Windows10のエクスプローラが遅い・重い時の対処法まとめ！

皆さんが普段仕事やプライベートで使っているWindows10のエクスプローラが遅い、重い、コピーや右クリックが遅いと感じるときはありませんか？Windows10のエクスプローラが遅くなる原因は様々で、長く使えば使うほど、様々な原因が考えられます。

今回は、Windows10のエクスプローラが遅い、重い、コピーや右クリックが遅い場合の原因と対処法をまとめてご紹介していきます。まずはじめに、Windows10のエクスプローラが遅い、重い、コピーや右クリックが遅いという場合に考えられる原因をご紹介していきます。以下の3点が、Windows10のエクスプローラが遅くなってしまう原因と考えられています。
 

• 不要なプログラムの動作があるとき
• キャッシュの影響で遅い
• Windows10システムファイルが破損していて遅い

Windows10のエクスプローラやコピー、右クリックが遅くなってしまう原因のひとつとして、「不要なプログラムの動作があるとき」が挙げられます。

Windows10のパソコンを購入後には、様々なアプリやソフトをインストール、ダウンロードをして、自分好みのパソコンにアップグレードしていきます。しかし、これらアプリやソフトをインストールする中で、不要なプログラムが同時にインストールしてしまう場合があります。この「不要なプログラム」の動作がある場合、Windows10のエクスプローラが遅く、重くなってしまいます。

また、Windows10にも採用されている「標準プログラム（ユーザにとっては不要な情報収集関連プログラムなど）」が、エクスプローラの動作に影響を与えてしまう場合もあります。

これら「不要なプログラム」や「標準プログラム」といった不要なプログラムが常駐、PCのバックグラウンドで動作し続け、リソースを占有することでエクスプローラが遅く、重くなります。

Windows10のエクスプローラやコピー、右クリックが遅くなってしまう原因のひとつとして、「キャッシュの影響で遅いとき」が挙げられます。

「キャッシュ」とは、皆さんが一度検索したホームページのデータを、パソコンの中に一時保存して、再度閲覧する際により速くデータを表示できるようにする機能のことです。このキャッシュを削除せず、大量のキャッシュが蓄積されることで、Windows10のエクスプローラに悪影響を与えてしまう場合があります。

キャッシュは大抵の場合、ブラウザごとにキャッシュの保存容量が決まっており、その保存容量の限界を超えた場合に古いキャッシュから削除されていきます。なお、このキャッシュの容量は変更可能です。キャッシュの保存容量が決まっており、容量一杯になれば削除されるからと言って、限界までキャッシュをためてしまうと、Windows10のエクスプローラが遅くなってしまいます。

Windows10のエクスプローラやコピー、右クリックが遅くなってしまう原因のひとつとして、「Windows10システムファイルが破損していて遅い場合」が挙げられます。急にパソコンの電源を切る、電源が落ちてしまうことで、パソコンのシステム関連ファイルが破損してしまう場合があります。

また、「Windows Update」がお使いのパソコンに正しく適用されなかった場合にも、システムファイルが不完全な状態になる場合があります。なお、この「システムファイル」とは、パソコンが動作するために最低限必要なファイルのことを意味します。

つまり、破損した状態のシステムファイルがリソースを占有したり、システムファイルが不安定になったりすることで、Windows10のエクスプローラが遅い、重い状態になります。

Windows10のエクスプローラが遅い、重い場合に考えられる原因をご紹介した次に、Windows10のエクスプローラでコピー、右クリックなどが遅い・重いときの状況について確認していきましょう。コピー機能は、コピーアンドペーストでよく使うため、コピー機能に不具合が生じるのは避けたいことです。

Windows10のエクスプローラでコピー、右クリックなどが遅い・重いときは、何らかのプログラムが占有していることがコピーや右クリックの不具合の原因として考えられます。エクスプローラ障害の多くの場合、何かのプログラムがリソースを占有しているときに遅い、重い状態になります。なお、この「リソース」とは、HDDやSSDといったディスクやメモリのことです。

ディスクやメモリの使用可能領域が極端に少なくなる、ディスクやメモリの使用率が最大近くなると、他のプログラムがこれらのリソースを使えなくなります。この結果、コピーや右クリックをするだけで、描画処理が遅いといった不具合が発生してしまいます。

