2019年11月14日更新
FireAlpaca(ファイアアルパカ)の使い方!無料ダウンロード方法も解説!
無料で使えるペイントソフトFireAlpaca(ファイアアルパカ)の使い方についてご紹介します! FireAlpaca(ファイアアルパカ)はpsdファイルにも対応しており、非常に高性能でありながらも使い方はシンプルで初心者にも扱いやすいペイントソフトです。
目次
- 1FireAlpacaとは
- ・FireAlpaca(ファイアアルパカ)とは
- ・FireAlpaca(ファイアアルパカ)の基本機能
- 2【FireAlpacaの使い方】基本的な操作方法
- ・キャンバスの準備
- ・レイヤーの編集
- ・ブラシツールの使い方
- ・色塗りツールの使い方
- ・バケツツール
- ・画像の変形
- ・ナビゲーターツールの使い方
- ・資料ウインドウの使い方
- ・キャンバスサイズの変更
- ・ファイルの保存
- 3FireAlpacaの無料ダウンロード方法
- ・Windowsの場合
- ・Macの場合
- 4FireAlpacaで使えるショートカットキー
- ・キャンバスの新規作成
- ・ファイルの保存
- ・ペンの選択
- ・ブラシサイズの変更
- ・ 画像の変形
- ・キャンバスの拡大縮小
- ・キャンバスの全体表示
- ・キャンバスの反転
- ・キャンバスの移動
- ・キャンバスの回転
- 5FireAlpacaの使い方を学んでデジ絵デビュー!
FireAlpacaとは
FireAlpaca(ファイアアルパカ)はPGN Inc.という会社で開発された、完全無料で使える高性能なペイントソフトです。FireAlpaca(ファイアアルパカ)は無料のペイントソフトの中でも特に多くの機能があり、画像編集もイラスト制作もできるアプリケーションです。
FireAlpaca(ファイアアルパカ)とは
FireAlpaca(ファイアアルパカ)は現在10言語に対応しており、世界中で使われているペイントソフトです。
またFiraAlpaca(ファイアアルパカ)はリリースから5年以上経っていますが、今でも毎週のようにアップデートされており、ユーザーの声をすぐに反映してくれるということも根強い人気の理由の一つとなっています。
初心者にもおすすめの無料ペイントソフト
FiraAlpaca(ファイアアルパカ)は「初心者でも気軽にイラスト制作が楽しめる」 ことをモットーとしています。数多くの機能を備えながらも直感的にわかりやすいUIや、豊富なチュートリアルがあり、初心者の方でも迷うことなく絵を描けます。
Windows・Macに対応
FiraAlpaca(ファイアアルパカ)はWindows、Mac両OSに対応しています。特にMacは中々高性能なフリーペイントソフトがないため、FireAlpaca(ファイアアルパカ)は非常にありがたい存在です。
FireAlpaca(ファイアアルパカ)の基本機能
それではFireAlpaca(ファイアアルパカ)の基本的な機能をご紹介します。FireAlpaca(ファイアアルパカ)は無料ながらもPhotoshopやSAIのような有料ソフトに匹敵する様々な機能が存在します。
ペンタブレットに対応
FireAlpaca(ファイアアルパカ)はペンタブレットに対応しています。また筆圧も感知するため線の強弱も自由につけることができます。
マルチコアCPUに対応
無料のペイントソフトでは非常に珍しいマルチコアCPUに対応しています。そのため容量の大きい画像でもサクサク操作することができます。
レイヤー・クリッピング
イラスト制作を主な目的としたFireAlpaca(ファイアアルパカ)は勿論レイヤー機能、クリッピング機能に対応しています。
レタッチ・フィルタ
またFireAlpaca(ファイアアルパカ)はPhotoshopのようなぼかしやモザイクなど、見た目や色味の調整する機能も存在します。
スナップ
FireAlpaca(ファイアアルパカ)は無料ソフトで珍しくスナップ機能が搭載されています。スナップ機能を使用することで漫画でよく使われる効果線やパース線を簡単に作成することができます。
オリジナルの保存形式を使用
FireAplaca(ファイアルパカ)のファイルは独自の「.mdp」という拡張子で保存されます。
【FireAlpacaの使い方】基本的な操作方法
それでは続いてFireAlpaca(ファイアアルパカ)の基本的な使い方をご紹介します。
キャンバスの準備
まずイラストを書く前にキャンバスの準備をしましょう。キャンバスは新規ファイルを作成すると自動的に作成されます。
新規ファイルを作成するとき
