2019年05月08日更新
EaseUS Todo PCTransでPC内のデータを移行させる方法を解説!
PCのデータを移行するためのツールにEaseUS Todo PCTransというソフトがあります。EaseUS Todo PCTransを使うと、大変なデータの移行が簡単にできてしまいます。この記事ではこのソフトのデータ転送の方法を具体的にお伝えします。
目次
EaseUS Todo PCTransでPCのデータを転送する【PCからPCへ】
PCを新しく買い替えた時に、どうしたらいいのか頭が痛くなる問題に、古いPCのデータをどのように転送したらいいのか、という問題があります。PC間でのデータを転送するのに便利なソフトに「EaseUS Todo PCTrans」というものがあります。この記事では「EaseUS Todo PCTrans」を使ってデータを転送する方法について解説します。
「EaseUS Todo PCTrans」にはデータを転送する方法が「PCからPCへ」と「イメージ転送」がありますが、まずは「PCからPCへ」の方法を見ていきましょう。「PCからPCへ」とは同じネットワーク上のPCからPCへデータを転送する方法です。
2台のPCをペアリングする
まずはデータの移行元となる古いPCと、移行先となる新しいPCの両方に「EaseUS Todo PCTrans」をダウンロードしてインストールします。
インストール出来たら、2台のPCをペアリングします。まずは「EaseUS Todo PCTrans」を立ち上げたら、左サイドバーから「PCからPCへ」をクリックします。出てきた画面の下にある「PCからPCへ」もクリックします。
「続ける」をクリックします。
するとデータを移行するもう1台のPCをネットワーク上で検索します。
もう1台のPCでも同じ操作をしてお互いにPCを検索します。同じLAN上にあるのに、他のPCを見つけられないときには、「PCを追加」をクリックして、他のPCのIPアドレスを入力します。PCのIPアドレスは画面の左サイドバーに記載されています。
もう1台のPCのIPアドレスを手動で入力して「接続する」をクリックします。
もう1台のPCのログインパスワードを求められたら、パスワードを入力して「OK」をクリックします。
するとこのように2台のPCが表示されました。表示されたら、データの転送方向を選びます。今回はもう1台のWindows7から現在使っているWindows10へデータを移行します。「他のPCからこのPCへ転送する」を選択して「OK」をクリックします。
尚、Windows7や8.1からバージョンアップしたWindows10へのデータの移行は可能ですが、上のバージョンから下のバージョンのPCへの移行はできません。
転送するデータを選択する
転送方向を決めて「OK」をクリックすると、Windows10のPCからWindows7のPCの中が分析されます。
しばらく待つと、どのようなデータを転送できるのかが表示されるので、Windows10に移行したいデータを選択します。
PCのデータを全て転送したい場合には、このまま「転送」をクリックしてしまっても大丈夫です。今回は、全て転送する必要はないので転送するデータを選んでみます。今回は「ファイル」から選びます。上の画像の「ファイル」にカーソルを置くとこのように「編集」というボタンが出てくるので、そちらをクリックします。
データを移行したいファイルがある場所までフォルダをクリックしていきます。するとファイルが見つかります。今回はこちらの「テストフォルダ」を移行させてみましょう。ファイルを選択したら「完了」をクリックします。
データを転送する
転送するファイルを選択して「完了」をクリックしたら、前の画面に戻ります。どのような内容でPCを移行するのか確認して大丈夫なら「転送」をクリックします。転送されるデータ容量と必要な時間は左サイドバーに記載されています。転送する内容で代わってくるので、こちらもチェックしておきましょう。
「転送」をクリックするとこのように転送が始まります。「復元ポイントを作成する」にチェックを入れておくと、不測の事態が起きた時でも安心です。
データの転送が終わったら「OK」をクリックします。
すると元のPCに保存されていた場所と同じ場所に、転送したファイルが保存されました。
EaseUS Todo PCTransでPCのデータを転送する【イメージ転送】