Windows10のエクスプローラが遅い、重いときの原因を確認したところで、Windows10のエクスプローラが遅い、重いときの対処法をご紹介していきます。以下の方法が、Windows10のエクスプローラが遅い、重いときの対処法として挙げられます。
 

• デフォルトの表示先をPCに移動する
• エクスプローラーの履歴を削除
• クイックアクセスの利用を停止
• 空き容量を増やす
• 更新プログラムインストール
• インデックスを付けてファイル検索を早くする

まずはじめに、デフォルトの表示先をPCに移動する対処法をご紹介していきます。Windows10のエクスプローラ機能には「クイックアクセス」という機能があります。この機能は、お気に入りのフォルダを登録する、直近で皆さんが使用したフォルダを自動で追加するという機能です。

大変便利な機能である反面、エクスプローラを起動した際にクイックアクセスに登録したフォルダにアクセスするため、肝心なエクスプローラの起動が遅くなってしまうというデメリットがあります。

デフォルトの表示先をPCに移動することで、クイックアクセスの機能を停止できます。デフォルトの表示先をPCに移動し、クイックアクセス機能を停止するには、まずエクスプローラを開きましょう。画面上部に表示されているバーから「表示」のタブをクリックしましょう。メニューの右側「オプション」をクリックし「フォルダと検索のオプション変更」をクリックしてください。

「フォルダーと検索のオプションの変更」でフォルダーオプションが開きます。画面上部に表示される「エクスプローラーで開く」の項目が「クイックアクセス」に設定されているため、クリックし、設定を「PC」に変更しましょう。

変更か完了したら、画面下部の「OK」ボタンをクリックしましょう。これでデフォルトの表示先をPCに移動変更完了です。移動変更後、試しにエクスプローラーを起動すると、クイックアクセスではなく表示先がPCになるため、エクスプローラの体感速度が速くなっているのがわかります。

次に、エクスプローラの履歴を削除する対処法をご紹介していきます。エクスプローラの履歴が少なければ、ファイルアクセスが高速化します。この履歴は削除しなければたまっていくため、たまった履歴が原因で動作が遅くなってしまう前に、履歴を削除しましょう。

エクスプローラの履歴を削除するには、エクスプローラー画面上部の「表示」タブをクリックし、メニューの「オプション」をクリックします。メニューを開いたら「フォルダーと検索のオプションの変更」を押してしてください。

フォルダーオプションを開き、下の画像の赤枠で囲まれている「プライバシー」という項目の「消去」ボタンをクリックし「OK」をクリックすれば、エクスプローラの履歴が削除されます。

履歴を削除することで、ファイルの表示や操作が以前よりずっとスムーズになります。エクスプローラが重くなってきたと感じたら、履歴を削除する習慣をつけておきましょう。

次に、クイックアクセスの利用を停止する対処法をご紹介していきます。クイックアクセス機能を停止するには、先にご紹介した「デフォルトの表示先をPCに移動する」という対処法と同様の手順です。

まずはエクスプローラを開きましょう。画面上部に表示されているバーから「表示」のタブをクリックしましょう。メニューの右側「オプション」をクリックし、「フォルダーと検索のオプションの変更」を選択してください。

「フォルダーと検索のオプションの変更」をクリックで、フォルダーオプションが開きます。画面上部に表示される「エクスプローラーで開く」の項目が「クイックアクセス」に設定されているため、クリックし、設定を「PC」に変更しましょう。

変更か完了したら、画面下部の「OK」ボタンをクリックしましょう。これでデフォルトの表示先をPCに移動変更完了です。機能をPCに移動したため、動作がスムーズになったことを実感できます。

次に、メモリやディスクの空き容量を増やす対処法をご紹介していきます。メモリやディスクの利用可能（空き）領域」の空き容量が不足している場合は、この領域を増やすことで、エクスプローラの遅い、重いという不具合を解消できます。

まずはメモリやディスクの容量を確認する方法をご紹介していきます。メモリ使用量の確認をするには「タスクバー」を右クリックし、「タスクマネージャー」をクリックします。

