2019年11月09日更新
【Android】アプリのバックグラウンド実行中の停止方法!通知を停止する方法も解説!
Androidのスマホやタブレットでアプリを閉じたつもりだったのに、バックグラウンドで実行中のことがあります。Androidのバックグラウンドで実行中のアプリを停止する方法はどうしたらいいのでしょうか。詳しく解説します。
目次
- 1Androidのバックグラウンドで実行中のアプリはスマホが重くなる原因?
- ・「バックグラウンドで実行中」ってどんな意味?
- ・バックグラウンドでアプリが実行中だとこんな不具合が
- 2Androidのバックグラウンドで実行中のアプリの確認方法
- 3Androidで起動させたバックグラウンドアプリを停止する方法
- ・自分で消したつもりでもバックグラウンドで動いていることも
- ・Androidのバックグラウンドで実行中のアプリの停止方法
- 4Androidの常駐のバックグラウンドアプリを停止する方法
- ・常駐アプリとは?
- ・Androidにはバックグラウンドで動かす必要のあるものも
- ・アプリの停止方法
- ・アプリを無効化させる方法
- 5Androidのバックグラウンドで実行中の通知を無効化する方法
- ・Android8.0から通知されるように
- ・通知の停止方法
- 6不必要なアプリは停止して快適スマホ生活を!
Androidのバックグラウンドで実行中のアプリはスマホが重くなる原因?
Androidスマホやタブレットの動作が重くて困った経験はありませんか。Androidが重くなる原因の一つにバックグラウンドで実行中のアプリがあります。
実行中のアプリはメモリの容量を使用するのですが、バックグラウンドで実行中のアプリの数が多くなればなるほど、メモリを使う量が多くなってしまい、動作が重くなっていくのです。この記事ではバックグラウンドで実行中のアプリを停止する方法についてみていきましょう。
「バックグラウンドで実行中」ってどんな意味?
「バックグラウンドで実行中」というのはいったいどんな意味なのでしょうか。スマホでいろいろなアプリを利用しますが、表向きアプリの画面を閉じても実は完全に閉じられずに、システムの中で動き続けているアプリがあります。
そのすべてのアプリが必要ないというわけではありません。例えばメールやLINEやTwitterなどのSNSのアプリが新着メッセージを確認する、ニュースアプリが新着の目玉ニュースを通知してくれる、というのもバックグラウンドで動いているからこそです。
こうしたアプリはアプリを閉じていても定期的に通信の電波を探して、新着情報がないかどうか確認してくれているのですが、中には必要ないのに動いているアプリもあるのが事実です。
バックグラウンドでアプリが実行中だとこんな不具合が
メールチェックやLINEのチェック程度ならいいでしょうが、バックグラウンドで必要ないアプリがたくさん実行中だと、次のような不具合が起こる可能性があります。
メモリ容量やバッテリーを無駄に消費
バックグラウンドで余計なアプリが動いていると、メモリの容量やバッテリーを無駄に消費してしまいます。
メモリというのは作業台のスペースに例えられます。アプリが実行するときにはそのアプリの作業内容をメモリという作業台に広げるのです。スマホのメモリは容量が小さいものも多いので、あまりたくさんのアプリをバックグラウンドで広げすぎると、作業台があふれてしまい動作しにくくなります。
また、新着通知を探すために電波を探すことを頻繁に行っていると、それだけバッテリーも消費します。必要なアプリならいいのですが、不必要なアプリがバックグラウンドで動きすぎていると、メモリやバッテリーが無駄に使われてしまいます。
使っているアプリが強制終了させられることも
メモリがいっぱいになりすぎて、これ以上アプリを広げられない、実行できないとAndroidが判断したらアプリを強制終了させることもあります。これがバックグラウンドで実行中のアプリならいいのですが、今使っているアプリが強制終了させられてしまうこともあるので困ります。
スマホが勝手に再起動することも
バックグラウンドで実行中のアプリがスマホのメモリを使いすぎると、Androidがアプリの強制終了だけではなく、スマホ自体の強制終了をかけてしまうことがあります。これはAndroidがこれ以上の作業は無理だと判断して保護機能を働かせるためです。
Androidが自身の判断でAndroidの動きを終了して、再起動をかけてメモリをリセットすることでスマホを守ります。保存していないメールやメッセージは当然消えてしまいますし、電話中でも突然切れてしまいます。
Androidのバックグラウンドで実行中のアプリの確認方法
バックグラウンドで実行中のアプリは表には見えません。どうやって確認したらいいのでしょうか。実はAndroidの「設定」から、バックグラウンドで実行中のアプリを確認することができるので確認してみましょう。まずはAndroidの「設定」を開きます。
「アプリ」をタップします。
「実行中」をタップすると現在そのAndroidのバックグラウンドで実行中のアプリを確認することができます。
Androidで起動させたバックグラウンドアプリを停止する方法
実際にAndroidのバックグラウンドで実行中のアプリを停止する方法についてみていきましょう。まずは自分で起動させたアプリを停止する方法です。
自分で消したつもりでもバックグラウンドで動いていることも
実行中のアプリはホームボタンを押すことで画面から消すことができます。しかし、これはただ単に他のアプリを使えるようにAndroidの表側から見え無くしただけで、本当に停止したわけではありません。実はそのままバックグラウンドで実行中のことがあります。
完全にバックグラウンドで実行中のアプリを終了させなければ、メモリやバッテリーがいつまでも消費され続けているので気を付けましょう。
Androidのバックグラウンドで実行中のアプリの停止方法
Androidのバックグラウンドで実行中のアプリを完全に終了させる方法です。
まずは実行中のアプリを表示させる必要があります。実行中のアプリをすべて表示させるためには、Androidの「ホームボタン」の両側の「戻るボタン」と「メニューボタン」を同時に押します。機種によってはメニューボタンを押すだけでいい機種もあります。
すると、このように現在実行中のアプリがすべてスライドのように表示されます。
全てのアプリを終了しても大丈夫なときには「すべて消去」をタップするとすべてのアプリが終了します。特定のアプリだけを終了させたいときには、アプリごとに右上のバツ印をタップするか、左側にスワイプすると終了します。
Androidの常駐のバックグラウンドアプリを停止する方法
Androidに常駐しているバックグラウンドアプリを停止する方法についてみていきましょう。
常駐アプリとは?
