2019年11月24日更新
WindowsにVirtualBoxでCentOS7をインストール・仮想環境を構築する方法を解説
Windows10、7、Mac XにCentOSをインストールするには、VirtualBox仮想環境上にインストールが簡単です。本記事ではVirtualBoxで仮想環境を作成して、CentOSをインストールする手順を、詳しく解説します。
目次
- 1VirtualBoxの仮想環境にCentOS7をインストールしてLinuxを使おう
- ・CentOS7はどんなOS
- ・仮想環境(Linux)作りに必要なもの
- 2VirtualBoxをインストールしよう
- ・VirtualBoxのダウンロード
- ・VirtualBoxのセットアップ
- 3CentOSインストールと設定・手順
- ・CentOS7のダウンロード
- ・CentOS7のインストール
- ・言語は日本語
- ・インストールの概要
- ・ATAVBOX HARDDISKのチェックを確認する
- ・ソフトウェアの選択画面・サーバー(GUI使用)
- 4VirtualBoxの仮想環境にCentOS7をインストールする方法
- ・VirtualBoxマネージャーからCentOS7を読み込む
- ・【仮想マシンの作成】画面の見方
- ・ログイン画面(仮想マシン)
- ・VirtualBoxのGUI画面の見方
- 5VirtualBoxでCentOSを使ってみよう!
VirtualBoxの仮想環境にCentOS7をインストールしてLinuxを使おう
本記事では図解を交え、「VirtualBoxの仮想環境にCentOS7をインストールする」を詳しく解説します。
CentOS7はどんなOS
centOS(無償)はどんなOSかといいますと、Linuxシリーズの中で「ubuntu」と並び、世界中で利用されているOSです。Windows10や7のようにGUI的なubuntuに比べ、主に「サーバー」としてcentOSは使用されます。
仮想環境(Linux)作りに必要なもの
仮想環境(Linux)作りに必要なものとして、3つのものが必要ですが、無料ですぐに揃えることができます。。
Windows10やMacOSを搭載したパソコン
第一にパソコンが必要です。別にもう一台買う必要はありません、今あるパソコンにLinux(centOS)をインストールします。パソコンは「Windows」「Mac」どちらでもOKです。
一台のパソコンに複数のOSを共存させるには、ハードディスクを「パーティション」で区切るという、従来の方法もありますが、いささか高度な知識が必要になります。
VirtualBox(バーチャルボックス)
今回は初心者でもわかりやすく、ハードディスク上にVirtualBoxで仮想環境を作成して、Linux(centOS)をインストールします。
「仮想環境」「仮想マシン」について簡単に説明しますと、WindowsやMacのホストPCにcentOS(Linux)が、ゲストPCとして「間借り」するということです。この場合仲介する「不動産やさん」が「VirtualBox(バーチャルボックス)」になります。
VirtualBox(バーチャルボックス)が、間に入り仲介することにより、大家さんがWIndowsでもMAcでも、普通にcentoOS(Linux)を使用できます。もちろんパソコンのメモリやハードディスクは一台分ですので、十分な余裕は必要になります。
CentOSのISOファイル
3つ目の必要なものは、CentOSのISOファイルです。isoファイルとは、「CD」や「DVD」の作成用にまとめたファイル形式で、「isoイメージ」ともいわれます。下記のサイトをクリックして入手できます。
VirtualBoxをインストールしよう
早速CentOSの土台となる仮想環境マシンのインストールをして見ましょう。まず上記VirtualBoxのdリンクをクリックして実行ファイルをダウンロードします。
VirtualBoxのダウンロード
公式サイトに移動すると、上図のようなボタンがありクリックして次のページに移ります。
ダウンロードページには、4つのインストール実行ファイルがあります。Windows(10、7)を使用している方は、「Windowsホスト」Mac Xを使用している方は、「Mac X」をクリックして、ファイルをダウンロードします。
VirtualBoxのセットアップ
Windows10、Mac X、どちらでもインストール手順は変わりません。その場でダブルクリックして、実行ファイルを展開します。
お決まりのセットアップ手順です。すべて「Next」「Yes」でOKです。
「Next」をクリックします。
「Next」をクリックします。
「Yes」をクリックします。
「Install」をクリックします。
インストール進行中です。
上の「このデバイスソフトウェアをインストールしますか?」で、「インストールしない」を選択すると、VirtualBoxのインストールができません。「インストール」をクリックします。
CentOSインストールと設定・手順
Windows10にVirtualBoxをインストールして、仮想マシン環境が作成できましたら、CentOSをダウンロードします。
