ZoomでのWeb面接の事前準備と当日の流れ!オンライン面談での注意点も解説
ここ最近、就活の面接がZoomを使ったWeb面接で行われることが多くなりました。就活生がWeb面接を受けるときには、いくつか注意しなくてはいけない点があります。この記事ではZoomでWeb面接を受けるときの事前準備と当日の流れ、注意点などについてお伝えします。
目次
ZoomでのWeb面接のメリットとデメリット
新型コロナの流行による外出制限が続く中で、就職活動がZoomを使ったWeb面接に切り替わりつつあります。この記事では、ZoomでのWeb面接のメリットとデメリットや、Web面接の流れ、注意点などについて詳しく解説します。
メリットについて
まずはZoomでのWeb面接にはどのようなメリットがあるのか解説します。
交通費・宿泊費がかからない
就職活動をしている人にとっての大きなメリットとしては、交通費や宿泊費がかからずに済むというメリットがあります。特に地方の大学から、東京や大阪などの大都市の企業を受けたり、逆に大都市から地方の実家へ就職したら帰る予定の場合には、何度も往復しなければいけないので、交通費や宿泊費が大きな経済的な負担になります。
しかし、Zoomを使ったWeb面接であれば、世界中どこにいても、いつも使っているPCやスマホさえあれば、どこからでも同じ条件で面接を受けられます。交通費をかけずに済むというのは大きなメリットと言えるでしょう。
遠方の企業にもエントリーしやすい
また、ZoomによるWeb面接が広がることで、遠方の企業にもエントリーしやすくなっています。面接や説明会で行き来する時間とお金を考えて、憧れはあっても諦めてしまっていた企業でも、実際に行くのは最終面接だけでいいとなれば、エントリーしやすくなります。
ZoomでのWeb面接を企業側も取り入れることで、今までは受けてもらえなかった遠方の地方にいる学生にもエントリーしてもらえる可能性が広がります。
気楽な気分で受けられる
ZoomでオンラインでのWeb面接を受ける場所は、通常は自宅です。面接会場へ足を運んで面接を受けるのとは違い、普段生活しているのと変わらないリラックスした気分で面接を受けられます。
緊張してしまうと言いたいことの半分も言えないという就活生でも、リラックスした雰囲気の中でのびのびと面接を受けられるというメリットがあります。
デメリットについて
Zoomでのオンラインの面接には、上記のようなメリットもあればデメリットもあります。デメリットについても見ておきましょう。
通信環境が不安定だとオンラインの接続が途切れる
Zoomでのオンライン面接は通信環境に大きく左右されます。不安定な通信環境で、Zoomに接続していると、ブチブチ音声が途切れてしまい、会話が成り立たなくなります。また、ビデオ通話の映像も固まってしまいます。
特にスマホのモバイルデータ通信しか自宅から利用していない場合には、通信環境が悪くてZoomでの面接がうまくいかないこともあるので注意しましょう。
ビデオ電話だけでは伝わらないものが必ずある
Zoomを使ったオンラインでのWeb面接が広がっていますが、通常の面接とは違い、ビデオ通話だけでは伝わらない、相手が持つ空気のようなものがあります。
就職は、企業と就活生との社会的な結婚のようなものです。アプリでのお見合いが増えているからと言って、1回も実際に会わずに結婚に至るカップルはいないでしょう。同じようにビデオ通話でのオンライン面接だけで就職を決めるのは危険です。
ZoomでのWeb面接の準備と当日の流れ
ZoomでWeb面接を受けるために必要な事前の準備と、当日のWeb面接の流れについて解説します。
面接を受ける側の準備
ZoomでWeb面接を受けることが決まったら、前日までに必ず次の点の準備を完了しておきましょう。
スマホでもPCでもZoomを使えるようにしておく
まず、ZoomでのWeb面接の準備では、スマホでもPCでもいいので必ずZoomを使えるようにしておきましょう。面接が始まる直前になって、慌ててアプリをダウンロードしているようではいけません。
PCでもスマホでも、Zoom専用のアプリをインストールしておけば、Zoomアカウントを登録しなくても、ZoomでのWeb面接を受けることはできます。最低限、アプリのダウンロードは必ずしておきましょう。
アプリのダウンロードについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらを参考にしてみてください。
安定した通信環境を用意しておく
Zoomで面接を受ける場合には、安定した通信環境を用意しておくことも大切です。通信環境が悪いと、音声がブツブツ途切れてしまったり、ビデオ通話の映像が固まってしまったりして、面接官との会話が成立しなくなってしまいます。
できれば光通信やケーブルテレビなどの大容量通信ができるインターネット回線に、スマホでもWi-Fiで接続したほうが安心です。
どうしてもスマホのモバイルデータ通信を利用しなくてはいけない場合なら、通信制限に注意しましょう。もしも月間通信容量を使い果たしてしまって、通信制限を受けてしまっている場合には、追加で通信容量を買えるはずです。面接で必要な通信容量を確保しておきましょう。
