漫画BANKは無料で読める？違法性・使い方や代わりになるサイトを紹介！

漫画をスマホやタブレットで読める電子書籍サービスが、数多くあります。電子書籍であっても、有料で単行本を購入する必要があるサイトもあれば、無料で漫画が読めるサイトもあります。無料で漫画が読めるサイトの中に、「漫画BANK」と呼ばれるサイトがあります。

漫画BANKの利用は、危険だという意見があります。しかし、同様に無料で漫画が読めるサイトの中には、全く問題ない漫画読み放題サイトもあります。

この記事では、漫画BANKとはどんなサイトで、どんな危険性があるのか、漫画BANKの代わりに使えるサイトは他にないのか、詳しく解説します。

漫画BANKとは、漫画村と同様に違法に漫画をアップロードしているサイトです。漫画村の運営者の星野ロミと、共犯とされた男女2人は逮捕されました。すでに漫画村の関係者は逮捕されているため、漫画BANKの運営者は別にいるとみられます。しかし、同じ系統のサイトなのではないか、といった意見もあります。

漫画BANKの運営者も、いずれ特定されれば逮捕される可能性があります。このような違法サイトは、無料で漫画を読み放題できるからといって、利用すべきではありません。

漫画村が、違法性を問われ運営者が逮捕された理由は、著作権者が別にいる漫画を勝手にアップロードし公開したためです。漫画BANKも同じように、著作権者が別にいる漫画を、権利者の同意を得ずに勝手にアップロードして公開しています。

漫画の著作権者とは、漫画家さんやその漫画家さんを支える出版社です。本来は、漫画を販売することで利益を得て、その利益で生活したり、次の漫画の準備をしなくてはいけません。

しかし、勝手に漫画BANKで公開されてしまうと、無料で読めるために誰も漫画を買わなくなります。よって、漫画家さんに本来入るはずだった利益が入らなくなります。長い目で見ると、漫画BANKを利用することで、漫画家さんが漫画を描き続けられなくなり、素敵な漫画を将来読めなくなる可能性があります。

更に、漫画村や漫画BANKの運営者は、サイトやファイルに広告を付けて、広告収入を得ています。本来、漫画家さんや出版社に入るべき利益を不要に横取りして、泥棒しているわけです。他の人が正当に得るべき利益を、不当に横取りするような不法行為を行っているサイトは、利用する方も違法性を問われます。

以前は、違法アップロードされたファイルをダウンロードしても、ユーザー側は罪に問われませんでした。しかし、2012年の著作権改正で、違法にアップロードされたコンテンツだと知りながら利用した場合、ユーザー側も刑事罰に問われるようになっています。

漫画BANKで漫画を読むことで、あなたも逮捕される可能性があります。絶対に漫画BANKは利用してはいけません。

しかし、漫画BANKは閉鎖されたという噂があります。上記のようなツイートが、いくつか見られます。

漫画BANKが閉鎖されたかどうかは、確かめようがありません。しかし、違法性が高いサイトであることは間違いないため、絶対に漫画BANKを利用しないように気を付けましょう。

漫画BANKを利用することで、ユーザーが被害を受ける可能性があります。こちらでは、漫画BANKの危険性を解説します。

漫画BANKを利用することで、フィッシング詐欺に遭う可能性があります。フィッシング詐欺とは、偽のログインページに誘導し、住所や電話番号といった個人情報、クレジットカード番号などの支払い情報を入力させて抜き取る詐欺です。

漫画BANKでは、セキュリティ警告が表示される場合があります。ウイルス感染していないのに、偽の警告ページを表示し、偽のセキュリティアプリをダウンロードさせることが目的です。偽のセキュリティアプリの購入情報を入力させたり、アプリに仕込んだウイルスをスマホやPCに送り込むためです。

漫画BANKではこの被害が実際に報告されているため、利用しないことをおすすめします。

漫画BANKを利用することで、端末が直接ウイルスやマルウェアに感染してしまう可能性があります。実際に、漫画村ではサイトにマルウェアが仕込まれていたことがわかっています。漫画BANKのサイトやファイルからウイルスが検出されたという報告はまだありませんが、配信される広告にウイルスが仕込まれていることもあります。

違法性の高いサイトに配信される広告は、広告自体も違法性が高く、表示される広告の素材にウイルスが仕込まれている場合があります。PCやスマホがウイルス感染してしまうと、勝手にアプリが起動したり、連絡帳に登録してある電話番号にウイルスを添付したSMSを勝手に送信されてしまいます。

とても危険なことなので、絶対に漫画BANKは利用しないようにしましょう。

漫画BANKではまだはっきりと分かっていませんが、漫画村には仮想通貨のマイニングのコードが仕込ました。仮想通貨のマイニングとは、ネット上に埋まっている仮想通貨を発掘するための複雑な計算を、サイトを利用している端末にしてもらうことです。閲覧しているサイトにコードが埋め込まれていると、PCやスマホが勝手に計算を始めます。

マイニングコードを仕込むことが、すべて違法性があるとは言えないと、国内では判決が出ています。ただし、端末に大きな負担をかけて、バッテリーの消費も早めるため、サイトの利用者に通知しなくてはいけないとされています。

万が一、漫画BANKのサイトにマイニングコードが仕込まれており、サイトの利用者に通知していない場合は、違法となります。スマホやPCのメモリやCPUに大きな負担をかけることにもなるため、注意しましょう。