EaseUS Todo PCTransでPCのデータを転送する方法には、「イメージ転送」という方法もあります。これはいったん同じPCの中に、そのPCのイメージファイルを作成して保存してから、作成したイメージファイルをコピーして転送する方法です。
同じネットワーク上で2台のPCが繋がっていなくても利用できる方法なので、ネットワーク環境を使った「PCからPCへ」が使えない場合にはこちらを利用しましょう。
イメージファイルの作成
イメージ転送をするときには、まずはイメージファイルの作成を行います。EaseUS Todo PCTransのアプリを立ち上げたら左サイドバーから「イメージ転送」をクリックします。イメージ転送の画面が出てきたら「スタート」をクリックします。
「イメージを作成」をクリックします。
作成するイメージファイルの名前を付けて、保存される場所を確認したら「確認する」をクリックします。
こちらの画面からイメージファイルに入れたい内容を選択できます。データを移行したい内容を選択したい場合には、こちらから選択しましょう。アプリやファイルを選択したら「作成」をクリックします。
するとこのようにイメージファイルの作成が始まります。データの容量が大きいときには時間がかかるので、終わるまで待ちましょう。
終了したらこのような画面が出るので「OK」をクリックします。
イメージファイルからデータの復旧
イメージファイルからデータを復元する方法です。先ほど「イメージファイルの作成」を選択した画面で、「イメージファイルから復元」をクリックします。
今回は他のPCで作ってUSBメモリの保存したファイルを復元してみます。「参照」をクリックして、USBメモリに保存したイメージファイルを探します。
USBメモリに保存したイメージファイルをクリックします。
復元するファイルを確認したら「復元」をクリックします。
するとデータの復元が行われます。
完了したら「OK」をクリックして終了です。
すると移行元のPCで保存されていたのと同じ場所に復元したファイルが保存されました。
EaseUS Todo PCTransでPCのデータを転送する【アプリの移行】
EaseUS Todo PCTransにはPCのCドライブの容量を空けるための機能もあります。それはアプリの移行です。
アプリを違うドライブに移行して容量確保!
PCのCドライブはシステムを収納する場所ですが、アプリやファイルをどんどんと保存していくと、容量が足りなくなってしまって困っている人もたくさんいます。
Cドライブの容量をかなり使っているアプリをDドライブなどに移行してしまうことで、Cドライブの容量を簡単に開けることができます。この記事の最後に、アプリを転送して空き容量を作る方法についてみていきましょう。
アプリを移行する方法
アプリを移行する方法は次の通りです。
アプリを選択する
まずは移行するアプリを選択します。CドライブからDドライブに移行したいアプリを閉じてから、EaseUS Todo PCTransの左サイドバーの「アプリの移行」をクリックしてから、「スタート」をクリックします。
するとPCにインストールされているアプリが一覧で表示されます。Dドライブに移行したいアプリを選択してチェックを入れます。今回はLINEを移行してみます。移行先もDドライブになっているのか確認します。PCのストレージをDドライブ以外にも分けている場合には、そちらを選択することもできます。
アプリを転送する
移行するアプリと移行先を選択したら、画面の下にある「転送」をクリックします。
すると転送が始まります。
完了の画面が出たら「OK」をクリックします。
ここで心配なのがちゃんとアプリが立ち上がるかどうかです。デスクトップに設置してあるLINEのショートカットをクリックしてみたら、ちゃんといつも通りに立ち上がりました。Cドライブの容量確保に悩んでいる人はぜひ利用してみましょう。
EaseUS Todo PCTransをもっと早く知りたかった!
今回、偶然、このEaseUS Todo PCTransでデータを転送する方法を試してみることができました。使ってみて思ったことは、もっと早く知っていればよかったのに、というものでした。というのは、データの移行が驚くほど簡単にできるからです。
実は筆者は1年ほど前にPCを買い替えてしまったので、データの移行はすでに終わっていました。このソフトがあれば、あんなに苦労したデータ移行も簡単にできたのに、と思うとちょっと悔しい気もします。これからPCの移行をする予定の人は、ぜひこちらのソフトを活用して、簡単に手軽にPCの引っ越しをしてみましょう。