2019年05月18日更新
iCloudのデータを削除してストレージに空きを作る3つのおすすめの方法を解説!
iCloudはデータをクラウド上に保存することができ、データを削除する必要がなくなるので便利ですよね。しかし、使っていると容量は無くなり保存できなくなります。今回は、そういった際にiCloudのデータを削除してストレージに空きを作る方法を3つ紹介します!
目次
iCloudのストレージ不足!データを削除して整理しよう!
iCloudは、クラウド上に写真やデータ等をバックアップすることができるサービスで5GBまでは無料、それ以上の容量は月額料金がかかるシステムとなっています。また、所有しているiOSデバイスであればiCloudに預けているデータをどのデバイスからでもアクセスすることができるのでかなり便利です。
iCloudには撮影した画像、作成した書類等のデータを自動的にバックアップし、iCloud上に保存する機能もあるので知らないうちに使っている人も多いでしょう。
iCloudを使っていると「iCloudストレージの空き容量が不足しています」こんな表示を見たことはありませんか?この表示はiCloudのストレージの空きが少ない事を表しています。今回はそういった際、iCloudのストレージ容量を整理する方法について解説します。
iCloudの容量が不足する原因
iCloudのデータストレージ容量を整理する方法について解説する前に、“なぜiCloudの容量が不足するのか?”について解説していきます。iCloudの容量が不足する原因としては
- iCloudに写真や動画を保存し過ぎてしまっている。
- iPhoneのシステムバックアップのデータが大きい。
- iCloud Driveに保存しているデータの大きいアプリがある。
の3つが考えられます。解決方法については下記の方で解説していきます。そして、この3種類はあくまでもよくある原因のうちに過ぎないので、当てはまらない場合は別の原因があると考えましょう。
iCloudの容量が不足することによるデメリット
上記では、iCloudのデータストレージ容量が不足する原因について解説しましたが、実際にデータストレージ容量が不足した際にどういったデメリットを生じるのでしょうか?恐らく、普段使っている中でデメリットを感じることは少ないでしょう。しかし、使っている携帯電話を機種変更等する際にiCloudのバックアップからデータを復元しますよね。
もし、急な故障をしたときにバックアップが自動的に取れていたら復元も簡単に済みますが、データ容量が少ない状態で放置し、バックアップも最新の状態でない場合、データを復元できたものの内容がかなり過去の物で困ってしまう可能性があります。
そういった思いもよらないトラブルに備えるためにも、iCloudのストレージデータ容量を整理して、バックアップを最新の状態で保存しておく事をオススメします。
iCloudの不要なバックアップデータを削除する方法
ここまでで、iCloudのストレージに空きを作っておく必要性は分かって頂けたでしょう。上記のように携帯の機種変更や急な故障で買い替えが必要になった際、バックアップデータから元のデータを読み込んで使いやすい状態に戻します。その際、古い状態のバックアップデータでは困りますよね。
ここからは、そういった古いバックアップデータやもう使っていないiOSデバイスのバックアップデータを消去し、整理する事でストレージに空きを作る方法について解説します。それでは、実際にiCloudの不要なバックアップデータを消去し、整理していきましょう。
iOSデバイスのバックアップを削除する
まずはiPhoneの【ホーム画面】→【設定】を開いてください。設定が開けたら次に、【パスワードとアカウント】を選択してください。
選択すると、[Gmail]や[携帯キャリアのアドレス]が表示されています。その中に【iCloud】があるので選択しましょう。
選択すると、自身のiCloudのデータ利用状況が確認できます。
赤線で囲っている【容量】を選択するとデータストレージの詳細が表示されます。その中に【ストレージを管理】とあるので選択してください。
【ストレージを管理】を選択すると、使っているiCloudのストレージ使用状況が表示されます。その中の一番上に【バックアップ】とあるので選択してください。
選択すると、バックアップデータを保存しているiOSデバイスが表示されます。その中から【消去したいバックアップデータ】を選択してください。その後、バックアップデータを下にスクロールしていくと【バックアップを削除】と表示されるので選択すれば、削除することができます。
アプリのバックアップを停止・データを削除する