画面上部のメニューバーから「ファイル > 新規作成」を選択すると新規ファイルの作成ができます。また、ファイルを作成をする際、画像の形式を標準、漫画原稿の2種類から選ぶことができます。
この際ファイルはまだ保存されていないので、新規ファイル作成後は忘れずにファイルを保存しましょう。特に初心者のうちは保存することなくファイルを閉じてしまうことがよくあるため、新規ファイルを作成したらまずファイルを保存すると良いでしょう。
既存のファイルを編集するとき
ファイルの編集は「ファイル > 開く」からできます。独自形式のmdpファイル以外にもpng、jpg、psdなど様々な形式のファイルの編集に対応しています。
レイヤーの編集
続いてレイヤーの編集についてご紹介します。レイヤー機能を使うことで下書きや線画、色塗りなどをを分けて管理することができます。
レイヤーの編集はメニューバーの「ウィンドウ > レイヤー」で表示されるレイヤーウィンドウを使います。
レイヤーの追加・削除
レイヤーの追加はレイヤーウィンドウ左下の紙のアイコンから、レイヤーの削除はレイヤーウィンドウ右下のゴミ箱のアイコンからできます。
レイヤーの変形
FireAlpaca(ファイアアルパカ)にはレイヤーの変形機能は存在しません。ですが変形したいレイヤーを選択した状態で「選択範囲 > 変形」を選ぶことでレイヤー状の画像を変形することができます。
ブラシツールの使い方
FireAlpaca(ファイアアルパカ)にはカスタマイズ可能なブラシツールが存在します。初心者のうちは既存のブラシを使い、慣れてきたらオリジナルのブラシを作成すると良いでしょう。
ブラシの種類を選ぶ
ペンや鉛筆、エアブラシなど表示された行をクリックすることでブラシを選べます。また、ダブルクリックすることで詳細プロパティの確認及び編集ができます。
ブラシの色を選ぶ
ブラシの色は「カラー > 色相バー」や「カラー > 色相環」で表示されるカラーウィンドウでできます。
ブラシの入抜きや不透明度
ブラシの入り抜きの有無、不透明度の有無はブラシの詳細プロパティから設定できます。筆圧にかかわらず強制的に反映されるため、筆圧検知できるペンタブレットなどで書く場合はオフに設定すると良いでしょう。
回転対称
既存のブラシ一覧から「回転対称」というブラシを選ぶことで設定された数の線を同時に書くことができます。線の数はブラシの詳細プロパティから設定できます。
ブラシプレビュー
詳細プロパティ上部に表示されるブラシプレビューでは、ブラシの効果や太さなどをリアルタイムに確認することができます。
色塗りツールの使い方
次に色塗りツールをご紹介します。ペイントにもある単色塗りつぶしのバケツツールから、エラブラシや水彩ブラシなど様々な方法で色を塗れます。
バケツツール
「ツール > バケツ」を選択するか、画面左のツールウィンドウからバケツを選ぶことで設定できます。
エアブラシ
ブラシウィンドウからエラブラシを選択することで設定できます。グラデーションなど輪郭を明確にしたく無い場合などで活用できます。
水彩ブラシ
ブラシウィンドウから水彩を選択することで設定できます。また水彩ブラシには色の混ざりやすさ、色の濃さなどを設定できる特殊なプロパティも存在します。
画像の変形
FireAlpaca(ファイアアルパカ)は様々な画像の変形に対応しています。今回は基本的な画像の編集方法についてご紹介します。
画像を選択ツールで選択
「ツール > 選択」や「ツール > 投げ縄選択」などで範囲選択できます。また選択範囲の解除は「選択範囲 > 解除」でできます。
もしくは「選択範囲 > 変形」を選択することでレイヤー上の画像を選択することができます。
拡大・縮小
拡大、および縮小は画像を選択すると表示されるバウンティングボックスという枠の角にカーソルを置きます。カーソルが上下左右の矢印になった状態でクリックし、ドラッグすることで選択した画像を拡大縮小できます。
回転
選択範囲の回転は同じくバウンティングボックスの4角のいずれか付近にカーソルを置きます。カーソルが弧を描いた矢印になった状態でクリックし、ドラッグすることで選択した画像を回転することができます。
左右反転
FireAlpaca(ファイアアルパカ)には残念ながら選択した範囲を左右反転する機能は存在しません。
ですがレイヤーを左右反転する機能は備わっており、「レイヤー > 回転 > 左右反転」からレイヤーを反転することができます。
自由変形
FireAlpaca(ファイアアルパカ)にはメッシュ変形という高度な自由変形機能が存在します。「選択範囲 > メッシュ変換」を選択することで選択済みの範囲を16分割した上で、自由に変形することができます。
