステムを導入
ヤフオクなどでのオークションサイト及びフリマサイトでの偽物問題は根深く、Yahoo!も対策に力を入れています。
もともと、ヤフオクでは2005年から機械学習によって不正出品を検出するシステムを導入していたものの、精度が低く十分に昨日を発揮しているとは言い難い状態でした。そこで、2018年11月に、過去1,000万件以上の取引データを元にして、ディープラーニング特化型スパコン「kukai」と、偽物の出品を検出するAIを開発及び導入しました。
精度はまだ不完全
ただし、そのAIも精度はまだ不完全なのが現状です。ディープラーニングによって、時間の経過とともにこれからも精度は上がりますが、ヤフオクにある偽物を全て見抜けるというわけではありませんので注意しましょう。
ヤフオク!で偽物商品が届いたときの対処法
では、ヤフオクで商品を落札した後に、偽物商品が届いてしまった時はどのようにすれば良いのでしょうか。偽物商品への対処方法を解説していきます。
ストア出品の場合はトラブル安心サポート
ヤフオクで落札した商品がストア出品の場合は偽造品トラブル安心サポートを利用することができます。サポート内容を確認してみましょう。
補償申請をすると被害相当額がTポイントで還元される
ヤフオクの偽造品トラブル安心サポートとは、届いた商品が偽物だった時に補償申請をすることで被害額相当のTポイントをお見舞いとして付与してくれるサービスです。現金での返金ではなくポイントでの返還にはなるものの、公式でサポートがあると安心できると言えるでしょう。
条件について
主な条件は以下の通りです。なお、対象ブランドや品目、その他の詳細についてはヤフオク公式サイトを確認してください。
- ストアから落札した、対象ブランド(公式サイトに記載)の新品商品であること
- 対象品目の商品であること
- 落札後30日以内にYahoo!に申請をする
- 申請・審査後に該当商品を送付できること
この中でも、申請期限についてはきちんと覚えておけば条件を満たせるので、偽物が送られてきた時はなるべくはやく偽造品安心サポートの申請を行うようにすることが重要です。
補償対象外になる場合
以下のような場合は補償対象外都なってしまうので注意が必要です。
・「○○風」「○○タイプ」「○○の好きな方に」等、該当ブランドの真正品でないことが記載されている場合
・商品が中古品またはノベルティとして販売されていた場合
・落札後30日を超えてから補償申請されている場合
個人出品の場合は補償制度がない
ヤフオクのストア出品の場合は、偽造品トラブル安心サポートの補償を受けることができるので安心ですが、個人出品の場合にはこういった補償制度はありません。万が一偽物のブランド品が送られてきた場合には、自分で対応して返品や返金の交渉を行わなければなりません。
取引ナビで返品や返金の交渉をする
偽物のブランド品が送られてきた場合は、なるべく早いうちにヤフオク取引ナビから出品者に連絡するようにしてください。出品者がそのブランド品が偽物であることを知らずに出品していた場合は、評価が下がることやこれ以上のトラブルを避けて、返品・返金に応じてくれる可能性が高いでしょう。
ただし、悪質な出品者が故意に偽物のブランド品を出品していた場合、連絡後は音信不通となってしまうことも少なくありません。この場合は警察に相談などをすることになります。
原則Yahooではサポートしてくれない
偽造品安心サポートのような補償サービスが無い以上、個人出品の商品で偽物が送られてきた場合には原則Yahoo!で返品や返金に関してサポートしてもらうことはできません。やはり、自分で交渉、警察への相談または被害届の提出といった対応をしなければなりません。
ヤフオク!で偽物商品を買わないための見分け方
ヤフオクで偽物商品を買わないための見分け方や対策について解説していきます。
出品者に本物かどうかを確認する
まず、質問欄から出品者に本物であるかを確認してみましょう。ただし、伝え方によっては出品者の気分を害してしまう可能性もありますので注意する必要があります。まずは購入場所または入手方法を聞いてみるといいかもしれません。
返品や返金に対応できるかを事前に確認する
返品・返金に対応できるかどうかも入札前に確認しておくと安心です。その他にも、疑問点や不安なことがあれば、商品の説明欄の内容をよく読んだり質問欄から質問したりして、疑問は解消しておくようにしましょう。
万が一に備えてストア出品者から購入する
ブランド品をヤフオクで手に入れたい場合は、偽造品安心サポートが適応される、ストア出品者から購入するのがいいでしょう。補償についてももちろんですが、そもそもストア出品者はYahoo!の審査をクリアしたユーザーのみがなることができるので、個人出品よりも偽造品を出品する可能性が低いと言えます。