「パフォーマンス」タブをクリックし「メモリ」をクリックします。この画面では、以下のメモリの情報を確認しましょう。
 

• 「メモリ（RAM）搭載容量」
• 「メモリ（RAM）使用容量」
• 「メモリ（RAM）空き容量」

次に、ディスク使用量の確認しましょう。ディスク使用量を確認するにはWindows10のトップ画面から「スタートメニュー」をクリックし、「設定」をクリックします。メニューの中から「システム」を選択し「ストレージ」をクリックします。ディスクの使用済み容量、空き容量が表示されるので、空き容量が不足していないかをこの画面で確認しましょう。

メモリやディスクの容量を確認したら、早速空き容量を増やしていきましょう。メモリの空き容量を増やすには、メモリを増設しましょう。皆さんがお使いのWindows10のパソコンに合った増設用のメモリを購入する必要があります。

お使いのパソコンの「メモリ搭載スロットの空き」「メモリの種類」「メモリ増設手順」を確認し、近くの家電量販店などで店員さんに相談しながら購入しましょう。

次に、ディスクの空き容量を増やしましょう。ディスクの空き容量を増やすには、以下の方法があります。
 

• ゴミ箱内のデータ削除
• 非使用アプリアンインストール
• ファイル削除、移動

次に、「非使用アプリアンインストール」する方法をご紹介していきます。スタートメニューをクリックし、「設定」をクリックしましょう。メニューの中から「アプリ」をクリックすると、インストールされているアプリが一覧表になって表示されます。

「並び替え」という機能の横に、表示優先順位を操作するタブがあるので、デフォルトの「名前」を「サイズ」に変更しましょう。サイズが大きく、普段使わないような不要アプリがあればアンインストールしましょう。

最後に、「ファイルを削除、移動」する方法をご紹介していきます。方法は、不要なファイルを削除するか、USBメモリなどにファイルを移動します。パソコン内のディスクに空き容量がないが、削除できるような不要ファイルはないという場合は、外付けのディスクなどにファイルを移動するしか方法はありません。

移動するための外付けのディスクはそこまで高価なものではないため、移動するための外付けのディスクは家電量販店や通販を利用して手に入れましょう。

次に更新プログラムインストールして不具合を解決する方法をご紹介していきます。更新プログラムインストールするには、Windows10のトップ画面から「スタートメニュー」をクリックし、「設定」をクリックします。メニューの中から「更新とセキュリティ」をクリックします。「更新プログラムのチェック」をクリックしましょう。

「更新プログラムのチェック」をクリックすると「更新プログラムを確認しています」が表示されます。確認が終了し「利用可能な更新プログラム」がある場合は、ダウンロード、インストールが実行されます。最新の更新プログラムのインストール完了後に、現在開いているファイルを全て閉じ「今すぐ再起動する」をクリックしましょう。すると、最新の更新プログラムが適用されます。

更新プログラムを適用し、再起動した後に、Windows10のエクスプローラが遅い、重い状態が解消されたかを確認しましょう。

最後に、インデックスを付けてファイル検索を早くする方法をご紹介していきます。「インデックス」を付けることで、インデックスをつけたファイル検索が早くなるため、早速インデックス化をしてみましょう。

「スタートボタン」からスタートメニューを開き「すべてのアプリ」でWindowsシステムツールを開きましょう。次に「コントロールパネル」をクリックしましょう。コントロールパネルが表示されたら、画面右上の「表示方法」をクリックし、デフォルトの「カテゴリ」から「小さいアイコン」に変更します。

「小さいアイコン」に変更すると、すべてのコントロールパネル項目が表示されます。次に「インデックスのオプション」を右クリックしましょう。クリックすると、インデックスのオプションが記載されたウィンドウが表示されます。次に画面下部の「変更」をクリックしましょう。

すると各ストレージとフォルダが表示されますので、インデックスを付けたいフォルダの左側チェックボックスをオンにし「OK」をクリックしましょう。インデックスの作成が始まります。このインデックスの作成は時間がかかるため、時間に余裕がある場合に行いましょう。

このインデックスの作成が完了すると、インデックスファイルの検索速度が上がります。

次に、Windows10のエクスプローラを読み込みを高速化する方法をご紹介していきます。Windows10のエクスプローラを読み込みを高速化する方法は、以下の4つが挙げられています。
 

