AirPodsが片方(片耳)しか聞こえない時の対処法!充電やペアリングを確認しよう!
iPhoneとのペアリングが便利なAirPodsですが、ときにAirPodsの片方が聞こえないことがあります。故障かも、と慌てる前に本記事で紹介する「AirPodsが片方(片耳)しか聞こえない時の対処法」に基づいて、充電具合の確認や再接続などを試してください。
目次
- 1AirPodsで片方(片耳)しか聞こえない原因は?
- ・AirPodsがきちんと充電されてない
- ・Bluetooth接続に問題がある
- ・ペアリングに問題がある
- ・iOS・macOSが古いままになっている
- ・AirPodsが一時的に不具合を起こしている
- 2AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法
- ・バッテリーの残量を確認する
- ・充電されていても一日中充電してみる
- ・音量設定のバランスを確認する
- ・ペアリングを解除して再接続する
- ・Bluetoothの接続を切って再接続する
- ・iPhoneなどの端末を再起動する
- ・iOS・macOSをアップデートする
- ・他のイヤホンで聞こえるか確認する
- 3AirPodsに謎のビックリマークが!故障?
- ・接続がうまくいっていないときに表示される
- 4それでも片方(片耳)しか聞こえないときは?
- ・故障かもしれないのでAppleサポートへ連絡!
- 5対策法でトラブルを解決して快適に使おう!
AirPodsで片方(片耳)しか聞こえない原因は?
AirPodsで赤地に白抜きのビックリマークが表示されたり、片方(片耳)だけしか聞こえない状況になったりすると、故障したかと焦ってしまいます。しかし、多くの場合は以下に示すような不都合が生じているだけですので、慌てないでください。また、万が一故障であっても、保証期間内であれば無料交換されることがほとんどですので心配しないでください。
なお、細かい説明は不要でいますぐ対処法を知りたい方は、目次から「AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法」の章へと飛んでください。
AirPodsがきちんと充電されてない
まず考えられるのが、AirPodsの充電不良です。片方だけ聞こえないということは、もう片方は充電されているわけですが、片方だけケースにしっかり収まってなかったり、片方のバッテリーにだけうまく充電できなかったりすることがあります。
この場合の対処法については、次の「AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法」の章の「バッテリーの残量を確認する」「充電されていても一日中充電してみる」の節でお伝えします。
Bluetooth接続に問題がある
iPhoneやMacとAirPodsは、Bluetoothでつながっています。このBluetooth接続がうまくいっていないと、AirPodsで音が聞こえないことになります。この場合の対処法については、次の「AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法」の章の「Bluetoothの接続を切って再接続する」の節でお伝えします。
ペアリングに問題がある
iPhoneやMacとAirPodsがBluetoothでつながってはいても、ペアリングがうまくいっていなければ、AirPodsで音が聞こえない状態となります。特に、片方だけ先にペアリングしてしまうと、もう片方はペアリングされないために、音が聞こえない状態となります。
この場合の対処法については、次の「AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法」の章の「ペアリングを解除して再接続する」の節でお伝えします。
iOS・macOSが古いままになっている
iOSやmacOSのバージョンが古いと、AirPodsに対応できない場合があります。特にiOSはバージョン10.2以降でなければAirPodsに対応していません。この場合の対処法については、次の「AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法」の章の「iOS・macOSをアップデートする」の節でお伝えします。
AirPodsが一時的に不具合を起こしている
