2019年03月13日更新
MacOSのEl Capitan(10.11)のダウンロード・インストール方法を解説!
MacOSのEl Capitan(10.11)のダウンロード・インストール方法を解説します。MacOS X El Capitan(10.11)は現行の最新バージョンMacOSではありませんが、現在でもダウンロード・インストールが可能です。
目次
- 1MacOSのEl Capitan(10.11)とは
- ・2015年10月リリースされたMacOS
- ・El Capitan(エル・キャピタン)の意味
- ・現在でもダウンロード・インストールできる理由
- 2MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールする前の準備
- ・対応しているか確認する
- ・Macのバックアップをとる
- ・通信環境を確認する
- 3MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールする方法
- ・El Capitan(10.11)をダウンロード
- ・El Capitan(10.11)をインストール
- 4MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールできない対処法
- ・ソフトウェアのアップデートをする
- ・Snow Leopardにアップグレードする
- ・El Capitan(10.11)より新しいバージョンの場合
- 5MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールしよう!
MacOSのEl Capitan(10.11)とは
MacOS X El Capitan(10.11)とは、MacOS Xの第12番目にあたるMacOSです。
2015年10月リリースされたMacOS
MacOS X El Capitan(10.11)は、MacOS X Yosemiteの後継バージョンとして2015年10月にリリースされ、ユーザーには無料で提供されています。
El Capitan(エル・キャピタン)の意味
El Capitan(エル・キャピタン)の名前の由来は、アメリカのカリフォルニア州にある、ヨセミテ国立公園の花崗岩の名称から命名されています。
現在でもダウンロード・インストールできる理由
MacOS X El Capitan(10.11)は、現在(2019年3月時点)ではMacOS X の最新バージョンではありません。しかし、Apple社は現在でもダウンロード・インストールできるようにサポートしています。
その理由は、MacOS X Snow Leopard(10.6)より前のバージョンでは、直接最新バージョンのMacOS High Sierra(10.13)やMacOS Mojave(10.14)にアップグレードできないため、中継する意味で一旦MacOS X El Capitan(10.11)にアップグレードしてから最新バージョンに移行するために必要とされているからです。
MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールする前の準備
MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールする前の準備について説明します。
対応しているか確認する
まず、MacOSがMacOS X Snow Leopard(10.6)以降にアップグレードされていなくてはいけません。MacOSが、MacOS X Snow Leopard(10.6)より前のバージョンの場合は、最低でもMacOS X Snow Leopard(10.6)までアップグレードしておく必要があります。
次に、Mac本体のスペックが2GB以上のメモリと、8.8GB以上のストレージ容量が必要になります。
このスペック条件を満たしている機種は、MacBook (2009年前期以降モデル) 、MacBook Air (2008年後期以降モデル)、MacBook Pro (2007年中期以降モデル)、Mac mini (2009年前期以降モデル)、iMac (2007年中期以降モデル)、Mac Pro (2008年前期以降モデル)などが挙げられます。
Macのバックアップをとる
MacOSのEl Capitan(10.11)をダウンロード・インストールする前に、Macのバックアップをとりましょう。
Macにデフォルトで搭載されているバックアップアプリ「Time Machine」を使うと、簡単な操作でバックアップをとることができますが、手動で必要なデータを外付けハードディスクやDVDなどの記録媒体にコピーをとっておいてもいいでしょう。
Time Machineでバックアップする方法
Macにデフォルトで搭載されているバックアップアプリ「Time Machine」を使ってバックアップをとる方法を説明します。バックアップアプリ「Time Machine」は外付けストレージデバイス(ハードディスク・SSDなど)と接続して使用します。
Apple純正バックアップアプリ「Time Machine」の機能を使えば、アプリ・音楽・画像・書類などの全てのデータを自動的にバックアップすることができます。データのバックアップがあれば、Macでデータを削除した場合でも、保存したバックアップをつかっていつでも復元が可能です。
「Time Machine」でバックアップの設定を行うと、過去1日の1 時間ごとのバックアップ、最近1 か月の1日ごとのバックアップ、毎月の 1 週間ごとのバックアップを自動的に保存します。外付けストレージデバイスの容量がなくなると、古いバックアップデータから消去していきます。
外付けストレージデバイスをMacに接続すると、Macが自動認識して「接続した外付けストレージデバイスを、バックアップ用のストレージデバイスとして設定するか」ポップアップで聞いてくる場合があります。