• Windows Defenderを無効
• アニメーションエフェクトを無効
• バックグラウンドアプリの設定を変更
• フォルダーオプションを無効

読み込みを高速化する方法として、まずはじめに、Windows Defenderを無効にする方法をご紹介していきます。

この「Windows Defender」とは、Windows10にプリインストールされているセキュリティプログラムです。大切なセキュリティプログラムではあり、この機能が常時パソコンをウイルススキャンしているため、お使いのパソコンの読み込み機能や動作に大きな影響を与えています。

他のセキュリティソフトをインストールしている場合は、この「Windows Defender」を無効にしましょう。他のセキュリティソフトをインストールしていない場合は、この機能の無効化はしないようにしましょう。

「Windows Defender」を無効化するには、まず「レジストリエディター」を立ち上げましょう。「Windowsキー」と「Rキー」を押して「ファイルを指定して実行」を立ち上げましょう。名前を検索する欄に「regedit」と入力して「OK」をクリックしてください。管理者権限を求められるので「続行」をクリックすると、レジストリーエディターが立ち上がります。

次に「Windows Defender」を開きます。画面左部「HKEYLOCALMACHINE」をクリックし「SOFTWARE」をクリックしましょう。次に「Policies」をクリックし「Microsoft」をクリックします。「Windows Defender」をクリックすると「Windows Defender」のレジストリエディターが開きます。

画面中央空白の部分で右クリックし、「新規」をクリックします。次に「DWORD」をクリックすると「レジストリ」が追加されるので、名前の欄に「DisableAntiSpyware」と入力しましょう。新しく作成したレジストリで右クリックし「修正」をクリックします。値の編集画面が表示されるので、値のデータ欄に数字の「1」を入力します。値は「1」が無効で「0」で有効となります。

これで「Windows Defender」の無効化が完了です。読み込み速度が上がっているか、試してみてください。

読み込みを高速化する方法として、次にアニメーションエフェクトを無効化する方法をご紹介していきます。Windows10には新しく様々なアニメーション効果が有効になっており、このアニメーションエフェクトがパソコンのメモリに負担を与えている原因があります。このアニメーションエフェクトは簡単に無効可能です。特段アニメーションエフェクトにこだわりがなければ、Windows10のエクスプローラ機能や読み込み機能向上のために無効化した方が良い項目です。

アニメーションエフェクトを無効化するには、まずはスタートメニューを開きましょう。「設定」をクリックし、「簡単操作」をクリックします。

下にスクロールしていくと「Windows でアニメーションを表示する」が「オン」になっているので、この「Windowsでアニメーションを表示する」を「オフ」にしましょう。これでアニメーションエフェクトを無効化できます。読み込み速度が上がっているか、試してみてください。

読み込みを高速化する方法として、次に、バックグラウンドアプリの設定を変更する方法をご紹介していきます。Windows10では、アプリのバックグラウンド実行がデフォルト設定として許可されています。このバックグラウンドアプリの設定がパソコンのメモリを占領している場合が多いため、設定をオフに設定しなおすことをおすすめします。

バックグラウンドアプリをオフにするには、まずはスタートメニューから「設定」をクリックし、「プライバシー」を選択しましょう。左側に表示されている「バックグラウンドアプリ」をクリックし、バックグラウンドでの実行を許可しないアプリをオフに設定しましょう。読み込み速度が上がっているか、試してみてください。

読み込みを高速化する方法として、最後に、フォルダーオプションを無効にする方法をご紹介していきます。フォルダーオプションという機能は、エクスプローラなどの表示方法を指定するためのオプション機能です。この機能には、いくつか不要なオプションも含まれているため、不要なオプション機能をオフにすることで、パソコンのメモリへの負担を軽減ができます。

不要なフォルダーオプションを無効にするには「Windowsキー」+「Eキー」を押し、エクスプローラを開きます。上部のタブの「表示」をクリックし、詳細設定にある下記の項目を全てオフにしましょう。
 

• 空のドライブは表示しない
• 登録されている拡張子は表示しない
• フォルダーの結合の競合を非表示にする
• フォルダーのヒントにファイルサイズ情報を表示する
• 暗号化や圧縮されたNTFSファイルをカラーで表示する
• フォルダーとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する

この記事では、Windows10のエクスプローラが遅い、重い、コピーや右クリック、読み込み遅いと感じるときの原因と対処法をまとめてご紹介してきました。様々な原因と対処法をご紹介してきたので、考えられる原因をある程度特定し、不具合解消の対処法を実行してみましょう。