Weibo(ウェイボー/微博)とは?日本での登録・ログイン方法など使い方を解説!
Weibo(ウェイボー/微博)とは中国の有名SNSアプリです。今回は、Weibo(ウェイボー/微博)の日本での登録・ログイン方法などの使い方を解説します。また、Weiboと同じく有名な中国SNSアプリ、WeChatとの違いについてもレビューします。
目次
Weibo(ウェイボー)とは?
Weibo(ウェイボー)というスマホアプリを知っていますか?Weibo(ウェイボー)とは、中国発祥のSNS・ソーシャルメディアアプリですが、中国では大メジャーのSNSアプリです。
日本では「WeChat(微信)」の方が一般に知れ渡っているかもしれませんが、中国本土では絶大なユーザー数を誇る有名アプリです。
今回は、このWeibo(ウェイボー)の全貌と、日本人でも利用できるかという視点からその特徴をレビューします。
正式名称は新浪微博(シンラン・ウェイボー)
Weibo(ウェイボー)とは、正式名称を新浪微博(シンラン・ウェイボー)といい、中国の企業、新浪公司が運営するSNSアプリです。
140字の文字内で投稿するというスタイルで、丁度Twitterの《イメージに近いことから、中国のTwitterという例え方もされています。
Weibo(ウェイボー)のユーザー数は、現在約6億人と言われ、そのほとんどがスマホなどのモバイル端末からのアクアセスです。投稿数から計算すると、1日のアクティブユーザーは約1.6億人といわれています。
ちなみにWeibo(ウェイボー・微博)とは、「微」が「小規模」、「博」が「ブログ」という意味があり、さしずめ「ミニブログ」といった意味合いになります。
Weiboを利用するユーザー層
そんなWeibo(ウェイボー)のユーザー層を調べてみると、10代後半から30代前半の年齢層が最も多く、全体の8割を占めており、その中でも20代のユーザーが6割を占めています。男女比は半々のようです。
また、Weibo(ウェイボー)とは、芸能人や文化人がよく利用しているSNSアプリとしても有名で、中国関係の流行(ファッション・芸能・サブカル・ヘルスなど)を知るにはとても参考になるSNSです。
加えて、Weibo(ウェイボー)では、流行だけでなく公的な社会ネタや文化人の意見なども閲覧できるので、日本人にとって中国を知る上では貴重なSNSといえます。
Weiboは日本人でも使える?
次に、Weibo(ウェイボー)は日本人でも使えるのかという点について検証しました。
日本語での言語設定はできる?
まず、Weibo(ウェイボー)の画面表示で、日本語の言語設定が可能かという命題については、2019年11月時点では残念ながら日本語対応されていません。中国語・英語のみの対応になっています。過去に、Weibo(ウェイボー)では国際版というバージョンが存在したらしく、その国際版には翻訳機能があったようですが、現在はリリースされていません。
ただ、オーソドックスな方法ですが、Google Chromeの翻訳機能を利用すれば、ある程度の日本語訳は可能です。Google ChromeでWeibo(ウェイボー)の公式サイトにアクセスすると、画面上方に「翻訳しますか?」というポップアップが表示されるので、「翻訳」をクリックすれば日本語に翻訳されます(うまく翻訳されないときは言語設定が必要です)。
Google Chromeの翻訳機能はスマホアプリにも装備されています。画面下方にある「三点マーク」(設定)をタップして、メニューから「翻訳」を選べば利用できます。
日本語で検索はできる?
Weibo(ウェイボー)は中国サイトなので日本語と同じ漢字を使用しています。日本語と比べ、中国語の漢字は簡略文字になっていたりして全て同じではありませんが、同じ意味で通じる漢字もたくさんあります。
そのため、大胆に日本語をそのままキーワードとして検索をかけても、意外に関連情報を検索できる場合があるので、試してみる価値はあるでしょう。
日本の芸能人のWeibo利用者が増加!
Weibo(ウェイボー)は、国際的に活躍する中国人も多く利用しているSNSアプリですが、日本の芸能人・著名人にもWeibo利用者が増えているもようです。木村拓哉・山下智久・小栗旬・渡辺直美・AKB48・ジャーニーズのSNOWMANや卓球の福原愛選手がWeibo(ウェイボー)を利用していることが知られています。
また、韓国のアイドルグループ、BTSなどもWeibo(ウェイボー)を利用しており、もはやWeibo(ウェイボー)は、中国人ユーザーだけでなく国際的にユーザーを拡大しているSNSアプリと言えます。
Weiboの使い方
次に、Weibo(ウェイボー)の使い方について解説します。
アカウントを登録する
まず、Weibo(ウェイボー)のアカウント登録の方法です。
個人アカウントを取得する場合
Weibo(ウェイボー)の個人アカウントを取得する場合は、Weibo(ウェイボー)の個人アカウント用の公式サイトにアクセスし、画面上の「个人注册」(個人登録)に必要登録事項を入力します。
Weibo(ウェイボー)は、基本的にアカウント登録・ログインを行わないと投稿内容を一切閲覧できないシステムになっており、その点がTwitterの使い方と異なる点です。
ちなみに、サイトを日本語に訳して操作したい場合は、Google Chromeでサイトにアクセスし、画面上方に表示されるポップアップで「翻訳」ボタンをクリックします。
うまく翻訳されない(あるいは別の言語に翻訳されてしまう)場合は、「オプション」のプルダウンをクリックし、表示されたメニュー内の「言語を変更」をクリックします。
言語設定できる表示にきりかわるので、「ページの言語」を中国語、「翻訳言語」を日本語に設定して「翻訳」ボタンをクリックします。