ナビゲーターツールの使い方
ナビゲーターツールは現在の画像の全体図を見たり、画像を左右判定して絵を確認するのに使います。ナビゲーターツールは「ウィンドウ > ナビゲーター」で表示できます。
資料ウインドウの使い方
資料メニューは参考にしたい画像をFireAlpaca(ファイアアルパカ)上に表示するためのツールです。資料ウィンドウは「ウィンドウ > 資料」で表示することができ、デフォルトでは非表示となっています。
キャンバスサイズの変更
キャンバスサイズは「編集 > キャンバスサイズ」で表示されるウィンドウで調整できます。また、サイズ以外にもアンカーというサイズ変更の基準となる場所も選択することができます。
例えば「上中央」というアンカーを選択した状態でキャンバスの高さを大きくした場合、画面下側に無地のキャンバスが追加されます。
ファイルの保存
ファイルの保存は「ファイル > 保存」からできます。新規のファイルを保存する場合は名前や保存形式を選択する必要があります。
また、FireAlpaca(ファイアアルパカ)にはアプリケーションを終了する際、未保存の変更があれば終了前に警告ウィンドウが表示されます。安全のためこまめな保存はもちろんしたほうが良いですが、保存忘れを防いでくれる非常に便利な機能となっています。
保存形式
ファイルを保存する際、FireAlpaca(ファイアアルパカ)独自のmdp形式、png、jpg、bitmapの画像形式、およびフォトショップ用のpsd形式から選んで保存することができます。
フリーのペイントソフトでpsdの読み込み、書き出しに対応しているアプリは非常に少なく、もしフォトショップを所持していない人がpsdファイルを取り扱う場合、FireAlpaca(ファイアアルパカ)は必須のペイントソフトといえるでしょう。
FireAlpacaの無料ダウンロード方法
FireAlpacaはWindows版もMac版も公式サイトのトップ画面からワンクリックでダウンロードできます。
Windowsの場合
トップ画面の「Windows版ダウンロード」というバナーをクリックするとダウンロードが開始されます。
また、32bitのWindowsを使われている方はバナーの少ししたに「Windows 32bit版ダウンロード」というリンクがありますので、そちらからダウンロードが可能です。
Macの場合
トップ画面の「Mac版ダウンロード」というバナーをクリックするとダウンロードが開始されます。
Mac版はOS X(10.7以降)のみの対応となっていますのでご注意ください。
FireAlpacaで使えるショートカットキー
FireAlpaca(ファイアアルパカ)は非常に高性能なペイントソフトですが、ショートカットを覚えることでさらに効率的に絵を描くことができます。
FireAlpaca(ファイアアルパカ)には数多くのショートカットが存在しますが、今回はその中でも頻繁に使われるショートカットをご紹介します。デジ絵に不慣れな初心者の方は、まずこちらのショートカットを覚えて試すことから初めてみると良いでしょう。
キャンバスの新規作成
Windows:Ctrl + N
Mac:Command + N
ファイルの保存
Windows:Ctrl + S
Mac:Command + S
ペンの選択
Windows:B
Mac:B
ブラシサイズの変更
Windows:Ctrl + Alt + 左右にドラッグ
Mac:Command + Option + 左右にドラッグ
画像の変形
Windows:Ctrl + T
Mac:Command +T
キャンバスの拡大縮小
Windows:Ctrl + “+” or Ctrl + “-“
Mac:Command +”+” or Command + “-“
キャンバスの全体表示
Windows:Ctrl + O
Mac:Command +O
キャンバスの反転
Windows:↓
Mac:↓
キャンバスの移動
Windows:Space + ドラッグ
Mac:Space + ドラッグ
キャンバスの回転
Windows:← or →
Mac:← or →
FireAlpacaの使い方を学んでデジ絵デビュー!
FireAlpaca(ファイアアルパカ)は初心者にも扱いやすい無料で高性能なペイントソフトです。公式サイトからダウンロードするだけで簡単に始められるので、「今までデジ絵を書いたことない!」という方も「今まで別のソフトを使っていた」という方も是非FireAlpaca(ファイアアルパカ)を試してみましょう!