Mac mini 2011のメモリを増設!内蔵ディスクをSDDに交換する方法を解説!
Mac mini 2011のメモリを増設する方法、内蔵ディスクをSDDに交換する方法を解説します。Mac mini 2011のハードウェアのアップグレードは自分でできます。Mac mini 2011のハードウェアのアップグレード方法をマスターしましょう。
目次
Mac mini【2011】が今でも使える理由は?
Mac miniの最新モデルは2018年モデルですが、それ以前のモデルとしては2014モデル・2012モデル・2011モデル・2010モデル・2009モデルがあります。歴代Mac miniの中で最もスペックが高いのは当然最新モデルの2018年モデルですが、デフォルトのスペックとは別の理由で、Mac miniユーザーに重宝されているのが2011モデルです。
今回はMac miniユーザーに指示されている2011モデルの長所について解説します。
Mac mini【2011】のストレージとメモリが自分で交換可能!
Mac mini 2011モデルの長所は、ストレージとメモリを自分で交換できる点です。Mac mini 2011モデルはストレージとメモリを自分で交換できるので、自分好みのスペックにカスタマイズできます。
Mac mini 2018モデルのストレージはオンボード(ロジックボードに備え付け)なので交換はできません。メモリをカスタマイズする場合は購入時にApple Storeもしくは正規代理店に相談すれば可能となっています。ただし、自己責任で自分で分解してメモリ増設できるようです。
Mac mini 2014モデルのストレージは自己責任で分解して交換できますが、メモリはオンボード(ロジックボードに備え付け)なのでカスタマイズできません。
Mac mini【2011】のメモリを増設する
Mac mini 2011モデルのメモリを増設する方法を解説します。Mac mini 2011モデルのメモリを増設する場合、ボディを分解する必要はありません。Mac miniのボディの構造を手動で取り外すことで、メモリの増設を簡単に行えるようになっています。
メモリ増設方法
まず、カバーを取り外します。事前準備として、Mac mini本体の電源を切り、周辺機器・電源コードなどの外部との接続を全て取り外した上で、Mac miniのボディを上下を逆さまにして固定します。Mac miniの裏側に設置されている裏面カバーを時計回りと反対の方向に回して、カバーを取り外します。
裏面カバーを取り外すと、メモリが設置されている部分が現れます。2枚のメモリが重なった状態で設置されているので、上側に取り付けられているメモリから順番に取り外します。メモリを取り外すには左右の留めクリップを指で外側に押し込んでからメモリを抜き取ります。上側のメモリを取り外した後、下側のメモリを続けて取り外します。
次に、新規メモリを設置します。下側のメモリを先に取り付け、続けて上側のメモリを取り付けます。メモリを設置するにあたっての注意点は、メモリを設置する方向を間違えないようにすることです。メモリの上下・表裏をよく確認しましょう。
メモリを設置する際は、メモリの左下に「誤装着防止の溝」があることを確認し、左右の留めクリップでメモリが固定されるように、メモリを奥まで押し込みます。
上側・下側の2枚の新規メモリを設置したら、裏面カバーを再度設置します。元の位置に裏面カバーをあて、時計回りの方向に回してカバーを固定します。裏面カバーを設置したら、Mac miniのボディーを元の上下の向きに戻して本体を固定します。
Mac mini【2011】内蔵ディスクをSSDに交換する
Mac mini 2011モデルの内蔵ディスクをSSDに交換する手順を説明します。ただし、ここで注意しておくべき点は、Mac mini 2011モデルは内蔵ディスクを任意のストレージに交換できますが、分解作業になるのであくまで自己責任によるハードウェアのアップグレードであることを認識しましょう。
HDDからSSDに交換
Mac mini 2011モデルの内蔵ディスクをSSDに交換するには、まず、Mac miniのボディを上下を逆さまにして固定し、Mac miniの裏側に設置されている裏面カバーを時計回りと反対の方法に回して、カバーを取り外します。
裏面カバーを取り外したら、ファンを固定している三カ所のネジを取り外します。
ファンを取り外す際に気を付ける点は、ファンの電源コードがロジックボードに接続されている点です。接続部を外してもいいですし、作業中引き抜かないように気を付けるなら接続したままでもかまいません。
ファンを取り外した後に、ファンの左隣に設置されているプラスチック部品を取り外します。プラスチック部品を固定しているにはネジ一カ所です。
プラスチック部品を取り外したら、次にWiFiアンテナを取り外します。固定している四カ所のネジを外します。
この状態でハードディスクをSSDに取り換えられます。ハードディスクをSSDに取り換えるには、まず、ロジックボードとハードディスクを接続しているコネクタ部分を外し、ハードディスク本体をMac miniの構造体から取り外します。
ロジックボードとハードディスクを接続しているコネクタ部分は上に持ち上げるようにして外します。
次に、新しく設置するSSDを、取り外したハードディスクが接続していたコネクタに接続し、ハードディスクが設置されていた場所にSSDを取り付けます。
その後は分解の手順を逆順にMac miniの本体を復元します。
Mac miniの本体を復元したら、OSを再インストールします。Mac miniの電源を入れた直後に、「Command」 キー + 「R」キーを押して「macOSユーティリティー」を立ち上げ、任意の項目を選びます。
「macOS を再インストール」を選択すればインターネットを介してOSを再インストールします。バックアップアプリ「Time Machine」でバックアップデータを取っている場合は、「Time Machine バックアップから復元」を選択すれば、バックアップデータからOSを復元します。
【2011】だけじゃない!Mac miniがとっても重宝する理由
Mac mini 2011モデルのストレージとメモリの交換方法を前述しましたが、2011モデルだけでなく、他のMac mini モデルでもストレージとメモリを自分で交換できます。
2010から2012モデルはストレージとメモリが自分で交換可能!
Mac mini2010・2012モデルも、2011モデルと同じ手順でストレージとメモリを交換できます。Mac mini2010・2012モデルの本体の基本構造は2011モデルとほぼ同じです。
2012モデルならCPUがクアッドコアで快速!
Mac mini 2010・2011・2012モデルは、ストレージとメモリの交換・増設が可能ですが、中でも2012モデルのストレージとメモリの交換・増設は魅力的です。その理由は2012モデルの2.3GHzバージョンはクアッドコア(4コアCPU・Intel Core i7)のCPUが搭載されているからです。
2012モデルの1つ上の上位機種である2014モデルのCPUはデュアルコアなので、クアッドコアのCPUを持つ2012モデルのストレージとメモリを交換・増設すれば、2014モデルのデフォルトのスペックよりも高スペックになります。
画像処理や映像処理などのマルチタスクにおいてはアップグレードしたクアッドコアのCPUを持つ2012モデルの方が使い勝手が良くなるでしょう。
Mac mini【2011】のストレージとメモリを交換してみよう
Mac mini 2011モデルのストレージとメモリを交換してみましょう。Mac mini 2011モデルの強みは自分でストレージとメモリを交換できることです。Mac mini 2011モデルのストレージとメモリを交換する方法をマスターして、ハードウェアをアップグレードしたMac mini 2011モデルを活用しましょう。
また、Mac mini 2010・2012モデルも、Mac mini 2011モデル同様の手順でハードウェアをアップグレードできます。特にクアッドコアのCPUを持つMac mini 2012モデルはアップグレードすると使い勝手が良いのでおすすめです。クアッドコアのCPUは画像処理・動画処理の時に実力を発揮します。