尚、Zoomでの通信にどのくらいのデータ通信量が必要か、以下の記事でまとめています。よろしければ参考にしてみてください。
当日の流れ
Zoom面接の当日の流れは次のとおりです。
面談用のURLへ入る
あらかじめ面接を受ける企業の面接の担当者から、Zoom面接を行うミーティングルームの参加用URLが送られてきているはずです。面接の時間が近くなったら、Web面接で使うスマホかPCをセッティングして、Zoomのミーティングルームへの参加用URLへ入っておきましょう。
メールなどで送られてきているURLを、PCならクリックするだけで、スマホならタップするだけで簡単にミーティングルームに入れます。面接官がパスワードを設定している場合には、パスワードの入力を求められることもあります。パスワードを入力して入室しましょう。
名前を入力する
ミーティングルームへ入室したら、まずは名前を入力します。友人とZoomで飲み会やコンパをする時には、ハンドルネームを使うこともあるでしょう。しかし、面接の場合には、必ず本名を入力しましょう。
企業側は待機室から入室を許可する
参加用URLをクリックして、名前を入力してもすぐには面談を行うミーティングルームへは入れません。まずは待機室へ入室します。待機室で待機していると、面接官があなたの名前を確認して、ミーティングルームへの入室を許可します。
ミーティングルームへ入室を許可されたら、面接が始まります。面接官に対して失礼のないように、真剣に面接に臨みましょう。
ZoomでのWeb面接を受けるときの注意点
ZoomでのWeb 面接を受ける場合の注意点について解説します。
自宅でのオンライン面接でも上下スーツで
PCでもスマホでも、Web面接では上半身しか映らないので、ズボンやスカートは普段着のまま、という人もいるようです。しかし、実はPCでもスマホでも、意外にカメラの画角が広くて、少し体を動かした時に下の方が見えてしまうことがあります。
就活では身だしなみもしっかりとチェックされています。自宅でのWeb面接だからと安心しないで、必ず上下スーツで決めて臨みましょう。
背景に汚い部屋の様子が映らないようにする
ZoomでWeb面接を受ける時には、面接を受ける時には背景に映り込む部屋に注意をしましょう。あまり乱雑で汚い部屋では、あなたの人柄もそのようなものだと思われてしまいます。
どうしても部屋を片付けられない場合には、映り込んでも無難な白い壁などを背景にするように、面接を受ける場所を工夫しましょう。
スマホで受けるときにはスマホを固定する
PCでは注意する必要はありませんが、スマホから面接を受ける場合には手で持たずにスタンドなどで固定するようにしましょう。スマホを手で持ち続けると、どうしてもスマホがぶれてしまいます。
あなたから見た面接官の映像にはぶれはなくても、面接官から見たあなたの映像はブレて揺れまくっています。それでは面接官が面接をしにくくなるので、必ずスマホは固定するようにしましょう。
スマホの位置が低いと上から目線になるので気を付ける
それから、スマホで受ける場合にはスマホの位置にも気をつけましょう。スマホを机の上に置いて、上から見下ろすような形で面接を受けてしまうと、視線が上から目線になってしまい、印象が悪くなります。面接の前に、スマホのインカメラで、どのような位置に置けば相手からの印象が悪くならずに済むのか調整してから面接に臨みましょう。
外部の音が入らないように気を付ける
ZoomでのWeb面接を受ける場合には、外部からの音が入らないように気をつけましょう。面接を受ける場合には、テレビやラジオは消すのはもちろんのこと、家の外の電車や自動車の音がうるさくないかもチェックしましょう。
もしも外部の音がどうしても気になる場合には、集音マイク機能のあるヘッドセットを使うことで、余計な音がマイクに入りにくくなります。
バーチャル背景や部屋の様子に個性を出しすぎない
就職の面接でバーチャル背景を利用することはあまりおすすめできません。しかし、どうしても使いたい場合には、あまり個性を出しすぎずに、面接を受ける企業に向けて無難なアピールができるものにしておきましょう。
また、部屋に貼ってあるポスターなどが映り込む場合にも、面接官が見てどう思うか考えましょう。あまり適切ではないと思うのであれば、あらかじめ外しておきましょう。
カメラ目線で話す
Zoomでのオンライン面接が難しい点に目線があります。通常の会話であれば、相手の顔をまっすぐ見ていれば、自然と相手と目が合います。しかし、PCではカメラがディスプレイの上部に付いているので、ディスプレイに映る面接官の目線とはずれます。
画面の中の相手の顔をまっすぐ見た状態では、面接官からは伏し目がちにいるように見えてしまいます。話をする時には、画面に映る相手の顔を見るのではなく、カメラ目線で話をするようにしましょう。
Zoom面接での注意点をしっかりと守ろう!
この記事では、ZoomでWeb面接を受ける場合の流れや注意点などについて解説してきました。今までの就職活動の常識とはかけ離れた状況が続いてしまいますが、今後Web面接の流れが主流になっていくことでしょう。ぜひ、この記事でお伝えした注意点を守って、就活をスムーズに進められるように頑張ってください。