上記の方法で、古いバックアップデータやもう使っていないデータを消去することができますが、現在使っているiOSデバイスのバックアップデータの容量も軽減することができます。iCloudは、過去に使っていたが既に消去しているアプリのデータも残っています。
もう使っていないアプリやデータのバックアップも更新を停止しデータを消去し、整理する事でストレージに空きを作ることができるでしょう。まず途中までは上記の方法と同様に行い、【バックアップ】の画面まで移ってください。
バックアップデータに移り、次に消去したいデータを決め、上記の【赤線で囲っているチェック】を外しましょう。
チェックを外すと上記画像のように、【オフにして削除】と表示されます。削除する場合は選択すると、消去することができます。
iCloudの不要なアプリデータを削除する方法
上記ではiCloud上に保存されているバックアップ内のアプリデータを消去し整理する方法について解説しましたが、バックアップ内でなくiCloudに直接データが保存されているアプリデータを消去し整理する方法について解説します。まず、途中までは上記と同じで【ストレージを管理】を選択し、iCloudのストレージ画面まで移ってください。
その後、iCloud上に保存されているデータが表示されるので消去したいデータを選択します。選択し、下記画像のように【書類とデータを削除】を選択すると消去することができ容量を整理できます。
iCloudの写真データをGoogleフォトにバックアップし削除する方法
冒頭の方でも書いたように、iCloudが無料で利用できるのは5GBまででそれ以降は有料になってしまいます。特にiCloudで多く容量を取っているのが、写真データでしょう。上記の方法で使っていないアプリやバックアップを消しても容量が足りなくて困っているという人向けのクラウドサービスが【Googleフォト】です。
GoogleフォトはスマホやPCにある写真をクラウド上にバックアップすることができるサービスで、容量は無限でなおかつ無料で利用できるかなりお得なサービスです。また、GoogleフォトはバックアップもiCloudと同様に自動的に行ってくれます。
Googleフォトは容量が無制限
Googleフォトのお得なポイントは何と言っても“容量が無制限”という点です。iCloudはApple製品の為のサービスで使い勝手も良いですが写真データを保存するには容量を取り過ぎてしまいます。そういった際に、Googleフォトを利用することでiCloud上に写真データを保存する必要が無くなるので、ストレージに空きを作ることができます。
Googleフォトをインストール
それでは、実際にGoogleフォトのアプリをインストールしていきましょう。iPhoneの方は【AppStore】から、Androidの方は【Google Play Store】よりインストールしましょう。今回は、iPhoneの方でのインストール方法について解説します。
まずはAppStoreを開き、【虫眼鏡マーク】を選択してください。次に、検索欄に【Googleフォト】と入力し検索してください。すると、下記画像のようにGoogleフォトのアプリが表示されるのでインストールで完了です。
写真データをバックアップする
Googleフォトのアプリをインストールしたらまず、アプリを開いてください。アプリを開くと下記画像のようなページが表示されます。
赤線で囲っている【バックアップと同期】にチェックを入れることで、iPhoneの写真アプリからバックアップを保存することができます。
iCloudから写真データを一括削除する
Googleフォトを利用して写真のバックアップを保存することができたら、iCloudから写真データ一括削除し整理していきましょう。まず、これまでのiCloudストレージを管理してきたのと同様に【ストレージを管理】の画面まで移ってください。
【バックアップ】の上に【写真】とあるので選択してください。選択するとiCloud上に保存している写真データ量が表示されます。下部に【無効化して削除】とあるので選択すると削除することができます。
また、削除して30日以内はデータ復元することが可能です。もし、Googleフォトを使っていたが再度iCloudを使いたい場合は30日以内に復元するようにしましょう。
iCloudのデータを削除して空き容量を確保しよう
保存するデータの種類によってクラウドサービスを使い分ける事で、データを使う際に探しやすく、作業の効率を向上させる事ができます。今回解説したようにGoogleフォト等のサービスを使い、iCloudのストレージに空きを作り、iPhoneの最新のバックアップを保存して急なトラブルにも対応できるようにしましょう!