AirPodsが一時的に調子を悪くしている場合も、AirPodsの片方だけ音が聞こえない状態になり得ます。この場合の対処法は、「AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法」の章の「ペアリングを解除して再接続する」の節でお伝えします。
AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法
それでは、ここからいよいよ具体的な対処法をお伝えします。
バッテリーの残量を確認する
AirPodsのバッテリー残量は、iPhoneに蓋を開けたケースごと近づけるか、ウィジェットのバッテリー画面を見ることで、確かめられます。まずはここで充電されているかを確かめてください。ちゃんとケースに入れたつもりになっていても、ケースの中やAirPodsに汚れが付着しているとうまくバッテリーに充電できていない場合もあります。
確認の結果、バッテリーへの充電が不十分だった場合は、あらためてAirPodsを充電し直してください。もし、ここで問題がない場合は、次の節に移ります。
充電されていても一日中充電してみる
AirPodsのバッテリーに充電できているはずなのに、AirPodsの片方だけ音が聞こえない場合には、念のためにしっかり充電し直すために、翌日まで充電してみることをおすすめします。たまたま表示がおかしくなっていて、AirPodsが充電され切っていないにもかかわらず、十分充電されていると表示されている可能性もあるからです。
音量設定のバランスを確認する
こちらはAirPodsのバッテリーを再充電する前に確認した方がいいかもしれません。AirPodsの音量設定において、左右のバランスが狂っていて、片方だけ聞こえない状態になっている可能性もあります。
iPhoneなら、「設定」アプリの「一般」にある「アクセシビリティ」に、「左右チャンネルのオーディオ音量の音質を改善します。」という項目がありますので、この部分が片側に寄っていないかを確かめてください。
ペアリングを解除して再接続する
AirPodsのバッテリーの問題の次に可能性の高いのが、AirPodsをケースから取り出す際にタイミングが遅れて、iPhoneが二つ目のAirPodを感知する前に一つ目のAirPodだけをペアリングした場合です。この場合には、もう一度両方のAirPodsをペアリングし直します。
この対処法は非常に簡単で、ひとまず両方のAirPodsを充電ケースに収めてペアリングを切断します。その上で、あらためて両方のAirPodsを取り出して耳に着けて再接続してください。よほど片方を取り出すのが遅れない限りは、両方から音が聞こえるようになっています。
Bluetoothの接続を切って再接続する
以上の対処法でも、AirPodsの片方から音が聞こえないままでしたら、Bluetoothの接続を切ってあらためてiPhoneやMacに再接続します。
iPhone・iPadでの方法
まずAirPodsをケース内に収めたのち、ケースの蓋を15秒以上閉じ、ケース背面のセットアップボタンをケース前面、もしくは蓋の中のランプがオレンジ色の点滅から白の点滅に変わるまで、長押しします。この段階でiPhoneとの接続が切断されましたので、今度は再接続するためにケースの蓋を閉じた状態でiPhoneに近づけます。
iPhoneとAirPodsケースを近づけたらケースの蓋を開けて、iPhoneにAirPodsの設定画面が表示されるのを待ちます。設定画面がiPhoneに表示されたら「接続」を選び、確認画面が表示されたら「完了」を選択します。これでiPhoneとAirPodsが再接続されますので、あらためて両方のAirPodsから音が聞こえるかを確認してください。
Macでの方法
MacでAirPodsを再接続するには、まずMac上でAirPodsの接続を削除しなければなりません。そのためには、「リンゴ」アイコンの「Appleメニュー」から「システム環境設定」を選択し、「Bluetooth」を選んで、デバイスのリストに表示された「AirPods」にカーソルを合わせると表示される右端の「×」をクリックします。
AirPodsの接続を削除できたら、先ほどの「Bluetooth」のパネルを開いた状態で前項のiPhone同様にケースの蓋を閉じた状態でMacに近づけ、MacとAirPodsケースを近づけたらケースの蓋を開けてBluetoothのデバイスリストに表示されたAirPodsをクリックして、「接続」を選択します。
これでMacとAirPodsが再接続されますので、あらためて両方のAirPodsから音が聞こえるかを確認してください。