Weibo(ウェイボー)の個人アカウント登録フォームでは、携帯番号・パスワード・生年月日などを入力し、この状態で「SMSアクティベーション」ボタンをクリックすると携帯番号に「アクティベーションコード」(認証コード)が送られるので、ボタンの隣に入力して「今すぐサインアップ」をクリックすれば登録完了です。
公式アカウントを取得する場合
Weibo(ウェイボー)の公式アカウントを取得する場合は、Weibo Japanの公式サイトにアクセスし、始めに問い合わせフォームから登録申請・問い合わせを行います。
企業名・メールアドレス・電話番号・問い合わせ内容などの必要事項を明記し、最後に「私はロボットではありません」の項目にチェックを入れ、「申し込み」ボタンをクリックして送信します。
登録申請を送信後、Weibo(ウェイボー)から折り返し、企業認証申請各種フォームがメールで送られてくるので、改めて「申込書・申請誓約書・微博コミュニティ規約同意書」を提出し、登記簿謄本・名刺のカラースキャンデータなどを提出すると公式アカウントを取得できます。
Weibo(ウェイボー)の公式アカウントを取得している日本の企業・団体を調べてみると、大企業・官公庁・学校法人が名前を連ねていることにおどろかされます。
例を挙げれば、企業であれば「丸井・ロフト・洋服の青山・Beams・マツモトキヨシ」、官公庁であれば「大阪府・福島県・山梨県・札幌市・函館市」、学校法人であれば「早稲田大学・明治大学」などがあります。こうした世の中の動きからも、Weibo(ウェイボー)の注目度が見て取れます。
Weiboにログインする
Weibo(ウェイボー)の個人アカウントを作成したら、ログインサイトにアクセスしてログインしてみましょう。サイトの左上にログインフォームがあります。
ちなみに、Google Chromeで翻訳すると以下のように表記されるので、ログイン時に迷ったら翻訳してみましょう。
気になるアカウントをフォローする
Weibo(ウェイボー)にログインしたら、まずは投稿・画像を閲覧して、気になるアカウントをフォローしてみましょう。
メッセージ・良いね・転発をする
投稿に対する「メッセージ・良いね・転発(転送)」などはほぼTwitterと同じ感覚で利用できます。
Weibo内の検索のコツ
Weibo(ウェイボー)で検索する際も、Twitterと同様にハッシュタグを使うと便利です。ただ、Weibo(ウェイボー)ではTwitterと若干、ハッシュタグの使い方が違います。
Twitterで検索する場合は「#●●」という風にキーワードの頭にハッシュタグをつけますが、Weibo(ウェイボー)では「#●●#」という風にキーワードを挟むように使います。
上記のやり方で検索すると、キーワードに関連した投稿が一覧で表示されます。ちなみに、Weibo(ウェイボー)では、こうしたキーワードのことを「微話題」といいます。
Weiboに投稿する
ある程度Weibo(ウェイボー)の投稿を閲覧して操作に慣れたら、今度は自分の情報を投稿してみましょう。
投稿するときの注意点
投稿の文章に関しては、日本語の文章のまま投稿するのはあまり意味がないといえます。あえて日本通・日本びいきのユーザーにターゲットを絞って投稿するのであれば意味がありますが、Weibo(ウェイボー)の一般的な投稿の仕方としては、英語・中国語のどちらかに翻訳して投稿しましょう(中国語の方がアクセスを狙いやすいのはいうまでもありません)。
翻訳はGoogle翻訳などのWeb上の翻訳機能を利用すれば事足ります。Weibo(ウェイボー)に投稿する文章は短文なので、日本語でつぶやき文を作成して翻訳にかけ、コピー&ペーストで十分対応できます。加えてインパクトのある画像を添付すれば、日本人でも中国人ユーザーと同等のレベルで投稿できます。
また、どのSNSでも共通のポイントですが、アクセス数・フォローワーを集めたいのであれば、取り扱うテーマ・トピックはできるだけ絞った方が良いでしょう。
日本のことであれば、単純に日本で流行しているものを取り上げるだけでなく、食事・ホビー・スポーツなどのジャンルにできるだけ細かくこだわった方が、閲覧者のターゲットが絞れて固定ファンが付きやすくなります。
中国の代表的なSNS:WeiboとWeChatの違い
次に、中国の代表的なSNSである、WeiboとWeChatの違いについてレビューします。
Weiboは中国版Twitter
Weiboは中国版Twitterと呼ばれる通り、情報拡散が主な目的です。もちろんフォローワーともコミュニケーションは取れますが、フォローワーでなくても、投稿に対してコメントできますし、「いいね」もつけられます。1ユーザー対不特定多数の閲覧者という体制はTwitterと同じです。
WeChatは中国版LINE
それに対して、WeChatは中国版LINEと呼ばれ、限られたコミュニティーで密な交流を行うことが主な目的です。WeChatでは、グループ間でこまめにコメントのやり取りを行ったり、付随サービスのWeChatPayを使ってLINE Payのように仲間の間で割り勘や送金も行えます。
Weiboを使ってみよう!
Weiboの使い方をマスターして、中国事情に詳しくなりましょう。Weiboは日本人でも簡単に個人アカウントを作成でき、使い方はTwitterに似ているので使い方もすぐに覚えられます。
Weiboの対応言語は中国語・英語のみなので多少ハードルが高いと感じるかもしれませんが、Google翻訳などのWeb上の翻訳機能を利用すれば十分対応できます。
Weiboは、今や中国人ユーザーだけでなく、日本の芸能人や著名人も利用しているワールドワイドなSNSなので、ぜひ、Weiboを活用して国際交流を体験してみてください。