CentOS7のダウンロード
上記のCentOSのリンクをクリックすると、上図のように公式サイトに移動できます。「CentOSを今すぐ入手」をクリックします。
次のページに移りますので「CentOS Linux DVD ISO」をクリックします。
続いて、CentOSの「isoファイル」のあるページで、一番上のダウンロードisoファイルを選択します。
CentOS7のインストール
正常にダウンロードされているか、確認します。Windows10,7では上のように、「ダウンロード」のフォルダに、実行ファイルがあるはずです。
いよいよ仮想マシン(VirtualBox)の上にCentOSをインストールします。VirtualBoxを起動して「仮想マシン」のダウンメニューから「新規」をクリックします。
「名前とオペレーティングシステム」で必要事項を書き込みます。名前の欄は自由に記入できますが、
- マシンフォルダー~現状のまま
- タイプ~Linux
- バージョン~Red Hat(64-bit)
次にメモリーサイズを選択します。2048MB位に設定します。マシンスペックによりますが、1024MB以下ですとマウスポインタの動きがスムーズに動きません。
「次へ」をクリックすると「ハードディスク」の割り当て画面になりますが、メモリー割り当てと同様、倍ぐらいに設定するとよいでしょう。
「メモリー」「ハードディスク」の設定が済みますと、このページでシステムの概要が閲覧できます。
「起動」をクリックします。
インストールしたい、CentOS「isoファイル」の所在を指定します。赤枠をクリックするとエクスプローラが起動します。
ダウンロードファイルを保存しているフォルダの「isoファイル」を指定して「開く」をクリックします。
VirtuarlBoxの入力欄に、CentOSのisoファイルが正しく、表示されているか確認して「起動」をクリックします。
カウントダウンが始まります。そのまま待ちます。
設定ファイルのチェックが行われています。
言語は日本語
チェック画面から言語選択画面に変わりますので、一覧の中から、「日本語」を選択します。
インストールの概要
インストールの概要から赤枠の「インストール先」を選択します。
ATAVBOX HARDDISKのチェックを確認する
「ATAVBOX HARDDISK」に✔されているのを確認して、そのまま「完了」をクリックします。
次の画面で「ソフトウェアの選択」をクリックします。
ソフトウェアの選択画面・サーバー(GUI使用)
ソフトウェアの選択画面でサーバー(GUI使用)を選択して「完了」をクリックします。
VirtualBoxの仮想環境にCentOS7をインストールする方法
これからVirtualBox仮想環境にCentOS7のインストールがはじまります。
VirtualBoxマネージャーからCentOS7を読み込む
CentOSインストールファイルの読み込みが終わり、システムの各種設定が一段落したら、VirtualBoxマネージャーから、CentOS7をインストールします。上図で「インストールの開始」をクリックします。
インストールプロセスは30分以上かかります。その間を利用してルートパスワードの作成とユーザーの作成を済ませます。
上図ではROOTパスワードの作成を済ませ、ユーザーの作成に取り掛かるところです。
「パスワード」の入力が済んだら「完了」をクリックします。
インストールが終了したら再起動をクリックします。
※ROOTパスワードは、ターミナルコンソールで重要な設定を行うときの「ROOT権限」を得るときに、必要になります。メモしておきましょう。
新規(N)から設定開始
再起動すると上図のような画面が表示されます。マウスポインタを空きスペースでクリックしてから「Enter」を叩きます。
【仮想マシンの作成】画面の見方
「初期セットアップ」画面で「ライセンス同意」の画面を選びます。
下段の「ライセンス契約に同意します」にチェックをいれ上段の「完了」をクリックします。
「初期セットアップ」画面に戻り、「ネットワークとホスト名」を選択します。
「ネットワークとホスト名」画面から「Ethernet」を有効にして任意のホスト名を記入します。記入が終了したら「適用」をクリックします。
「完了」をクリックします。
ネットワークの設定は終了して「設定の完了」をクリックします。
ログイン画面(仮想マシン)
ネットワークの設定が終了すると、「ログイン」画面になりサインインを求められます。
パスワードを入力してサインインをクリックします。
VirtualBoxのGUI画面の見方
ログインを正常に行うと上図のように、Windows10、7のようなデスクトップ画面のような、仮想マシン環境でCentOSのGUI画面が表示されます。
VirtualBoxでCentOSを使ってみよう!
サーバーを組むにはCentOS(Linux)が最適です。ターミナルに多機能のコマンドが備わり、GUI画面でWindows10,7のような操作もできる、VirtualBoxの仮想マシンで、CentOSをインストールして有効に使ってみましょう。