その際、パスワードを設定してより安全にバックアップデータを管理する場合は「バックアップディスクを暗号化」にチェックを入れ、「バックアップディスクとして使用」を選択します。続けてパスワード設定のポップアップが開くのでパスワードを設定できます。「バックアップディスクを暗号化」にチェックを入れなければパスワードは設定されません。
外付けストレージデバイスをMacに接続したときに、確認のポップアップが自動で開かないときは、手動で外付けストレージデバイスを「Time Machine」のバックアップ用のストレージデバイスとして設定します。Mac画面左上メニューバーから「アップルマーク」→「システム環境設定」→「Time Machine」と進みます。
「Time Machine」のアイコンをクリックし、開いた「Time Machine」のウインドウ内で「バックアップディスクを選択」を選択します。
接続されている外付けストレージデバイスが表示されるので選択すれば「Time Machine」のバックアップ用のストレージデバイスとして設定されます。この時点で「バックアップディスクを暗号化」にチェックを入れれば、パスワード設定もできます。ストレージデバイスを選択したら「ディスクを使用」をクリックします。
「Time Machine」のバックアップ作業は自動的に行われますが、手動でバックアップを行いたい場合は、Mac画面右上メニューバーの「Time Machine マーク」をクリックし、開いたメニューから「今すぐバックアップを作成」をクリックします。
通信環境を確認する
通信環境を念のため確認しましょう。MacOSのEl Capitan(10.11)のダウンロード・インストール作業は時間がかかりMac・通信環境ともに負担がかかるので、通信環境が確実に接続されている確認しましょう。
またMacBookなどのノート型の端末でMacOS El Capitan(10.11)のダウンロード・インストール作業を行う場合は、バッテリー電源だけで行わず、必ず電源コードに接続してダウンロード・インストール作業を行いましょう。
MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールする方法
MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールする方法を説明します。
El Capitan(10.11)をダウンロード
MacOS X Lion(10.7)以降であればMacOS X El Capitan(10.11)をダウンロード・インストールしなくても最新バージョンにアップグレードできます。
しかし、それより古いバージョン(MacOS X Snow Leopard(10.6)以前のバージョン)の場合は最新バージョンにアップグレードするために、一度MacOS X El Capitan(10.11)をダウンロード・インストールする必要があります。MacOS X El Capitan(10.11)はApp Storeからダウンロードできます。
El Capitan(10.11)をインストール
App Storeを通してMacOS X El Capitan(10.11)のダウンロードを行うと、自動的にインストーラーが起動します。インスト―ルウインドウの「続ける」をクリックして、指示に従って進めればMacOS X El Capitan(10.11)をインストールできます。
MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールできない対処法
MacOS X El Capitan(10.11)をインストールできないときの対処法について説明します。
ソフトウェアのアップデートをする
MacOS がMacOS X Snow Leopard(10.6)の場合は、Snow Leopard自体のソフトウェアアップデートが必要な場合があります。Mac画面左上の「アップルマーク」をクリックして メニューから「ソフトウェア・アップデート」を選択してアップデートがないか確認しましょう。
MacOS X Snow Leopard(10.6)が最上位バージョンまでアップデートされると、MacOS X El Capitan(10.11)をインストールできるようになります。
Snow Leopardにアップグレードする
MacOSが、MacOS X Snow Leopard(10.6)より前のバージョンの場合は、MacOS X Snow Leopard(10.6)までアップグレードしましょう。
El Capitan(10.11)より新しいバージョンの場合
現行MacOSがMacOS X El Capitan(10.11)より新しいバージョンの場合は、MacOS X El Capitan(10.11)を上書きインストールすることはできません。
ディスクを削除
現行MacOSがMacOS X El Capitan(10.11)より新しいバージョンの場合は、「ディスクユーティリティ」というアプリを使ってMac内のハードディスクを削除処理(初期化)することで、MacOS X El Capitan(10.11)を改めてインストールできるようになります。
「ディスクユーティリティ」は「アプリケーション」→「ユーティリティ」フォルダ内にあります。
MacOSのEl Capitan(10.11)をインストールしよう!
自分のMacOSのバージョンを確認して、必要に応じてMacOS X El Capitan(10.11)をインストールしましょう!自分のMacOSのバージョンが古くてもMacOS X El Capitan(10.11)に一旦アップグレードすることで、現行の最新MacOSにさらにアップグレードすることが可能です。