出品者について評価の数や内容を事前に確認する
ヤフオクのストア出品にしても個人出品にしても、入札前には出品者の評価を確認することが大事です。ヤフオクでブランド品を購入したいという場合は、評価が多く、悪い評価が少ないユーザーから購入することをおすすめします。
輸入品や商品説明が不十分なものを避ける
また、商品説明の情報が不十分な商品や並行輸入品なども避ける方が良いでしょう。並行輸入されたブランド品は、正規ルートでの仕入れをしていないので、個人輸入などで誤って偽物を仕入れているという可能性もあります。
ヤフオク!内で購入されたものを避ける
ブランド品の入手経路がヤフオクという場合は、偽物を購入してしまったユーザーがそれを再度出品しているといった可能性も考えられますので、その商品の購入は避けた方がいいでしょう。
ブランド名やIDの記載があるかを確認する
説明文に、ブランド名やID、製造番号、シリアルナンバーなどの記載があるかも確認するようにしてください。その際は「〇〇風」などの表記になっていないかもよく確認しましょう。
あまりに掲載写真が少ない物は避ける
掲載されている商品の写真が極端に少ない商品は避けた方がいいでしょう。商品の状態が判断しにくいですし、掲載商品とは違う商品が送られてきても分かりにくく、信用性にも欠けるので掲載写真はよく確認することをおすすめします。
過去の落札相場よりも著しく安いものは避ける
過去の落札相場も確認してみるようにしてください。同じ商品なのにもかかわらず相場よりも著しく安いものは、値段を下げている理由が何かしらあると考えられます。
ヤフオク!で個人出品の偽物商品を買ってしまった場合
とは言っても、ヤフオクの個人出品の偽物商品を購入してしまうということもあるかもしれません。そんな時の対処方法を解説していきます。
偽物商品を販売した場合の危険性について
そもそも、偽物商品を販売した場合、出品者に危険性はあるのかは気になるところではないでしょうか。偽物を販売することについて見ていきましょう。
アカウント停止や強制退会の可能性あり
まず、偽物を販売することでヤフオクのアカウント停止や強制退会の可能性があります。もし、万が一、知らずに偽物商品を販売してしまったということが分かったら、すぐに返品・返金の対応をしてください。
警察に逮捕される可能性あり
偽物のブランド品だと知っていながら販売する行為は犯罪なので、悪質な場合、警察に逮捕されてしまう可能性があります。安易な気持ちで偽物を販売するのは絶対にやめてください。
ブランド品を販売したい場合は鑑定済みのものが安心
ヤフオクでブランド品を販売したい場合は、事前に鑑定して本物であるかどうかを確認してから出品するといいでしょう。ただし、悪質なユーザーによるすり替え返品も起こりうるので、ブランド品買取業者や質屋に持っていくのが無難だと言えます。
偽物商品を買ってしまった場合の交渉について
ヤフオクで偽物商品を買ってしまった場合の交渉についてのポイントです。
冷静かつ丁寧に対応をする
まず、もっとも重要な前提とも言えるのが、冷静かつ丁寧に対応をすることです。感情的になってしまうとスムーズな解決が難しくなるかもしれません。
本物との比較写真など偽物である証拠の提示をする
本物と落札した偽物との比較写真など、証拠を提示することも重要です。特に偽物と知らずに出品していたユーザーの場合には証拠の重要度が増します。
被害届を出す旨を伝える
返金に応じてもらえそうにない場合は「対応してもらえなければ警察に被害届を出す」という意思があることをはっきり伝えるようにしましょう。
返金交渉後の対応方法
返金に応じてもらえた場合は返金後に商品を返品してください。応じてもらえなかった場合は、警察に相談、被害届の提出を検討しましょう。
被害届を出した場合について
返金に応じてくれず、被害届を出した場合についてです。
個人間取引では警察が捜査する可能性は低い
基本的には、個人間の取引については被害届を提出しても警察が捜査をする可能性は低いというのが現状です。ただし、被害届を提出することに意味が無いというわけではありません。
常習犯の場合は捜査の可能性が高まる
複数人から被害届が出ている常習犯の場合には、捜査の可能性が高まりますので、被害届の提出自体に意味が無いというわけではありません。
ヤフオク!の偽物商品に注意しよう
ヤフオクでは偽物商品に注意してブランド品を落札するようにしましょう。万が一、ヤフオクで偽物を落札してしまった場合に備えて対処方法などは覚えておくことをおすすめします。