ここまで見てきたように、漫画BANKで漫画を読むことは大きなリスクがあります。漫画BANKは危険であるため、利用しないことをおすすめします。それでは漫画BANKを使う代わりにどうすべきか、解説します。

電子書籍で漫画を読む際は、漫画村や漫画BANKの様な違法なサイトを使うのではなく、合法のサイトを利用しましょう。合法のサイトを利用すると、次のようなメリットがあります。

漫画BANKの代わりに合法的に利用できるサイトを利用すれば、まずウイルス感染の心配はありません。合法的なサイトは、ハッカーに乗っ取られる等なければ、サイト自体にウイルスを仕込んでいることはまずありえません。

また、配信されている広告も、合法的に運されているASPを利用しています。広告の審査なども厳重に行われているため、広告からウイルス感染する可能性もありません。

漫画BANKの代わりに合法的なサイトを利用するべき理由は、合法サイトは漫画家さんや出版社などの著作権者に、しかるべき利益を回しているからです。完全無料で漫画を読み放題できるサイトでも、掲載している作品は全て著作権者の同意を得ています。

広告などで得た収入は、著作権者と合意の上でしかるべき利益を支払っています。運営者だけではなく、著作権者の利益を守りながら運営している合法サイトを利用するようにしましょう。

また、合法サイトを利用することは、法律に全く違反しません。改正された著作権法にも全く引っかからないため、ユーザー側が法的責任を問われることもありません。安心して利用できます。

合法的に利用できるサイトでは、漫画を簡単に読めます。特にユーザー登録などせずに、読みたい漫画を検索して見つけたら、そのままかんたんに読めるサイトが多くあります。PDFを開く手間が必要ないサイトも多いため、漫画BANKよりも利用方法は簡単かもしれません。

漫画BANKの危険性を、詳しく解説しました。漫画BANKを利用する代わりに、やはり合法サイトを利用するべきです。ここからは、漫画BANKの代わりに利用したほうがいい、合法的に漫画を読めるおすすめサイトをご紹介します。

まずは、無料で読める漫画が多いサイトをご紹介します。一部の漫画だけが無料で読める場合もありますが、全巻完全無料で読める漫画を掲載しているサイトもあります。

漫画BANKの代わりのおすすめのサイトは「漫画BANG」です。BANKとBANG、たったアルファベット1文字しか違いませんが、その差は大きすぎます。漫画BANGはきちんとした合法的なサイトです。スマホ用のアプリもあります。

漫画BANGは10万冊以上の漫画を購入できるサイトですが、無料公開されている漫画もあります。50作品以上の漫画作品が無料で公開されており、毎日8話まで楽しめます。ラインナップは毎月変わるため、毎月違う作品を楽しめます。

漫画BANKの代わりのおすすめサイトは「マンガ図書館Z」です。マンガ図書館Zでは、もう絶版になってしまい、絶対に本屋さんでは見つけられない漫画や、出版社の許可を得られた漫画を無料で公開しています。また、マンガ図書館Zのために書き下ろされた新作マンガも掲載されています。

もう海賊版でしか手に入らないはずの懐かしい漫画を合法的に読めるサイトとして、高く評価されています。また、新進気鋭の作家のデビューの場としても、注目を集めています。

漫画BANKの代わりのおすすめサイトは「マンガ王国」です。マンガ王国は電子書籍の漫画を販売しているサイトですが、無料で読める漫画もたくさん公開しています。現在のところ、約3,000作品が無料で公開されています。

1巻無料で読める漫画が、日替わりで変わります。また、期間限定で３巻無料で読める場合もあります。他のサイトでは読めない名作も見つかることがあるため、ぜひこちらもチェックしてみましょう。

無料とは言えませんが、人気漫画の最新刊を読める、おすすめサイトをご紹介します。人気漫画の最新刊は、まだ続きを執筆中で漫画家さんも執筆するための資金が必要です。購入するべき漫画はちゃんと購入し、ちゃんと利益が漫画家さんたちに回るようにしましょう。

最新刊を電子書籍で読めるおすすめサイトは「U-NEXT」です。動画配信サービスとして有名なU-NEXTですが、電子書籍や音楽の販売や配信も行っています。U-NEXTでは、無料で漫画の読み放題はできません。

しかし、無料登録だけで漫画を１冊買える600円分の電子書籍のチケットをもらえます。また、毎月1,200円分の電子書籍チケットをもらえるため、漫画なら2冊の単行本を購入できます。もちろんアニメやドラマも見放題です。

最新刊を電子書籍で読めるおすすめサイトは「DMM電子書籍」です。こちらのサイトは電子書籍販売サイトで、無料読み放題のサービスは行っていません。しかし、ポイント還元サービスがすごいためご紹介します。

電子書籍を購入すると、最大で50%ものポイントが還元されます。このポイントは、次回漫画を購入する際に使えます。ポイント還元を考えると、単行本で購入すると定価で購入するしかない、人気漫画の最新刊も、最大割引50%で購入できます。最も格安で電子書籍を購入できるサイトで、おすすめです。

この記事では、漫画BANKとはどんなサイトで、どんな危険性があるのかを解説しました。漫画BANKのような違法性の高いサイトを利用すると、漫画家さんたち著作権者の生活が脅かされ、漫画文化が先細りする可能性があります。また、端末がウイルス感染する可能性もあります。

漫画BANKの様に違法性の高いサイトを利用することは、決してあなたのためにもなりません。絶対に利用せず、合法的に漫画を読めるサイトの利用や、最新刊の購入、正規の方法で読むように心がけましょう。