常駐アプリというのは、Androidを起動させると同時に起動して動作を始めるアプリです。システムアプリやセキュリティアプリがバックグラウンドの常駐アプリとして動いている場合がほとんどです。
Androidにはバックグラウンドで動かす必要のあるものも
Androidの常駐アプリは、通信状態を保つアプリであったり、セキュリティを守るアプリであったりと、Androidの根本的なシステムを動かすために欠かせないアプリがほとんどです。どんな動作をしているアプリかわからないアプリはシステムアプリの可能性があるので、停止させるとAndroidが動かなくなってしまう可能性があります。
しかし、しかし、中には後からインストールしたアプリが知らない間に常駐アプリになっている場合もあり、不必要なものが動いていることもあります。明らかに常駐させておいても意味がないと思われるアプリは停止してしまった方がいいでしょう。
アプリの停止方法
アプリを停止させる方法を見ていきましょう。アプリを停止させるには、Androidの「設定」>「アプリ」>「実行中」と進み、実行中のアプリの一覧を開きます。一覧の中から停止させたいアプリを選んでタップします。するとそのアプリの詳細ページに入ることができます。
アプリの詳細ページに入ったら「停止」をタップするとそのアプリを停止させることができます。
アプリを無効化させる方法
システムアプリを無効化するためにはアプリの一覧から「すべて」を開きましょう。するとシステムアプリまですべて表示されます。その中で無効化したいアプリを選んでタップしましょう。
「無効にする」をタップするとそのアプリを無効化できます。ただし、システムアプリの場合には、Androidの動作に不具合が出る可能性があるので、知識がない場合には行わないようにしましょう。
Androidのバックグラウンドで実行中の通知を無効化する方法
Androidのバックグラウンドで実行中のアプリの通知を停止する方法についてみていきましょう。
Android8.0から通知されるように
バックグラウンドで実行中のアプリの通知はAndroid8.0から通知されるようになりました。完全に停止させるのを忘れていたアプリがあるのを知らせてくれるのはありがたいのですが、中にはいちいち通知を受けるのが面倒くさいという人もいます。通知されないように設定することもできるので、通知をオフにしてしまいましょう。
通知の停止方法
「バックグラウンドで実行中です」の通知を停止する方法は次の2つの方法があります。
アプリを使う方法
まず1つ目の方法はアプリを使って通知をオフにする方法です。「バックグラウンドで実行中です」の通知をオフにするアプリは「Hide "running in the background" Notification」です。Google Playストアから入手してインストールすれば、通知をオフにすることができます。
アプリを使わない方法
アプリを使わない場合には、通常の通知の設定からは設定をすることができません。少々面倒くさい方法ですが、設定できないわけではないので設定してみましょう。
まずはAndroidの設定を開きます。「アプリと通知」>「アプリ情報」を開きます。しかし、そこにはバックグラウンド通知に関するアプリはありません。そこで、右上の「︙」をタップして「システムを表示」を選択します。
「Androidシステム」をタップします。
「アプリの通知」>「バックグラウンドで実行中のアプリ」と進んでタップします。重要度を「低」にしてから「通知のカテゴリ」に戻ります。「ロック画面」から「通知をすべて表示しない」をオンにすると、すべての通知がオフになります。
不必要なアプリは停止して快適スマホ生活を!
この記事ではAndroidのバックグラウンドで実行中のアプリを停止する方法についてみていきました。特にメモリやCPUの容量が小さいスペックの低いスマホを使っている人にとっては、できるだけ実行中のアプリは少ない方がいいことでしょう。ぜひこまめに実行中のアプリを停止して、快適にスマホを使えるように工夫してみてください。