iPhoneなどの端末を再起動する
AirPodsを再接続しても事態が改善されないときには、AirPods側ではなくiPhoneやMacの方を再起動します。iPhoneの再起動の方法は機種によって異なりますので、お持ちの機種に会わせて再起動を行います。
iOS・macOSをアップデートする
ここまでの対処法を試しても、AirPodsの片方から音が聞こえないようであれば、iOSやmacOSがアップデートされていないか確認してください。iPhoneならiOS 12.2以降(AirPodsの第1世代であればiOS 10以降)が必要ですし、MacならmacOS 10.14.4以降(同じく第1世代であればmacOS Sierra以降)をインストールしなければなりません。
とはいえ、少なくとも片方からは音が出ているので、OSの可能性は低いのですが、念のために最新のOSへアップデートしてみてください。
他のイヤホンで聞こえるか確認する
以上の対処法で問題が解決しないとなると、いよいよAirPodsの故障の可能性が高まってきます。ほかにワイヤレスイヤホンをお持ちでしたらそれを、そうでなければiPhone購入時に一緒に添付されていた有線イヤホンのEarPodsをつないで、音がしっかりと左右から聞こえるかを確かめます。
もしこれらのイヤホンで問題がないのであれば、AirPodsが故障している可能性が大です。とはいえ、購入して1年以内であれば無臭交換してくれるかもしれませんし、そうでなくてもAirPodsを片方だけ購入する方法もあります。この場合については「それでも片方(片耳)しか聞こえないときは?」の章で詳しく説明します。
AirPodsに謎のビックリマークが!故障?
爆破前のアカウントでTweetしていたAirPodsの不具合の件は保証期間内で無料交換してくれたから同じ症状の人は交換に行くといいよ
— (´・ω・)カワイソス@ガジェット (@Kawaisos_it) September 18, 2017
不具合が出ていると片耳でビックリマークが出るようになるから分かりやすい pic.twitter.com/ad4UcxUBaH
これまでAirPodsの片方だけに問題が生じている場合について説明してきましたが、実際に音が聴こえなくなるだけでなく、iPhone上の表示でAirPodsに赤地に白抜きのビックリマーク(!)が付く場合もあります。
接続がうまくいっていないときに表示される
このビックリマークは、AirPodsとiPhoneの接続に問題があるときに表示されます。残念ながらどんな問題があるのかは、この表示だけではわかりませんので、本記事で説明した対処法を順に行ってみてください。
それでも片方(片耳)しか聞こえないときは?
「AirPodsで片方(片耳)しか聞こえないときの対処法」の章の最後に「他のイヤホンで聞こえるか確認する」の節で記したように、今回紹介したすべての対処法を行っても問題が解決しないとなると、AirPodsが故障していると考えた方がいいでしょう。そうなったら、素直にAppleサポートへ連絡すべきです。
故障かもしれないのでAppleサポートへ連絡!
AirPodsが故障しているかどうかを確認してもらうために、まずは下のリンクからAppleサポートにアクセスします。そして「AirPods」を選んで、「修理と物理的な損傷」を選択して、「持ち込み修理」を選びます。あとはApple IDを入力し、自分の住所を入力すれば近くのApp Store、およびApple正規サービスプロバイダが表示されます。
こちらに持ち込み修理をすると、購入後1年以内で、なおかつ保証書やシリアルナンバーが確認できれば無償で交換してくれます。ただし、水没や落下による故障は補償の対象外ですので、片方で税抜き7,800円の交換費用が必要になりますので注意してください。
対策法でトラブルを解決して快適に使おう!
今回お伝えする、AirPodsの片方(片耳)で音が聞こえない場合の対処法は以上です。AirPodsの片方の音が聞こえなくなったら、まずバッテリー残量を確認し、音量設定の左右バランスを確かめ、ペアリングの再接続とBluetoothの再接続を試し、iPhoneなどの端末側を再起動してみて、端末のOSをアップデートしてみてください。
それでも事態が改善せず、ほかのイヤホンでは問題が出ないようでしたら、AirPodsの故障の可能性が高くなりますので、Appleサポートに連絡して持ち込み修理を試みてください。本記事の対処法で、あなたのAirPodsが元通りの響きを取り戻すことを祈っています。